数ヶ月前に活動を開始したばかりのライトメーカーなので、まだまだ知名度は低いと思いますが、VezerLezer というブランド名を既にご存知の方々は、SNSをマメにチェックされている方かと存じます。
中には《Vezer》と聞いて、ホンダの自動車を思い浮かべる方もいらっしゃるかもしれませんが、Bezel と Lezer からの造語だと思います。(※間違ってたらゴメンなさい)
自分が最初に VezerLezer を知ったのは Facebook のTL上でしたが、その時には『激戦区とも云える 2,000ルーメンクラスに第一弾の製品を投下するとは、なかなか気骨のあるメーカーでござるな…』という、なんとも第三者的なフワフワとした印象でしたが、同時に『老舗ブランド勢に対抗できるだけの自信(自負)があるからかなぁ…』などと、漠然と考えていました。
今回、その第一弾である VEZERLEZER ED10 をレビューする機会を頂けましたので、製品の性能やクオリティを忖度抜きでレポートしつつ、メジャーブランドと互角に競い合う実力を備えた製品(メーカー)なのか?…についても、じっくりと見ていきます。
製品HP
- VEZERLEZER Home – vezerlezer.com
- VEZERLEZER ED10 – vezerlezer.com
VEZERLEZER Official SNS
- Facebook – Vezerlezer
- Facebook – VezerLezer Flashlight Fans
- instagram – VEZERLEZER / vezerlezer.dan
- Twitter – Lezer / @VezerLezer
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INDEX
パッケージ
外箱は紙製化粧箱で裏面には主要諸元が記載されています。
VezerLezer の拠点は中国で、レビュー用のサンプルも大陸より空輸されてきました。
輸送時に外箱の一部が変形し、通関時の開封確認で破れも生じたようですが中身は全くの無傷でした。
製品内容は、ED10本体、18650充電池、予備Oリング×1、USB充電ケーブル、ランヤード、日英マニュアルで、製品一式はペット素材のトレイに納められています。
付属のランヤードはループストッパー付きで、使用者の手首廻りに合わせて調整でき、リードを除いて全てが柔らかいストレッチ素材で出来ています。
18650 Li-ion充電池は本体にセットされて出荷されるので、使用前にテールキャップを外し絶縁シートの除去と再充電を行ってください。
仕様/サイズ
・Charge Type : USB Type-C
・LED : Luminus SST-40 (6500K CW)
・Battery Type : 18650
・Max. Performance : 2,200 (lumens)
・Beam Distance : 305 (m)
・Impact resistant : 1.5 (m)
・Water proof : IP68 (2m / 1hour)
・Intelligent heat control.(※過熱防止機構)
・Low voltage protection.(※低電圧保護機構)
マニュアルに記載されている主要性能を箇条書きにしてみました。
本体素材や仕上げについては、公式ホームページに”Hard Anodized Air-craft Grade Aluminium Alloy”の記述があります。
マニュアルにはサイズについての記載もありませんが製品HPには、全長:112mm、重量:130g と記載されています。
実際に全長と重量を計測、ついでに各部の寸法を採ったので参考にしてください。
装備重量については、18650機としては平均的な重量になっていますが、最大:2,200ルーメンの出力性能を有するライトにしてはコンパクトだと感じました。
ボディ
一見するとグリップが細くて頭でっかちに見えますが、実際に握ってみるとアンチロール部分に自然に指が掛かるので手の中でもライトが安定し、ハンドリングだけでなくスイッチ操作も楽にできます。
ED10 は、ヘッド、グリップ、テールの3ピース構造です。
ヘッドが外せるので、接点も含めた各部のクリーニングやヘッドを緩めての物理的ロックアウトも可能です。
