OLIGHT Open 2 のプロモーションレビューです。
OLIGHT のペンで Open…そのセカンドモデルとなるので『2』と、凄く判りやすいネーミングです♪
…が、正式なモデル名は↑のロゴ画像のように『O'pen 2』で【O】と【P】の間にアポストロフィー記号(シングルクォート)が入ります。(当サイトでは Open2 と表記します)
シングルクォートなどの記号は、プログラミング言語に於いて特別な意味を持ち、ブラウザで半角小文字の『‘(シングルクォート)』や『'(アポストロフィー)』を表示する為には符号文字化(実体参照)しないとバグることがあるので、アッサリと省略されちゃったりします。
そんな事より『セカンドモデルとは、どういうこった?(ーー;)』と思われる方がいらっしゃるかもしれませんが、数年前に 2AAA仕様のペン型ライトとなる【Open】が販売されていたので『2』となるワケです。アカリセンターさんのサイトにOpen・1stモデルのページが残っていました。(懐かしい!)
更に、Open 以外にも、サイドライトを備えつつ、ペン先が光るライトペン(Olight Pen)が流通していたので(これも懐かしい!)、ライトとペンが合体したモデルとしては3本目の製品となります。(コッチは販促グッズだったのかしら?)
今回ご紹介する Open2 は、ボルトアクションのボールペンとサイドライトが一体になった製品ですが、リチウムポリマー充電池を内蔵し USB Type-C 充電に対応するなど、OLIGHT社が培ってきた小型ライトの技術を投入した、今時の『ライトペン』になっています。
ライトマニアとしては Open2 の照明部分に関心が集まりそうですが、筆記用具としての Open2 はどんな感じなのか?…も含めてレビューしたいと思います。
製品HP
- OLIGHT Official WEB site JAPAN – olightstore.jp
- Olight OPEN 2 – olightstore.jp
- OLIGHT Official WEB site – olightworld.com
- Olight OPEN 2 – olightworld.com
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パッケージ
OLIGHT社製フラッシュライト製品と同じ素材、デザインの外箱です。
開封するとタブが見えるので、タブを引っ張ってプラスチック製の内箱を引き出します。
このプラスチックのハードケースは厚みがあり、重量が結構あります。
最初に Open2 のパッケージを持った時に『重っ!』と感じたのですが、ハードケースの重量が影響していたようです。
ケース側面に充電用のUSBケーブルとリフィル(替え芯)が収納されています。
小口部分をトコロ天を押し出す要領で押してやると中身にアクセスできます。
製品内容は、Open2本体、USB Type-C 充電ケーブル、リフィル、多言語マニュアル(日本語サポート)となっています。
ちなみに、PDFマニュアルは、本家 Olight World の Open2 製品HPよりダウンロードできます。
仕様/サイズ
GENERAL DATA
- Beam Distance : 16m
- Max. Performance : 120 lm
- Charge type : USB Charging Cable (A-C)
- Compatible Batteries : 3.7 V 110mAh/407mWh
Rechargeable Lithium Polymer Battery (built-In) - Light Form : Wide smooth beam
- Mode Operation : Tail switch
- Form/Size Factor : Small size
TECHNICAL CHARACTERISTICS
- Weight (g/oz) : 38g / 1.34oz (including battery and refill)
- Length (mm / in) : 145mm / 5.7in
- Body Diameter (mm / in) : 12.7mm / 0.5in
- Led : 3737 Cool White LED
製品サイズは、やや長く(全長:145mm)、太め(外径:12.7mm)のボールペンという感じですが、ライトとボールペンが合体し、充電ポートまで組み込まれているので、それなりのサイズと重さになるのは仕方がないと思います。
Open2 の外径は、三菱鉛筆:ジェットストリーム 0.7mm 4色仕様(φ12.9mm)に近い太さです。※3色仕様のジェットストリームだとφ12.2mm
