明けましておめでとうございます。
今年一年が皆様にとって良い年でありますように…
で…早速、前回の続きですが…
元の【疑似UV】12LED ライトに戻す事も可能な方法で改造を考えてみました。
元のライトの部品で加工するのはプラスチックのLEDユニットを固定しているロックリングだけです。
なので“加工に失敗しない限り”元の12LEDに戻す事もできます。
ちなみ他の海外通販、および国内通販でも同様のライトが販売されていますが、コストカットの為に製品の仕様が変更される場合があります。具体的には一番重要なパーツであるロックリングが廃止され、代わりに板バネ状のストッパーで軽く固定されているだけのモノが流通している可能性もアリます。
国内流通品の実物が無いので確かな事は言えませんが、amazonなどでポチった同等品が改造できなくても『知らんがなwww』で、後はお約束の自己責任でお願いします。(`・ω・´) キリッ
ロックリングの加工
ロックリングとLEDユニットを外せば、加工無しでP60互換ドロップインがそのままセットできますが、ドロップインがズレたり、風防フィルターを押さえ付けるにはやや不安が残ります。
なので元から有るロックリングの内径を拡げ、ロックリングを使ってドロップインをヘッドに固定し、同時にフィルターもしっかり固定できるようにします。更にOリングを追加すれば防水性の向上が期待出来ます。(Oリングは27mm径が合うと思う)
ドロップイン胴体(?)の直径が約21.5mm、ロックリングの内径より1~2mmほど大きいのでロックリングの内径を電動ルーターを使って削ります。(普通の金属用ヤスリでも出来ると思いますが電動ルーターを使って削った方が遥かに楽です)
削り過ぎない様に、最後の微調整はドロップインに合わせながら手でヤスリ掛けします。
メーカーや仕様のシールが貼ってあるドロップインを使う事も考えると、ロックリングの内径は21.6~21.7mmぐらいになると思います。
※内径を拡げ過ぎると元の12LEDライトとして使えなくなります。また、後述する金属パイプの必要長さも変わってきます。
この加工が終われば90%以上完成したも同然です。(*´∇`*)
材料
金属パイプ
電池室のボアダウン(あまりダウンになってませんが…)兼、ドロップインの外周スプリングとリアキャップの通電用です。
ヘッドのロックリングとボディ先端、ドロップインのリフが接点になって通電するハズなのですが、なぜか上手く行かなかったので銅パイプを使います。
今回は外径22.22mm(呼径:3/4インチ)、厚さ0.8mmの銅パイプを使いました。必要な長さは約4cmですが、ホムセンで長さ=30cmのパイプが約700円でした。
銅パイプを使う事で重量が増えてしまいますが、電導性と放熱性とのトレードオフと無理矢理自分を納得させました。(^^;
※同じ呼び径3/4インチでも一般建築用銅管と冷却配管用銅管では外径寸法が異なる。今回は一般建築用で22.22mmだが冷却配管用銅管は19.05mmとなる。入手可能なら19.05mmが良いが相当気の利いた店でないと置いていない
※入手可能なら外径22mm、厚さ2.0mm のアルミパイプがベスト。
(ホムセンでも取り寄せ可能と言われたが、最低4mのバー材で価格も高いです。100個単位でライトを改造するなら別ですが、余りにも歩留まりが悪くコストが掛かり過ぎるので却下)
銅ワッシャ(アルミワッシャでも可)
※φ22mm × 2.0mm のアルミパイプを使うならワッシャは不要
今回使う銅パイプの内径がドロップインの外周スプリングの直径(約20mm)とほぼ同じ。
で、スプリングがパイプに食い込むのを防ぎ、スプリングに対して均一に圧力を掛けるのに使用。
今回は銅板(厚さ0.5mm)を外径23mm、内径17mmに加工しました。
ちなみに先述の19.05mm銅パイプを使う場合は、ドロップイン側とリアキャップとの接点を確実にする為のボトム側に各1枚の計2枚必要となります。(銅板は50×100mmのサイズが2枚で約500円でした)
ボディの内径が約23.5mm、チョイ太の16340でも通る様に内径を17mmに…
市販の銅ワッシャを使うならφ22mm × M16 が良いと思います。
※市販の銅ワッシャは厚みが有るので、その分重くなります
今回の材料費は合計約1,200円ですが、たった1本改造するにはちょっとコストが掛かり過ぎかも…でも、元の12LEDライトが安いし、2本、3本、4本…改造するとなると…(゚ー゚*)。oO (オイ)
調整
全てのパーツをセットして画像の様にリアキャップ用のネジ山が1~3山ぐらい見えていればOKです。
電池の外装フィルムが破れない様に、切断面は出来る限り平滑に処理する必要があります。
銅パイプが長過ぎるとリアキャップが閉まり切らず、逆に短すぎるとリアキャップを取り付けてもスプリングとの間でパイプが固定されずに中で踊ってしまいます。
先に加工したロックリングの内径が大きいと、それだけヘッドに対してボディが深くねじ込めてしまいます。必然的に外周スプリングとリアキャップ間の距離が短くなるのでパイプを短くする必要があります。
また、市販の銅ワッシャやアルミワッシャを使った場合は、ワッシャの厚みの分だけパイプの長さを調整する必要が出てくるかもしれません。
電池とパイプ内部のスキ間が気になる場合は、ビニールテープをパイプ内部に巻けばOKです。(剥がれた時の事を考えると通電=ショートするアルミテープとかはNG)
完成
普通(?)のP60互換フラッシュライトの様に先端ベゼルが無いので、同じ距離だと照射面積が若干ですが広くなります。
LEDドロップインだけじゃなくて3.7Vキセノンバルブも使えるし、短時間ならCR123A電池でも…重量を除けば、余ってきたドロップインを有効利用するには結構イイかも?
え?元の製品代+改造費で SOLARFORCE L2m が買えるって?・・・ですよねぇ…(;´Д`)
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P.S 2013/01/05 追記
好みがあると思いますが…
ほんのチョットお高いのですが、ブラックバージョンの方がクオリティが高いと個人的に感じました。一応、艶消し塗装で、HA-Ⅲと比べると安っぽさは否めませんがヘッド、テールの両ネジ部まできっちり塗装されているのでゴリゴリ感が少ないです。(そして、安心のストラップ付き♪)
瞬間芸ライト…
当たり前ですが、なにぶん電池が16340なので高出力ドロップインだと瞬間芸フラッシュライトになります。(先のUltraFire XM-L T6 WW のMax点灯で実働約15分)
Maxで500mA程度のエコドライブなドロップインでないと実用になりませんね…(´・ω・`)
ガラスフィルター
ガラスフィルターはSKU:10341でピッタリでした。なのでOリングも27mmで行けると思いますが、このライトでしか使えないと思うので、薄手で幅広のOリングを例の《おゆまる》で製作予定
あ…そうそう、忘れてました。短くて寸胴なのでテールを下にして立てても『動かざる事、山の如し』です。(メタルリングを付けると少し傾きますが…)