斜めストライプのローレットが印象的なグリップですが、良く見ると同心円状の細かな溝も刻まれており、斜めストライプとの相乗効果でしっかりグリップできます。
表面を触ったり、軽く握ったりするだけならサラサラとした感触ですが、ギュッと握り絞めると斜めストライプと細かな溝の存在が感じられます。
電解着色の皮膜も均一で色ムラなどもなく、各部のCNC加工も丁寧に行われています。
着脱可能なポケットクリップはステンレス製の焼付塗装。ボディカラーと同じブラック色で統一感があります。
一旦、クリップを外してヘッド側に装着するとクリップの方向をリバースできます。
ヘッド/LED
搭載LEDは、最近の2,000ルーメンクラスの製品に多く採用されている LUMINUS SST-40 / Cool-White(6500K)です。
リフレクターはOPテクスチャ、フィルターはガラス製(コーティング済み)です。
アンチロール部が太く、各辺フラット部の面積も広いので、机上に平置きしても『転がざること山の如し…』という感じで安定します。
このボリューム感たっぷりのアンチロール部は、LEDの熱を吸収・蓄熱させる効果があり【Hi】や【Turbo】での連続点灯時も温度上昇が緩やかに感じられました。
また、重心位置の調整(?)にも寄与しているようで、適度にヘッド側にも重みを持たせたことで、長時間の使用に於いても疲れが軽減されるような気がします。
ヘッド先端には『高温注意』の温泉マークとシリアルNo.がプリントされています。
グリップ径よりもヘッド先端部が太くなっている所為か、アンチロール部のボリュームがあってもアンバランスではなく、好みがあるとは思いますが、デザイン的にも良い感じに収まっていると思います。
ヘッド側のジョイント部は台形ネジで、ヘッドを緩めての物理的ロックアウト(マニュアルロックアウト)が可能です。
PCBの『+』接点にもスプリングを装備しています。
付属する18650はボタントップ型の18650ですが、『+』接点のスプリングによりフラットトップ型の18650充電池も使用可能です。
テール
底部には VezerLezer社のURLがプリントされています。
テールエンドは完全なフラット形状で、テールスタンド時にも安定しています。
ED10 には、マグネットが内蔵されていないので、ポケットキャリーする際でも安心です。
ヘッド側と同様にジョイント部は台形ネジで、テールキャップを緩めてもマニュアルロックアウトが可能です。
スイッチ
スイッチの内部機構はタクトスイッチで、スイッチトップは金属製です。金属製なのでシリコンラバーのスイッチに比べて耐久性が期待できます。
ED10 は、サイドスイッチのみのライトですが、金属製のスイッチに加えて、ライト本体をしっかりとホールドできるのでスイッチの操作性が良く、特に特殊モード移行時に必要な複数回のスイッチ操作がラクにできます。
スイッチ中央部は、電池残量および充電時のインジケーターとして機能します。
スイッチトップの突出量は僅かですが、後述する充電ポートの防塵カバーが限りなくフラットな事もあり、出っ張り部分がスイッチトップだけなので、手探りでもスイッチの位置がハッキリと判ります。
スイッチ面積は平均的なサイズですが、金属製である事に加えて操作時のレスポンスも良いので良好な操作感です。
電池
付属の 18650 Li-ion充電池は、【+】極側がボタントップ形状で、容量は 2600mAh、型番などは特にないようです。
VezerLezer社のWEBサイトには【+】極側にプロテクト回路を備えている旨が記載されています。
電池のサイズを実測したところ、電極を含む全長が 69.8mm、直径:18.7mmでした。
電池の装填はテールキャップを外してライトにセットしますが、ヘッドを外しても装填可能です。どちらの場合も電池の【+】極がヘッド側となるようにセットしてください。
充電
スイッチ中央に配置された電池残量を示すインジケーターは…
① 緑:100%~75%
② オレンジ:75%~50%
③ 赤:50%~25%
④ 赤【点滅】:25%~0%
…の4段階のレベルで点灯を開始してから約5秒間だけ表示されます。
ED10 への充電は、付属のUSBケーブル(全長:約50cm)を使います。
