OLIGHT i3T EOS Brass(真鍮)と、砂漠色(Desert TAN)のレビューです。
各i3Tの素材は【Brass】が無垢の真鍮素材で【Desert TAN】はアルミ製になります。
1AA仕様の i5T Brass は見事に逃したのですが(笑)i3T Brass は【数量限定生産】ではないようで普通に購入できました…(^^;
ついで…というワケではありませんが、半年以上前に購入していながらサボってレビューをしていなかった Desert TAN(砂漠色)のレビューを今回一緒にお届けします。
既に通常版のブラックとチタンモデルの i3T EOS のレビューをお届けしていますが、本体素材やカラーリングを除けば他の仕様(LED、光学、モードなど)は共通なので、過去記事も合わせてご覧いただければと思います。
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INDEX
パッケージ
アルミモデル以外の i3T EOS の外箱は、特製ハードBOX仕様となっています。
i3T EOS : Brass
真鍮モデルは、真空パックの開封方法や絶縁材の除去についての注意書きが記載された黄色の樹脂製シートが入っています。(酸化防止剤も一緒に封入)
i3T EOS : Desrt TAN
砂漠色も他のアルミ製モデルと同様にパッキングされています。
素材やカラーに関係無く、どの i3T EOS も絶縁シートを除去してから使用してください。また、工場出荷時に単四形アルカリ乾電池がセットされているので、長期間使用しない場合は、液漏れによるダメージを防ぐために電池を抜いて保管する事をオススメします。
仕様/サイズ
本体のサイズ(全長・直径)は、素材やカラーリングに関係無く、すべてのi3T EOSで共通です。また、冒頭で述べた通り、モード区分(出力レベル)についても全モデル共通となっています。
真鍮製とアルミ製とでは重量に大きな差があり、真鍮モデルはアルミ製の倍以上の重量があります。
例によって、電池込みの装備重量は、使用電池により増減するので参考程度に留めてください。
ボディ
i3T EOS : Brass
Copper(銅)バージョンの i3T EOS は、つるピカのポリッシュ仕上げでしたが、Brass(真鍮)バージョンの i3T EOS の表面仕上げは7~8分艶…という感じです。(梨地…の三歩くらい手前かな?)
一般的に、自然の状態ならば銅よりも真鍮のほうが酸化・変色するのに時間を必要とするのですが、真鍮のポリッシュでは、いつまでも経ってもキンキン、キラキラのままとなるので、doorman的にはこれぐらいの艶消し感が好きです。(もしBrass版もポリッシュ仕上げだったら、必殺サンドペーパーブラストで強引に梨地加工するつもりでした…(^^;)
i3T EOS : Desert TAN
個人的なタン(TAN)カラー基準は、ダンボールの色というか…、デザートイエローと言うか…、もう少し明るい茶色で、濃いベージュのような色合いを思い浮かべるのですが、i3T EOS の Desert TAN(砂漠色)は、それよりもかなり茶色で、ぶっちゃけ『茶色』であります(笑)
ただ、光の反射加減で金色っぽく見えたりしますし、落ち着いた色なので他の小物とも合わせやすい色だとも思います。
個人的には、過去に SUNWAYMAN や EOSLAMP で出していたような明るいタンカラー(サンドカラー)の製品が、現在はどこからもリリースされていないので i3T や i5Tで出してくれると嬉しいカナ♪…と(^^;
基本形状、外観意匠は全i3T EOS共通で、ストレート形状のボディに螺旋状の溝が刻まれています。
着脱可能なWクリップは、本体素材や本体色により異なっています。
今まで気が付かなかったのですが、クリップの装着部分がアルミ、チタン、真鍮バージョンでそれぞれ微妙に異なっており、QRコードのプリント位置にも違いがあります。(アルミ版ブラックの初期ロットにはQRコードがありません)
『だからどうした?』というワケではありませんが、面白いなぁと思いまして…(^^;
例によって、i3T EOSにはストラップホールが無いのでランヤード等はクリップに引っ掛けることになります。
ヘッド
光学も全i3T EOS共通です。
搭載LEDについての正式なアナウンスはありませんが、配光や光色などから全モデルが LUXEON TX を採用していると思われます。TIRレンズ全モデル共通で表面がフラットなTIRとなっています。
スイッチ
スイッチはフォワードクリック式で間欠点灯が可能です。
外殻素材以外は、スイッチ周りの仕様も共通で、硬質素材にスイッチトップには滑り止めのラバーが貼られています。
電池
※3.6/3.7v の10440は使用不可
マニュアルにも記載がありますが、電池の交換はテール側から行いヘッド側が【+】、テール側が【-】になります。
今回、基準電圧が1.5Vのリチウム電池を装填して屋外のビームショット撮影を行いましたが、ほぼ新品状態で電池電圧が 1.80Vのリチウム乾電池を使った時に【Hi】モードで点灯すると10秒ほどで強制的に自動減光されました。(※照タイム画像参照)
装填前に電池電圧をテスターで確認し『ちょっと電圧が高いかなぁ…』とは思いました。でも、満充電状態のエネループが約1.7Vなので大丈夫だろう?…と考えたのですが、1.75Vを超える電圧の電池は使わないのが得策のようです。
i3T EOSの制御回路が自動調整してくれたのか、それとも動作が不安定になったのかは不明ですが、1.5Vのアルカリ乾電池を入れたら正常に動作したので故障はしていないようです。
…とは言っても、新品のアルカリ乾電池や満充電状態のエネループが1.8Vを超える電池電圧を保持しているケースは希だと思うので、それほど神経質になる必要はないと思います。
