
先の S10RⅢ/S30RⅢ/H1R のエントリーの中でチョイチョイ名前が出て来た OLIGHT MCC のレビューです。


製品HP
- OLIGHT Official WEB site – olightworld.com
- OLIGHT MCC – amzon.co.jp
- OLIGHT MICRO-DOK III – amzon.co.jp
- Olight® Direct JP – amzon.co.jp
関連記事
- OLIGHT H1R NOVA / CREE XM-L2 (NW) – roomX.jp
- OLIGHT S30R BATON III / CREE XM-L2 (CW) – roomX.jp
- OLIGHT S10R BATON III / LUMINUS SST-40 (CW) – roomX.jp
- OLIGHT S2R BATON / CREE XM-L2 (CW) – roomX.jp
- OLIGHT S1R BATON / CREE XM-L2 (CW) – roomX.jp
- OLIGHT R50 PRO SEEKER / CREE XHP70 – roomX.jp
- OLIGHT UC / Magnetic USB charger – roomX.jp
既にS1R や S2R、H1R や R50-PRO をお使いなら一目見て用途&使用方法が分かるかと思いますが、製品名の MCC は Magnetic Charger Cable の略で、基本的に充電ケーブルという事になります。



あくまで充電ケーブルなので、USB-Aポートを備えた5V出力の電源(PCやモバイルバッテリー)は別途用意する必要があります。
OLIGHT の【R】付きモデルは、R20 JAVELOT のように本体に micro-USB ポートを備えたモデルも幾つか存在しますが、現行S/Hシリーズの【R】付きモデルはパッドアタッチ式、もしくはドック式の充電スタイルを採っています。
汎用USBケーブルを使って電源と接続するスタイルと比べると、専用のパッド付き充電ケーブルや充電ドックが必要になるので運用面に於いての不自由さを感じる事があったかもしれませんが MCC の単体販売開始により、そうした不自由さが少しは解消できると思います。
MCC(S)/(L) と同時に MICRO-DOK III も単体販売が開始されたので3製品の仕様や互換性を整理してみたいと思います。
仕様(入出力・定格)
MCC は【L】と【S】の2種類があり、それぞれ電極パッドのサイズや出力(定格電力)が異なります。
MCC(S)
・入力:DC 5.0V / 800mA (4W)
・出力:DC 4.2v / 750mA
・パッド径:21mm(※実測値)



MCC(L)
・入力:DC 5.0V / 1000mA (5W)
・出力:DC 4.2v / 1000mA
・パッド径:29mm(※実測値)



MICRO-DOK III
・入力:DC 5.0V / 1000mA (5W)
・出力:DC 4.2v / 1000mA
・ドック径:23mm(※実測値)




MCC と MICRO-DOK III との互換性

MCC と MICRO-DOK III サイズ比較



MCC(S)/ MICRO-DOK III 対応機種(※2017/3/3現在)
・S1R Baton
・S2R Baton
・S10R Baton-III
・S30R Baton-III
・H1R NOVA
・H2R (※未発売)
※S10R-II/S30R-II は対応機種に含まれていません
※MICRO-DOK III単体パッケージにはUSBケーブルが付属しません
MCC(L)対応機種(※2017/3/3現在)
・R50 PRO SEEKER
執筆時点で MCC(L)に対応しているのは R50 PRO SEEKER だけですが、将来対応機種が追加されることも考えられるので、購入する際はMCCが対応しているかよく確認して下さい。
MCC(L)は R50 PRO SEEKER に付属する充電ケーブルの予備としては勿論ですが、 R50 PRO SEEKER LE-Edition の持ち出し用充電ケーブルにピッタリかと思います。
まとめ
micro-USB/USB-A 端子仕様の汎用USBケーブルと比べると少々お高いのですが、インジケーターも備えた専用ケーブルであり、定格運用・安全性にも信頼がおける【純正品】である事を考慮すれば、無茶苦茶な価格設定ではないと思います。
なにより MCC や MICRO-DOK III の単独販売は【専用】であるが故の不自由さや制限を緩和・解消してくれるので用途や使用方法、充電頻度によっては導入を検討してみる価値はあると思います。
MCC や MICRO-DOK III で充電している最中はライトが使えない(点灯は可能ですが安全や実用性を考えるとNG)かと思いますが、その場合は予備電池と交換して OLIGHT UC 充電器を使って電池のみを充電…というスタイルが良いでしょう。
いずれにせよ、最近のOLIGHT社の一連の新製品は、EDCライト製品に対する考え方(重要度)が伝わって来て、今後の全シリーズに於ける製品展開にもひとりのユーザーとして注目したいと思います。