3月も半ばになり、アチコチで20℃を超える日も有るのですが、朝夕はまだ寒く、超絶寒がりな私は未だに重い上着を脱げないでおります…(´・ω・`)
2AAA(単4×2)仕様の ThruNite Ti4T は上着やズボンのサイドポケットに入れるのに丁度良く、この冬ずっと使い続けていました。
使い始めてから4ヶ月余りですが、冬の間は毎晩のようにニャン子が我が布団の上でご就寝されるので、Ti4TのFireflyモード(0.4ルーメン)を豆球替わりに一晩中点灯していました。なので、所有しているフラッシュライトの中では Ti4T がダントツに稼働時間が長いライトになっています。(この冬だけでGTR141-Tの稼働時間を軽く超えました)
LowやHiモードも交えて使った状態でFireflyモードで一日6~8時間連続点灯しても電池交換無しで1週間~10日間程度使い続けられるのは2AAAという仕様ならでは…という感じです。(Fireflyでもニャン子には眩しいようですw)
が…使用時間が長くなる程、アクシデントに遭遇(?)する確立も高まり、不注意というか…やってしまいました…
また落としたらアカン…と思いつつ、いつものようにコイルコードを付けようとしたら、手が滑って胸の高さからコンクリートの床にTi4Tを落としてしまいました…(´Д` )
『%◎◆×▲○$@※&!』 ←内なる心の叫び
慌てて拾い上げると・・・
どうやらヘッド先端から落下したようで、先端に思いっ切りキズがついてしまいました。・゜゜・(´∩`)・゜゜・
スイッチを入れてみると何事もなく点灯したので、取り敢えず安心…(ホントに頑丈に出来てます)
美しいフォルムの Ti4T に大きなキズが付いてしまったのは残念ですが、よく見ると全体に細かなキズが付いて表面が白っぽく曇っています。
白くなっているの酸化皮膜だと思いますが、細かなキズと相まって当初のポリッシュ(鏡面)仕上げの面影が無くなりヘアラインっぽくなって随分と使用感が出てきました。
コレはコレで【使い込んだ感】が出て良いのですが、白い曇りは見た目にアレなので何とかしたい…
考え中・・・
そうだ(゚∀゚)!
ステンレスの鏡面仕上もコンパウンドで磨いてつるピカにするのだから、チタンでも同じじゃね?…と考え、チタン用の研磨材を捜してみましたが、業務用は量も多いし価格も高い…(´Д` )
普通に購入出来そうな家庭用の金属磨き(日本磨料工業 チューブ入り金属磨き ピカールケアー 150g) と、車やバイクの塗装の艶出しに使う液体コンパウンド(SOFT99 99工房 液体コンパウンド)の2点まで絞り込んで、最終的には研磨材の大きさが明記された SOFT99 の液体コンパウンドを試してみる事にしました。
想像していたよりボトルのサイズが大きく内容量もあるのでTi4Tを磨くだけなら一生分の量があります。
で、使用結果を先に述べると・・・
塗装皮膜と比べたらチタンの表面は硬いので無理かもなぁ…と、思っていたのですが、意外なほどキレイになりました♪ヽ( ´¬`)ノ
柔らかい布やティッシュに液体コンパウンドを少量垂らして Ti4T を軸にして廻しながら軽く磨いてみると白い曇りは完全に消えて Ti4T 本来の艶が戻りました。
ヘッド部分はボディに付けた状態で磨き、磨き終わったらヘッドを少し緩めてジョイント部のスキ間に溜まったコンパウンドをクリーニングしてからヘッドを外します。(コンパウンドやチタンの粉末の内部侵入を抑えるため)
ボディ部分はヘッドとリアスイッチ、クリップを外し、ボディパーツのみの状態で磨きます。
レーザー刻印された部分は、あまりチカラを入れすぎると刻印の縁が崩れてしまう可能性が有るのでホドホドに…
最初は軽く撫でるように磨き、表面の具合を見ながら万遍なく同じチカラで磨くのがポイントです。
磨いた直後に黒ずんでしまうかもしれませんが、CRC 5-56 等のオイルを染みこませた柔らかい布で拭くと簡単に黒ずみが取れます。
流石に細かなスリ傷は液体コンパウンドだけで消えませんが、全体に艶が出るのでキズも目立たなくなります。(光の反射加減でキズの目立ち具合が変わります)
細かなキズを目立たなくするにはピカールケアーのほうが良さげですが、SOFT99 はプラスチックやアクリル製品のツヤ出し(研磨)にも使えそうなのでライトを磨くだけでなく色々と利用価値がありそうかなと…
完全にキズを消すには耐水ペーパーとの併用が必要ですが、実はTi4Tの使用期間が60日を過ぎた辺りで#2000の耐水ペーパーで表面を磨いてみた事があります。
#2000の耐水ペーパーで磨くと細かなスリ傷も完全に消えますが、ポリッシュというより6~7分艶のヘアラインに近い表面になってしまいます。今回、液体コンパウンドで磨いて元の質感に戻しましたが、耐水ペーパーだけで鏡面を再生するなら相当細かい番手、例えば#10000から具合を確認しながら徐々に番手を粗くしていのが安全だと思います。
つるピカ鏡面仕上げのライトは欲しいけど、スグにキズだらけになるのがなぁ…(´Д` ) って方も、手軽にメンテナンス(クリーニング)できるのであれば・・・ポチッ(笑)
せっかく磨いても【素】のままでラフに持ち歩くと、またキズが付いたり曇ったりしてしまいますが、磨くと新品同様の輝きが復活するのでクリーニングする度に愛着も増すと思います。
それにHA塗装されたライトでは絶対にできない楽しみ方(?)なので、一生モノというのは大袈裟ですが、チタン素材の Ti4T や Ti5T は質感を保ったまま長く使えるライトだと思います。(特にこれから軽装になる季節は Ti5T がイイんじゃないでしょうか?)
ちなみに ThruNite Ti4T はローレットが無いので上手くいきましたが、Tiのように全身ローレットが施された製品は凹凸の関係で上手く行かない可能性があります。
あ、もし失敗しても、例によって 『知らんがなモード』 なので試すなら自己責任でお願いします。
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