ただ、リチウム乾電池は時間が経過しても自然放電による電圧降下が起きにくいのがメリットでもあるので、製造時の電圧を保持している可能性があり、過電圧や過電流により故障するのを防ぐ為にも、今後はリチウム乾電池を使用する場合は、i3T EOS に限らず使用前に電池電圧をチェックしてから使うようにするつもりです。
付属のテスト電池は単四形アルカリ乾電池ですが、前述の通り、アルカリ乾電池は液漏れする可能性があるので電池を取り出して保管する事をオススメします。
モード
搭載モードも他の i3T EOS と同じく Low/Hi の2モードでストロボなどの特殊モードはありません。
点灯開始時は常に【Low】でスタートし、半押しを繰り返すと Low/Hi が交互に切り替わります。全押しすると選択したモードで常時点灯になります。
仕様では【Hi】の180ルーメンが約21分、【Low】の5ルーメンが約16時間となっていますが、電池の種類・状態によってランタイムは変化するので目安程度に考えてください。
OLIGHT i3T EOS Ti / 1AAA – Camouflage color (Limited Edition) : review(日本語版)
照射
水平照射
光学・LED・出力とも共通なので、どの i3T EOS も同一の配光・光色になります。
配光/光色
LED電球
OLIGHT i3T EOS : Brass
OLIGHT i3T EOS : Desert TAN
OLIGHT i1R-2 EOS
Sofirn BLF C01S
LUMINTOP Tool AAA
屋外照射
白昼/軸線(立木まで67m)
OLIGHT i3T EOS : Brass (AAA Lithium)
OLIGHT i3T EOS : Brass (AAA Ni-MH)
OLIGHT i3T EOS : Desert TAN (AAA Ni-MH)
OLIGHT i1R-2 EOS
Sofirn BLF C01S (AAA Ni-MH)
LUMINTOP Tool AAA (AAA Ni-MH)
※単四形リチウム乾電池以外はすべて eneloop 1.2V を使用
毎度毎度、過去の照射画像を使い廻しするのもアレなので新たに撮影しました。(^^;
i3T EOS の配光は、例によって図太い中心光がメインとなる拡散配光で、やはり光色もやや暖色寄りの光色となっています。
電池の項でも述べましたが、1.8Vのリチウム乾電池を使用して【Hi】で点灯すると10秒程度で自動減光されました。(※i3T Brass 3枚目の画像)
【Low】よりは明るくて【Hi】よりも暗い【Mid】的な明るさですが、減光後でも確実に100ルーメン以上は出ていると思います。
満充電状態のエネループでもリチウム乾電池でも新品のアルカリ乾電池でも明るさには差が無いのですが、ランタイム面では使用電池により違いが現れると思います。(プロジェクト名:ルビーの指輪が完成したら計測したいデス…)
同じ i3T EOS でもアルミと真鍮とでは、素材の熱伝導率の違いにより本体温度の上昇度合いに差が出ます。同じ時間【Hi】で点灯してみても真鍮バージョンのほうが早く熱くなります。本体温度の上昇が早いという事は、それだけ放熱性も高い…とも言えるかと思います。
ただし、いくら放熱性に優れていても、やはり1AAAサイズのライトであり放熱限界も限られているので、LEDへの負荷を考えるとMax:300180ルーメンでの点灯は必要最小限に留めるのがベストだと思います。
Tool AAA のみがリフレクター仕様のライトですが OLIGHT i1R-2 がリフレクターと同じような配光パターンとなり、TIRレンズ仕様でありながら i3T EOS と異なる配光が面白いですね。
まとめ
doorman的には、真鍮素地のライトは i3T EOS Brass が初めて製品になりますが重量感が心地良いです♪
経年により酸化・変色した銅製のライトを見る度に『アンティーク感が醸し出されててイイなぁ♪』と、思ってはいたのですが、銅製ライトは真鍮に比べると匂いがキツくて、結局購入には至らず…でした。(※真鍮でも独特の匂いはしますが…)
真鍮製品は銅製品と比較すると酸化・変色のスピードが遅いのですが、これからどんな感じになっていくのか?…非常に楽しみであります。上の画像の真鍮ペンは1年、真鍮製ピルケースは3年くらい経っていますが、ペンは殆ど変化がなく、ピルケースは少し色が濃くなった…かなぁ?ぐらいの変化です。
銅成分の含有量、使用環境、使用頻度によって酸化・変色度合いは異なると思いますが、薬剤などは使わずに、これからゆっくりと一緒に歳をとっていきたいと思います。
真鍮バージョンを使った後でアルミバージョンを使うとめっちゃ軽く感じます(笑)アルミ版の本体重量はブラス版の約半分なので当然かもしれませんが、少しでもEDC重量を減らしたい場合にはアルミの出番…となりそうです。
以前にも書きましたが、どの素材を選んでも同じ配光・光色となっている点には賛否両論があると思います。逆にどの素材の i3T EOS を選んでも同じ配光・光色なので、あとは自分の好きな素材や色をじっくりと吟味…という、一種の安心感というか安定感が得られるのは全モデル同一仕様のメリットだと思います。
この真鍮バージョンや以前にレビューしたチタンバージョンの i3T EOS は、銅バージョンのような【数量限定生産品】というワケでは無いようです。(どんな工業製品も広義に於いては生産数量限定なのですが…)
『ならば慌てて買う必要はないな…』と、余裕をカマして、結局買えなかったライトが過去に山ほどあるので(泣)、通常価格で購入可能なウチに抑えるのがよろしいかと思います…(^^;