38g という重量については、一般的なプラスチック製ボールペンを使い馴れていると相当重く感じると思いますが、普段からステン無垢やチタンのタクティカル風味のボールペンを使っている自分は違和感ゼロでした。(※詳細後述)
ボディ
ボディ外殻はフル・アルミ製でHA-Ⅲ仕上げ、ボディ部分に刻まれた螺旋の溝が印象的なデザインです。
タクティカル指数低めのスッキリとしたデザインですが、アクが強くなく、日常的に使いやすいデザインだと思います。
工具を使わずに手で分解できるのはココまでで、リフィルの交換や充電ポートにアクセスできるようになっています。
防水性能や耐落下については言及されていませんが、水がザブザブ入るような構造でもなさそうなので、水しぶき程度なら凌げそうな気がします。(※個人の感想です)
ボルトアクション
ボルトアクションのノック機構はボディ中央に設けられています。
操作感は軽めで、ペンを握った状態のままで、無理なく親指で操作できます。
ミッドポイントにボタンがあるので、ループ状のペン挿しには挿せませんが、Open2をメモ帳用の小型ボールペンのように使う事は希だと思うので問題ないでしょう。
リフィル
リフィルの交換は、ペン先を外して行いますが、交換時にスプリングを飛ばして紛失しないように注意してください。
万が一、スプリングを紛失しても、その辺のボールペンから転用すれば良いのですが、Open2 の軽い操作感を損なってしまう可能性があります。
ペン側の内部にはリフィルのお尻がスッポリと嵌るガイド的なモノが存在するので、それに合わせてリフィルをセットするようにします。
ちなみに Open2 のインクは黒のゲルインクで、0.4mmのサラサと同程度の線径です。(僅かに細いから0.3mmかも…)
ゲルインク故に乾燥には弱いので、リフィルのキャップはしっかりと閉めて保管してください。
予備のリフィルまで使い切ってしまった場合には、サイズの合うものならば代用できますし、最悪の場合は、空になったリフィルを加工して他メーカーの既成品のリフィルと合体させる…という手段もあるので、それほどナーバスになる必要は無いと思います。
クリップ
クリップは頑丈で、挟み込むチカラはかなり強いです。
コピー用紙一枚を挟むだけでも少しクリップを持ち上げる必要があるので、ポケットに Open2 を挟んでいれば簡単に落として紛失することは、まず無いと思います。
逆にクリップを使うとなると、スムーズにポケットに挿せないのでストレスを感じるかもしれませんが、紛失する事を思えば、これぐらいガッチリしていた方が安心です。
クリップは一点止めで固定されていますが、ここもガッチリと固定されているので簡単にズレたりする事はありません。
LED
搭載LEDについては『3737 Cool White LED』とだけ記述されているだけで詳細は不明です。
ライトは本体側面(クリップの反対側)に配置され、フィルターは内部側に凹凸が付けられたアクリル樹脂製です。(フィルター表面はツルんとしています)
一見すると色温度は高めに見えますが、ライトライトとの光色比較では6500Kよりも若干低い色温度のようです。
ライトの位置的にペン先を照らしながら筆記…というのはどうしても無理があります。
もし、Open2 を使って暗闇で筆記するならば、自分のカラダに光を反射させると比較的筆記しやすくなります。
しかし、ペンを傾ける角度によっては、ライトの光が直接目に入って軽くムスカ君になったりするので、Open2で照らしながら書く…という使い方は、限定的と考えたほうが良いでしょう。
スイッチ
ライトのスイッチはテール部分になります。
スイッチトップは金属製なので耐久性に不安は感じません。
内部のスイッチ機構はタクトスイッチで、操作感は軽くスイッチストロークも浅めになっています。
ノック式ボールペンや機械式スイッチのペン型ライトとは異なる感触のスイッチなので、最初は違和感があるかもしれませんがスグに馴れます(笑)
回路的にも物理的にもロックアウトが不可なので誤点灯する恐れはありますが、誤点灯したらしたで、しょうがないよネ…と思えるから不思議です。
充電
付属の充電ケーブルは、コネクタを含むケーブル長が約23cm、各コネクタは USB-A と USB Type-C で、DC:5V出力のモバイルバッテリーやPCから充電できます。
Olightカラーで着色されたリング部分で分離すると、Type-C の充電ポートにアクセスできます。
ジョイント部分のネジ山はしっかりと角ネジ加工されOリングまで備えています。
画像だと判り辛いのですが、ペンユニット内部には隔壁が存在し、ライトユニットは完全に独立した構造となっているので、ペン先から水が侵入してもUSBポートや内部回路に影響が出ないように工夫されています。
