手持ちの複数モードP60互換バルブは、3モード仕様のSOLARFORCEバルブを除いたら全てストロボモード付きのバルブばかりなのでシンプルなHi・Low、2モードのドロップインを自作してみました。
SAMSUNG LED LH351A
LEDフラッシュライトに使われるLEDエミッタはCREE社製の物が圧倒的に多いのですが、今回は BuyinCoins で販売されていた SAMSUNG LED の LH351A というエミッタを使ってみます。(Item Code: P044400/$1.07)
ベースサイズやダイサイズは、若干LH351Aの方が大きいのですがXP-GとXP-Lほどのサイズ差が無いので配光もXP-Gと同じ様になるハズです。(CREEの文字が入ってる放熱基板はご愛敬w)
XP-G LED単体が2ドル以下で販売されている現在では価格的に大きなメリットは有りませんし、積極的に使う程のモノでも無いと思います。XP-Lを積んだP60互換多モード・バルブが8ドル以下で買える時代なので、自作の方が返って高く付きますな・・・(`・ω・´;)
ベース基板サイズは16mmで光色は電球色のWarm White。
Neutral White のXP-G(右)との光色比較
データシートを見る限りでは、5WクラスのCREE XP-G と同程度の性能を持っているようです。
例の如く細かい仕様(CRIやランク、色温度)は不明ですがVfとIfが判れば何とかなるでしょう・・・
2-mode LED Driver (PCB)
FastTechから調達した2モードのLEDドライバです。(SKU: 1114500/$1.81)
レビューによればXP-LやXM-Lを繋ぐと2.0~2.5Aも流れるれるらしいのですが、個人的にはP60互換ドロップインでは熱的に5Wクラスが限界だと思うので10WのLEDを景気よくフルドライブ!ってのをやってみたいけど涙目臭が漂うのでヤメときます・・・(´・ω・`)
生ドロップイン
同じくFastTechから調達。(SKU: 1208509/$2.31)
XP-G、XP-E対応のOPリフ仕様です。
今回使う予定のパーツ一式。
黒い樹脂製のパーツは別に用意したXP-G用のスペーサーで、本来はこんな風に使います。
リフのボトム(ホール)廻りの形状次第で使えない(必要無い)場合も有るので必須ではありません。
LEDドライバにはリード線が付属しないので定格:2.0Aの耐熱被覆線(単線)を自分で用意しました。
本格的に組み立てる前にリフとLEDの仮合わせ。
念の為にPCBにXP-Gを繋いで電流量をチェックしました。
組立
先ずは真鍮製のキャニスターにPCBのリード線を通します。
リードをLEDの放熱基板にハンダ付け。
熱伝導グリスを塗り、リードが外れないよう注意しながらLEDとPCBをキャニスターにマウントします。
ショート防止のシールを貼って組立たら【+】接点のスプリングをハンダ付けし、PCBの【GND】とキャニスターの導通をハンダ付けで確保したら完成!\(^o^)/
※生ドロップインにショート防止シールが付属しない場合は、薄いペット素材や丈夫な紙で代用可。自分はシールをリフ側に貼る事が多いです。
照射
UltraFire XM-L 5-mode WW (3300K) よりもっと電球色で、やはりXP-Gとよく似た配光パターンになりました。(色温度は3000Kかな?)
念の為ドロップインの状態で電流を計測。
電流量から逆算するとHiで250~300ルーメン、Lowで80~120ルーメンぐらいになるかと思いますが、体感でもそれぐらいかなと・・・。数値的には大した事はありませんが屋外では実用的な明るさかと思います。
UltraFire L2 に同じくUltraFireのWW、SOLARFORCE L2T に今回自作した LH351A WWドロップインをセット。
スイッチをONにしても点灯するまでにワンテンポ遅れる(タイムラグが有る)のでフォワード・クリック式スイッチとの相性がイマイチですが、2モードってのもなかなかシンプルで使い易く、今後出番が多くなりそうです♪