充電ポートはスイッチの反対側に配置され、アンチロール部とほぼ面一(つらいち)に収まるように造られています。
充電方法
防塵カバーを開けると USB Type-C ポートが露出するので、DC・5V出力のモバイルバッテリーやPCと、付属のケーブルを使って接続します。
給電側がオンライン状態であれば、接続後するだけで充電が開始されますが、ヘッドやテールキャップが緩んだ状態では正常に充電が開始されないので注意してください。
充電中はインジケーターが【赤】で点滅、充電完了後には【緑】で点灯します。
5V・1Aで充電されるようなので、空の状態から満充電までは、およそ3時間必要になる計算です。
充電完了後はケーブルを外し、防塵カバーをしっかりと閉めます。
モード
ED10は、通常モードが【Moonlight】→【Eco】→【Low】→【Med】→【Hi】の5モード。
特殊モードが【Turbo】【Strobe】【SOS】の3モードで、搭載モードは計8モードになります。
モードメモリを備えており、3つの特殊モードを除いて消灯時のモードで再点灯します。
操作
取説に記載された英文と日本語の操作方法ですが、文字だけではイメージし辛いと思い、操作ダイアグラムでED10 のUIを図式化してみました。
ED10 のモードグループは、大まかに『通常モード群』と『特殊モード群』に分かれており、更に『通常モード群』は『有段階調光(stepwise dimmer)』と『無段階調光(stepless dimmer)』のいずれかが選択可能です。
【Turbo】や【Strobe】などの『特殊モード群』へのアクセスは、点灯(ON)/消灯(OFF)の状態に関係なく、2回、3回、4回の連続クリックで行い、クリック回数に応じて直接、特殊モードを発動できます。
点灯/消灯
点灯/消灯は、スイッチのシングルクリックで行い、通常点灯・特殊モード点灯に関係なく、点灯状態でシングルクリックすると消灯(OFF)となります。
調光方法の選択
『通常モード群』の調光方法の切り替え・選択は、消灯状態でスイッチを5秒間、ロングプレス(長押し)します。
スイッチを押し続けると5秒後にライトが1回点滅し『有段階調光』の場合は【Eco】で点灯を開始、『無段階調光』の場合は【Low】相当で点灯を開始します。
調光方法の選択直後にモード(レベル)を変更するには、一旦スイッチを離した後に再度スイッチをロングプレスします。
通常モード
有段階調光(Stepwise dimmer)
『有段階調光』時のモード変更は、点灯等状態でスイッチをロングプレス(約1.5秒)すると【Moonlight】→【Eco】→【Low】→【Med】→【Hi】の昇り順にモードが移行し、スイッチを離すとその時点のモード(レベル)で常時点灯になります。
モードが【Hi】に達した時点で、一旦スイッチをリリースし、再度ロングプレスを行うと、今度は【Hi】→【Mid】→【Low】→【Eco】→【Moonlight】の下り順にモードが移行します。
モードの移行中にスイッチのリリース&ロングプレスを行うと、その度に『昇り/下り』が切り替わり、モードメモリと同様に『昇り/下り』の動作も消灯時に記憶されます。
無段階調光(Stepless dimmer)
『無段階調光』時のモード変更も『有段階調光』時の操作と同じ、スイッチのロングプレスで調光、スイッチを離すと、その時点のレベルで常時点灯となります。
『無段階調光』時での調光可能範囲は【Eco】~【Hi】の間となり、『無段階調光』時には【Moonlight】レベルでの点灯はできない仕様となっています。
『無段階調光』でもレベル選択操作の『昇り/下り』が存在し、【Eco】または【Hi】相当に達した時点で調光がストップします。その場合はスイッチのリリース&ロングプレスで再び調光操作を行います。
『昇り/下り』の途中切り替え、モードメモリなどの仕様は『有段階調光』と同じです。、
ダイレクト・ロー(Low light Startup)
消灯状態にて、約1秒間スイッチをロングプレスすると、ED10が消灯時に記憶したモードがキャンセルされ、『有段階調光』時は【Moonlight】で点灯を開始し、『無段階調光』時には最小の【Eco】で点灯を開始します。
特殊モード
点灯・消灯状態に関係なく…
・2回クリック ⇒【Turbo】
・3回クリック ⇒【Strobe】
