ぶっちゃけ OLIGHT R50 【PRO】SEEKER と先行販売されている R50 SEEKER との主な相違点はLEDと充電機構です。
R70ではなくR50のモデル名をそのまま引き継いでいるのは、ボディデザインに大きな変更が無いからでしょうか?
モデル名に【PRO】が入っているのも XHP50 と比較して XHP70 が上位に位置付けられているからでしょうか?
実機を手にするまで色々と想像を巡らしていましたが、amazon Olight® Direct JP さんから R50 PRO SEEKER のレビューの機会を頂けたので、R50 SEEKER との比較をメインにレビューしたいと思います。
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INDEX
パッケージ
R50と同じ紙製の化粧BOXに納められていますが、付属品の違いによりサブBOXのサイズが大きくなっています。(※詳細後述)
R50 PRO本体以外には、組み立て式AC/DCアダプター、充電ケーブル、ホルスター、多各語マニュアル(日本語含む)の他に R50/R50 PRO専用の26650 Li-ion充電池(本体内蔵)が付属します。
仕様・サイズ
テール形状の違いにより R50 PRO の全長が短くなっていますがサイズ的には R50 と殆ど変わっていません。
26650を使用するためグリップ径は太くなっていますが S30R BATON Ⅱ と比較すると極端に大型化されていないことが良く分かると思います。
MAX:2500や3200ルーメンの出力能力を持ちながら携帯やハンドリングが非常に楽なのが R50シリーズの大きな特徴です。
ボディ
R50と同じく【懐中電灯】らしいオーソドックスなデザインです。
R50/R50 PRO とも同じデザインのシェルで、モデル名がR70にならなかったのも納得です。
LED
XHP50と比較するとXHP70のダイサイズの大きさが良く分かります。
後半の水平照射画像を見ると一目瞭然ですが、リフレクター径や深さが同じなので配光パターンそのものに大きな変化は無く、発光面積だけが大きくなっているので中心光軸だけが太くなります。
ヘッド
OLIGHTカラーに着色されたPVDステンレスベゼル、先端OリングはGITD(蓄光)仕様となっています。
謎なのがスイッチの反対側にあるアクリル素材と思われるこの部分…
R50 PRO LE(Law Enforcement Edition)の充電クレードルに関係するインジケーターかとも思ったのですが、どうやらそうでもなさそう…
低電圧警告のインジケーターかもしれませんが電池電圧がなかなか下がらないのでまだ確認できていません。。。orz
《追記:2019/09/11》
コメントを通じて情報を頂きました。
この部分はLE版のクレイドルと組み合わせた時にのみ機能するIR通信の受光部との事です。クレイドルにR50 Proをセットして充電およびスタンバイ中に、停電などでクレイドルへの通電が遮断されると、R50 Pro に信号を送って自動点灯させる非常灯機能のようです。(※Emergency Light system と呼称)
スイッチ
スイッチ周りのデザイン、タッチもR50から変更はありません。
後述するロックアウト設定時にスイッチ操作すると赤く発光するのも同じです。
リア/テール
テール部分は充電機構が S1R Baton や S2R Baton と同じアタッチ式になったことで大幅に変わっています。
充電ケーブルのパッド部分と本体リアキャップ部分に強力マグネットが仕込まれています。
両方のマグネットで固定されるので充電中にパッドが簡単に外れることはありません。
逆に強力な磁力で磁気カード情報を吹っ飛ばさないように注意する必要があります。
リアキャップとのジョイント部分は角ネジになっています。
ちなみに R50 PRO にはストラップホールは有りません。
電池
付属の26650電池はR50と同じ 4500mAh容量を持つ ORB-266C45 です。
やはり【-】極側が特殊な仕様になっており、事実上 R50/R50 PRO 専用電池として使うのがベストだと思います。
【+】極側の形状(ボタントップかフラットトップか…)よりも、電池の長さが重要で ORB-266C45 と同じ長さでないと使えません。R50/R50 PRO の充電機構を使わなければ汎用26650でも使えますが、安全の為にも ORB-266C45 で運用することをお勧めします。
充電
AC/DCアダプターは同じ組み立て式ですが構造が R50付属の物と異なっています。
最大出力は5V・2A、USB-Aコネクタが1ポートとなっています。
充電ケーブルの構造はS1R、S2Rと同じですが、充電パッドのサイズ(直径)は R50 PRO のサイズに合わせて大きくなっています。
充電状態を示すインジケーターは電極パッド部分にあり充電開始・充電途中は【赤】、充電完了時には【緑】で点灯します。
無負荷状態の電圧は5.12V、R50 PRO へは約1Aで充電がスタートしました。
(※電流値は電池の状態に左右されます)
モード
【Turbo】を含めた通常モードは計4モード、特殊モードとして【Strobe】を備えています。
ON/OFFはスイッチを1回クリック、モードの変更は長押しで行います。
消灯時からスイッチを長押しすると必ず【Low】で点灯します。
(※後述するロックアウトモードとの関係アリ)
点灯状態に関係無くスイッチを2回連続でクリックすると【Turbo】モードで点灯します。
点灯状態に関係無くスイッチを3回以上連続でクリックすると【Strbo】モードで点灯します。
スイッチの長押しで【Low】→【Med】→【Hi】→【Low】… のサイクルでモードが変わります。