付属の充電ケーブルを使って電源と接続すると直ちに充電が開始されます。
充電中はライト部分のインジケーターが【赤】で点灯、充電完了時にはインジケーターが【消灯】します。
マニュアルには 4.2V/200mAh で充電した場合に、およそ55分で充電が完了…と記載されています。
ライトユニットは専用の工具を使えば分解できそうですが、基本的にユーザーによる内蔵電池の取り出し・交換は不可なので電池寿命=製品寿命となりそうです。まぁ、電池寿命が尽きる頃…いや、尽きる前に新しい Open3 が…ゲホゲホ(オイw
やはり、使用頻度、充放電回数によって電池寿命は変化しますが、数年間使用出来れば元は採れそうですし、ライトの寿命が尽きてもボルトアクションのボールペンとして末永く使う事が可能なので、決して無駄にはならないと思います。
モード
Open2の搭載モードは4モードで、【Strobe】や【SOS】などの特殊モードはありません。
基本操作はスイッチのシングルクリックで ON/OFF、点灯開始時は、必ず最小出力の【Moon】でスタートします。
点灯中にスイッチを長押しすると、【Moon】→【Low】→【Med】→【Hi】→【Low】… のサイクルでモードが移行し、移行時のサイクルに【Moon】は含まれません。
消灯時、もしくは【Hi】以外の点灯時にダブルクリックすると、ダイレクトで【Hi】で点灯します。
消灯時にスイッチを0.5秒以上(※体感)押し続けると【Moon】での間欠点灯になり、スイッチを離すと消灯になります。
OLIGHT Open 2 / Bolt action Ballpoint-pen with Illumination : review(日本語版)
まとめ
Open2 の現物を手にするまでは、付属のライトはオマケ的なモノだと思っていましたが、フラッシュライトメーカーの製品らしくモード変更までが可能となっていたのには恐れ入りました。
個人的にボルトアクションのボールペンが好きな事もあり、Open2 も気に入りました♪
上の画像にあるステン無垢素材のペンやチタンボディのペンと比較しても、Open2 が特に重いとは感じませんし、重心位置も低いので使い辛いとは感じませんでした。
フラッシュライトと同じく筆記用具もパーソナルツールであり、使用者によって異なる評価になると思いますが、doorman的には『有り』なライトペンだと思います。
ゼブラのライトライト(Lightwrite) のようにペン先が光るワケではないので、暗闇での筆記用途には一定の制限がありますが、ペンとライトを一緒にEDCできるのは大きなメリットだと思います。
いや、他にもライトをEDCするのはライトファンとしての嗜みであり、普段から励行しておるワケでありますがぁ、少なくとも Open2 をEDCすれば『あ、ペン忘れた…(´Д` ) 』という事がなくなるワケでありまして…(^^;(※ケータイを忘れてもライトは絶対に忘れないデス)
タクティカル全開バリバリでないデザインも良いと思いますし、フラッシュライトに興味のない方にフラッシュライトの便利さを実感してもらうのに良いのでは…と思うdoormanであります。
強いて希望を述べるのであれば、LEDの色温度を3300Kの電球色にすれば眩しさが軽減され、暗闇での筆記も楽になるかと思います。(ライトとしての用途を考慮すると難しいのかな…)
今後、他の製品と同様にカラーバリエーションが増えるかどうかは未知数ですが、『2』でありながら、本格的なペン付きフラッシュライトの記念碑的第一弾製品なのは間違いないので、EDCガジェットに加えてみてはいかがでしょう?
お世話になっております。
使用していて気になったのですが、点灯中のHiからダブルクリックすると光量の落ちたHiが点灯します。そこから再度ダブルクリックすると光量の上がったHiに戻りますが、 doormanさんのライトも一緒でしょうか?
こんにちは
ハイ、私のOpen2も同じ動作です。
点灯開始の【Moon】から長押しで【Hi】に入って、そこでダブルクリックすると一段下の【Med】で点灯します。【Med】でまたダブルクリックすると【Hi】に戻ります。これがOpen2の仕様のようです。
ちなみに【Hi】以外のモードでダブルクリックするとダイレクトで【Hi】に飛びますが、その場合の【Hi】でダブルクリックすると、直前に使用していたモードに復帰します。長押しによるモード変更操作で【Hi】に入るか、それともダイレクトで【Hi】に飛ぶかでダブルクリック時の挙動が異なりますね♪(^^)
そうなんですか!安心しました。なにより詳細な検証にいつも感心するばかりです。ありがとうございます。。。