・4回クリック ⇒【SOS】
…で、各特殊モードで点灯します。
上記の各特殊モード間の移行についても可能となっており、例えば【SOS】の発動中にダブルクリックすると【Turbo】に切り替わり、トリプルクリックすると【Strobe】という具合に切り替え可能です。
特殊モード内から通常モード群への切り替えについては【Turbo】点灯時のみ可能となっており、【Turbo】点灯中にスイッチをロングプレスすると【Eco】に切り替わります。この動作は有段階・無段階調光とも共通です。
特殊モードでの点灯中でもスイッチをシングルクリックすると消灯し、再点灯時には直前に使用していた通常モードのレベルで再点灯します。
ロックアウト設定
消灯時にスイッチを素早く5回クリックすると、2回点滅した後に ED10 はロックアウト状態になります。
ロックアウトに設定された状態でスイッチをクリックすると【Low】のレベルで1回だけ点滅します。
ロックアウトの解除は、設定時と同じくスイッチを5回クリックします。やはりメインライトが2回点滅した後にロックアウトが解除されます。解除時には消灯状態が維持されますが、シングルクリックで点灯すると消灯時のモードで再点灯します。
過熱防止機構
取説の仕様欄には過熱防止のリミッター(Intelligent heat control.)と記載されていますが、時間や温度などの閾値(発動条件)、リミッター発動後の出力値の変化については明記されていません。
+++
最初は、標準モード群に於ける『昇り/下り』の動作に馴れないかもしれませんが、特殊モード群が完全に分かれているので混乱することはないでしょう。
『有段階・無段階』の調光方法の切り替えも『消灯時に5秒間のロングプレス』という、シンプルな方法なので切り替え方法を忘れてしまう…という事は無いハズです。
『ロックアウトの5回クリック』が少々難しいかもしれませんが、ED10自体がホールドしやすい形状だからなのか、不器用なdoormanでも5クリックの成功率は高いです(笑)5回クリックよりもヘッドを緩めて物理的にロックアウトした方が安全・確実なのですが、手元でも操作できる点を評価したいと思います。
照射
今回はこの5機種で照射比較を行ってみました。
C2 は 21700仕様の製品でヘッド径も異なるのですが、最大出力値がED10と近く、LEDに同じSST-40を採用しているので加えてみました。
UC30は5年前の製品なので、比較対象としてふさわしくないかもしれませんが、主戦場が2,000ルーメンクラスに移りつつある中での1,000ルーメン製品としてご覧頂ければと思います。
水平照射
配光/光色
LED電球
VEZERLEZER ED10
OLIGHT WARRIOR Mini
FENIX UC30
WUBEN C2
BRINYTE PT28
屋外照射
白昼(立木まで67m)
VEZERLEZER ED10
OLIGHT WARRIOR Mini
FENIX UC30
WUBEN C2
BRINYTE PT28
リフレクターのサイズ(口径や深さ)が異なる C2 と比較すると集光度合いに差がありますが、しっかりとした中心光によって遠距離の照射もこなしてくれます。
ライト先端、ガラスフィルターまでの深さ(ベゼルの高さ)が浅いので、かなりの広角照射になるかと予想しましたが、当初の予想よりも照射範囲は限定的でした。
ただ、限定的ではあっても周辺光量が豊富で均一なので、EDCライトとして使いやすい配光かと思います。
光色については、『元祖 Cool-white』というような白色光で、ED10 の SST-40 は 6500K そのものです。
6500K であっても『青被り』は小さく、色の識別にも影響はありません。
壁面照射画像では、SST-40特有の『中心光周囲の色偏差』が見られますが、屋外で使用する上では気にならないレベルです。
有段階調光・無段階調光のいずれでもフリッカーの発生はありません。
海外、Tim McMahon氏による ED10 レビューのランタイムグラフを拝見すると、【Turbo】では約2分30秒、【Hi】モードでは約4分程度で加熱防止のリミッターが作動して自動減光されるようです。
【Turbo】での点灯時にはヘッドが徐々に熱くなりますが、熱源付近のアンチロール部分のボリュームがある為か、温度上昇の度合いは緩やかに感じられました。