【Turbo】点灯時は1クリックで消灯、長押しで【Turbo】直前に使用していたモードに復帰します。
【Turbo】と【Hi】では熱によるLEDの破損を防止するためにリミッターが設定されていて【Turbo】は1分30秒、【Hi】は10分経過すると自動で減光されます。
モードメモリを備え、再点灯時には前回消灯時のモードで点灯します。(※ターボ/ストロボモードを除く)
どのモードで点灯していてもスイッチのワンクリックで消灯します。
ロックアウト機能
R50 PRO にも誤点灯防止の為のロックアウト機能が搭載されています。
消灯時にスイッチを2秒間長押しすると、短時間【Low】で点灯した後に消灯します。この時点でスイッチから指を離すとスイッチ操作が無効化されロックアウト状態になります。
ロックアウトされた状態でスイッチを操作しようとするとインジケーターが赤く点灯し、ロックアウト状態であることが示されます。
ロックアウトを解除するには、再度2秒以上スイッチを長押しします。
長押しすると【Low】で点灯しますが、ロックアウト解除時にはそのままスイッチを押し続けると次のモードに移行します。(※【Low】で点灯した時点でロックアウトは解除されます)
ホルスター
R50にはストラップが付属していましたが、R50 PRO には本格的なホルスターが付属しています。
布一枚のホルスターではなく緩衝材がしっかりと入っていてセミハード仕様になっています。
ベルトループもベルクロで留められており脱着も簡単にできます。
照射
水平照射
演色比較
18W 蛍光灯
OLIGHT R50
OLIGHT R50 PRO
屋外照射
白昼/軸線(中央立木まで67m)
OLIGHT R50 PRO (XHP70)
R50 PRO SEEKER – All mode
※WB=太陽光
OLIGHT R50 (XHP50)
R50 Pro / R50 – Turbo 比較
XHP50 と XHP70 のダイサイズの違いがそのまま配光(特に中心光)に表れていて、ある意味すごく判りやすい配光かと思います。
R50 Pro の方が中心光が太くなり、光量がアップしていますが、両機の照射角度は全く同じです。
両機を比較してみると、XHP50 の光色はかなり暖色寄りで Neutral-white というか、全体的に黄味を帯びて見えます。
R50 Pro の光色は Cool-White そのものという感じで、同じXHP70を搭載した X7 の光色とほぼ同じで X7 と同じくスッキリとした白色光です。
まとめ
LEDが XHP50 から XHP70 へ、充電機構が micro-USB からアタッチ式に変わっていますが、単純に R50 のアップグレード版という感じではなく、R50 SEEKER とは別モデルと考えるのが正しいのかもしれません。
R50 と R50 PRO、どちらも高出力でありながらハンドリングが楽なコンパクトサイズですし、配光自体も中心光軸の太さを除けば大きな違いはなく、両モデルのどちらを選んでも後悔はしないと思います。
ただ、価格差や仕様、付属品、充電の手軽さ、話題性などを総合的に考えると、敢えて R50 PRO を選択しない理由も見当たらない…かと思います。
使い勝手に影響しそうなのは R50 PRO にストラップホールが無いことと、充電パッドとリアに仕込まれた強力マグネットかと思います。この辺りが使用目的や用途に於いてどう影響するか・・・が、選択のポイントになりそうです。
充電機構も最大限活かすとなると専用の26650Li-ion充電池のみで運用する必要があり、それがネックになりそうな気もしますが、単セルでXHP70を駆動してこの出力を実現しているのは R50 PRO SEEKER の魅力かと思います。
R50 SEEKER の【まとめ】でも述べましたが、18650でも使えるオプションがあればなと…(^^;
それでもコンパクトな高出力ライトをお探しなら OLIGHT R50 PRO SEEKER は有力候補になるかと思います。
スクエアグリッドとテールキャップの間に結束バンドを付けて、
簡易ランヤードリングに出来るかもしれませんね。
ご覧頂きありがとうございます。
結束バンドは良いアイデアですね♪
幸い(?)R50 PROのネック部分がクビレているのでランヤードを着けるならココしかなさそうですね。
ベゼルアップでしか付属のホルスターに入らないので、ネック部分にランヤードを着けるとホルスターへの出し入れはしやすそうです。(^^
>スイッチの反対側にあるアクリル素材と思われるこの部分
ですが、これは
LE(Law Enforcement Edition)の充電クレードルと、
赤外線通信するための受光部です。
停電などでクレドールへの電力供給が絶たれると、
信号が送られライトが自動点灯します。
非常時用の保安灯として使えるということになります。、
この機種は、単品もLE版(Law Enforcement ver.)も既に廃盤で、かろうじて R50 Pro R Dock が継続販売されているようですね。(涙)
https://olightworld.com/batteries-and-chargers/r50-pro-r-dock
上記URLの製品HP末尾に【Emergency Light system】の記述があり、ご教授頂いた通りでした。なるほどIR通信の受光部でしたか…盲点でした。
クレイドルにセットする際の方向とかモードの制約がありますが、非常灯として自動点灯する製品は少ないので、Seeker 2 pro のドック充電にも継承して欲しかったです。
情報ありがとうございました。
勉強になりました。(^^
9/20現在 Amazon.jp に、、
プライムだと18000位