Tools for MOD.

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LEDフラッシュライトの修理やMOD(※modifyの略)するのに、手持ちのツールでは不具合が出て来たので色々と新しいツールを購入してみました。

Hakko FX-600

Hakko FX-600

電子工作に必ず必要なハンダ付け作業。

今まではgoot(太洋電機産業)の30Wを使っていたのですが、どうもコテ先温度が低く安定しないので新たにHakko(白光)のFX600というハンダゴテを購入しました。

正直、自分も『職人さんじゃあるまいし、ハンダゴテなんて安いので充分だろw』と思っていましたが、このハンダゴテを使ってみて目からウロコ…。

今までの30Wと違い、自分のハンダ付けの腕前が数段上がった錯覚に陥るほど使い勝手が良く、作業が捗ります。少々値は張りますが、それだけの価値は有ると実際に使ってみてしみじみ思います。

Hakko FX-600  / Pack.1
Hakko FX-600  / Pack.2
Hakko FX-600  / Pack.3

手持ちの中華通販LEDフラッシュライトに使われているハンダは融点が高めなようで、今までの30Wでは全く役に立ちませんでした。既存のLEDのリード線すら外せない始末で、P60互換ドロップインに半田付けされてるサーキットボードやボードのスプリングなど歯が立ちませんでした。(実際、30Wなのに30W用goot製のハンダさえうまく溶けないw)

が、FX600だとスグに作業終了!\(^o^)/

500℃までコテ先温度が設定出来るので一般のハンダなら全て対応出来ると思います。

Hakko FX-600  / 本体
Hakko FX-600  / 付属ツール
Hakko FX-600  / 温度設定

それに、低温(と、言っても200℃以上)で長時間、電子部品にコテ先を当てるより、高温でも瞬間的に作業を終えた方が部品にもダメージが少なくて済みますから…。

何と言ってもコテ先温度設定の便利で設定温度になると青LEDが点滅して一目で判る点。(コレを経験すると普通のハンダゴテには戻れませんワ…)

Hakko FX-600 / Blue LED

※実際にはLEDが点滅します。

今まではコテ先温度が高いのか低いのかが全く判らず、『溶けないなぁ…』とコテ先を当てていると、『ドバッ!』といきなりハンダが溶けて涙目になること数回…。

FX600のお陰で今後はそういった涙目モードを経験しなくて済みそうです。

Hakko FS-100

Hakko FS-100

ハンダ付け作業をしているとコテ先の表面が劣化して来て、コテ先にハンダが乗りにくくなるんですねぇ…で、このケミカルペーストでコテ先をメッキし直すと新品同様のコテ先に復活!

Hakko FS-100

正直、『んな、また大袈裟なw』と思っていましたが、使ってみたら看板に偽り無しで見事にコテ先が復活してハンダがコテ先に乗る乗るw

いやぁ、ホント…ハンダ付けを舐めてましたワ…

セメダイン スーパーX

セメダイン スーパーX

『何だ接着材かw』と思ったアナタ…熱とか水分とか通電性とか…TPOに応じて接着材を使い別けないと、『うーむ…』って事になりますよォ・・・

コレはLED基板とキャニスターを固定する為に買った訳ですが、ネットで調べると2液エポキシ系接着材を使われている方が多いみたいです。

高耐熱で熱伝導が高いエポキシ系製品も在るようですが値段がちと高い・・・(´Д` )

耐熱性と言っても、LEDフラッシュライトのLEDなら高くても150℃位でしょうし(ちゃんと調べたワケではありません)、そもそもソコまで高熱になるような使い方(作り方)をしたらLEDの方が先に昇天するので、個人的には120℃までの耐熱性能で充分じゃないかと思います。

セメダイン スーパーX / 仕様
セメダイン スーパーX / 仕様
セメダイン スーパーX / 取説

それにエポキシ系は1回接着して硬化すると、剥がすのが大変…(ーー;)

昔、エポキシ系はルアー製作に良く使っていて、接着力とか硬度とか耐水性について優れていると判ってはいますが、混合させる量を間違えると勿体無い事になりますし、キャニスターとのセンター出しに失敗するとヤリ直しが大変なのが目に見えてます。(エポキシ系は耐薬品性にも優れているので溶剤などでは剥がせない)

実際に自分は面接着するのではなく、LED基板裏面に熱伝導グリスを塗布して仮固定し、基板の廻りに接着材を数ヶ所だけ“盛って”基板を固定するようにしています。センター出しに失敗しても簡単にヤリ直しが効くので、LEDフラッシュライトのLED基板とキャニスターは全部この方法で固定しています。

ただ、“スーパーX”と名前は何だかスゴイのですが(笑)主成分がシリコーンポリマーなので、金属面への接着力はエポキシ系に比べると劣りますし、完全に乾燥(硬化)しても弾力性があるので、気になる方はエポキシ系接着材を使った方が良いかもしれません。(今のところ自分は問題が出ていませんが…)

ちなみにLED(エミッター)とベース基板の接着はまだ行った事がありませんが、調べてみると熱伝導性能の高い接着剤を使われている方が多いみたいです。

接着材剥がし

LEDフラッシュライトでは出番が少ないのですが、オレンジのニオイがする《オレンジ・ソル》と100均で売られていたアセトンが主成分の《瞬間接着剤用・はがし液》を購入。

オレンジ・ソル
オレンジ・ソル / 仕様・取説

オレンジ・ソルは樹脂まで溶かすのでNB10など安いフラッシュライトのスイッチに多く使われてる白い樹脂を溶かして外すのに丁度良いです。

100均:はがし液
100均:はがし液 / 仕様・取説

オレンジ・ソルと成分は全然違うのですが、100均のはがし液でもエポキシ系接着剤には歯が立ちません。
が・・・、そのうち役立つ機会があるでしょう…

シリコングリス

NEXTROCH Silicone Grease
NEXTROCH Silicone Grease
NEXTROCH Silicone Grease
NEXTROCH Silicone Grease
NEXTROCH Silicone Grease

DXで購入したNEXTROCHブランドのシリコングリス。

今までは高価な国内メーカー製のグリスをチビチビ使っていましたが、コレは安いのでタップリと!(笑)

国内メーカー製のモノに比べると“伸び”が悪く透明度が低い気もしますが、LEDフラッシュライトのシール材としては全く問題無いと思います。

その他

DX - Mini Vice
DX - Mini Vice
DX - Mini Vice
DX - Mini Vice
DX - Glass cutter
DX - Flux

他にも仕様と実際の製品が違うミニ・バイス(万力)や、切れないガラスカッター、あまり着かないフラックスなどをDXで購入。

これでハンダ作業は無問題!(`・ω・´)
 

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