まとめ
ココ最近のSST-40搭載製品を使って感じたのですが、CREE XM-L2 などと同じ5050サイズのLEDでありながら、SST-40は中心光が強く、割と良く飛ぶな…と
SST-40のダイサイズ(実際に発光する部位の面積)が XM-L2 と比較すると小さいので、それだけ中心部分に集光され、同時に中心光も強くなる…という理屈なのですが、主戦場が1,000ルーメンクラスの製品から2,000ルーメンに移ったのは、この SST-40 の存在が大きい…と勝手に考えています。
CREE XHP50.2 のリリースに合わせて、1,000lm から 2,000lm へとシフトする兆候は見られたのですが、XHP50.2の諸々の課題(発熱・効率・色分離など)によりブレイクスルーには至らなかったように感じます。
SST-40をフルドライブさせるとなると、やはりそれなりの熱対策は必須となるのですが、製品毎にフルドライブする・しないの選択が柔軟にでき、フルドライブしなくてもそこそこの性能を発揮してくれるとなれば、ライトメーカーにとってはすこぶる都合の良い『石』になります。
また、エントリークラスからハイエンドまで1種類のLEDでカバーできるとなれば、必然的に製品開発(=投資)のハードルも下がるので、SST-40による寡占化が進むのは当然…かもしれません。
CREE社も新しい XHP50.3/50.3 Hi を投入して巻き返し(?)を図っているようなので、今後、益々2,000ルーメンクラスの製品が活性化しそうですが、最初の製品を敢えてソコに投入してきた VezerLezer社は、ヤル気満々…というか、業界やユーザーの動向をしっかりとリサーチしていると思います。
また、リサーチしているのは市場動向だけでなく『万人が使いやすいフラッシュライトとは何ぞや?』を追求して誕生した製品かと思います。
『またぁ、プロモーションレビューだからヨイショしてw』という声がどこからともなく聞こえてきますが(笑)、『ハンドリングと操作がしやすいライト』というのは率直かつ正直な感想であり、ココだけは何と言われても譲れないED10の優れた特徴で、ED10を高く評価する理由です。
ヘッド径とグリップ径の差、グリップのローレット、握った時の人差し指の収まり具合などなど、多分、細部のバランスがそう感じさせるのだと思いますが、オーソドックスなサイドスイッチ製品であっても、細部を突き詰めていけば、これだけ扱いやすさに違いが生じるモノかと驚いた次第です。
モード変更時の『昇り/下り』については好みがあり、一方通行のループサイクルに馴れているほど違和感があるかもしれません。
実際、意図したレベルを通り越してしまった場合は良いのですが、手前でモード変更を終えてしまった場合は、一旦、更に下がってから、また昇りに切り替えて…という操作が必要になるので、煩わしいと感じるかもしれません。(レベルが5段階と多いのも影響しているかも?)
無段階調光の有用性についてもユーザーによって評価が割れそうですが、使用するか否かはユーザーの選択に委ねられているので、決してマイナスにはならないハズです。
他に気になった点は、機械翻訳されたと思われる日本語マニュアルですが、ED10のUIは整理されていて扱いやすく、英語の説明をざっと読むだけでも操作できますし、ダイアグラムの作成が比較的簡単にできたのもED10のUIが直感的に操作できる証しかと思います。
また、英語以外の言語として日本語で記述されているのが、日本のライトファンとして素直に嬉しいです。(国によって記述言語が英独、英仏などの組み合わせになっているかもしれませんが、ソレはソレでまた大変かと…)
VezerLezer ED10 を総括すると、第一弾製品を激戦区に投入して来るだけのクオリティと性能を備え、doormanも自信を持ってオススメできるフラッシュライトです。
現時点で VEZERLEZER ED10 が購入が可能なのは、VezerLezerの公式ストアや Aliexpress などの海外サイトに限られていますが、Aliexpressでは購入しやすい価格に設定されています。(※円安が恨めしい…)
サイドスイッチ仕様で最大出力が2,000ルーメンクラスの製品をお探しであれば、是非とも購入候補に加えて欲しい1本であり、今後の成長、製品展開が非常に楽しみです。