
はて…何処で見たことがあるような?・・・そう思ったのは私だけではないハズです。
元ネタの(…って、どっちが元なんだろう?)KLARUS HC3 は使い勝手が良いので夜間撮影時のヘッドランプ(キャップライト)として大活躍していますが、室内作業専用にもう1個…と思っていたトコロで HC3 とクリソツな SUNREI H100 を発見!(゚∀゚)
先の SUNREI FUN も KLARUS Mi2 と良く似ていて、両社は協力関係にあると妄想していますが、FUNとMi2の製品本体のクオリティに差がなくHC3も欠品だったので SUNREI H100 を購入してみました。
ぶっちゃけ、KLARUS HC3 と SUNREI H100 との違いは、パッケージングと付属品、本体部分の違いはカラーリングと電池残量インジケーターの動作だけでした。なので、さほど新鮮味は無いと思いますが今回は SUNREI H100 のレビューをお届けします。
製品情報
- SUNREI H100 / LEDヘッドライト – amazon.co.jp
関連記事
- KLARUS HC3 / COB LED (White + RED) Clip-light – roomX.jp
- SUNREI FUN / USB Rechargeable EDC mini Light – roomX.jp
- SUNREI CC-SE / 3AA Multifunctional Lanthanum Lamp – roomX.jp
パッケージ


パッケージは紙台紙のブリスターパックですが CC-SE と同じく簡単に開封できます。

製品内容は、H100本体、充電用USBケーブル、製品マニュアル(英中文)です。
仕様/サイズ







サイズ的には HC3 と全く同じで、H100も非常に軽量(38.5g)で小型な製品です。
ボディ








オール樹脂製のボディで外観意匠も HC3 と全く同じです。
イエロー/ブラックのカラーを選んだのは個人的な趣味で(笑)、HC3と中身(仕様)に違いが有った場合、間違えないように敢えて目立つ色にしてみました♪
クリップ



クリップは 0~180度の間で自由に可動できます。
任意の角度で止める事ができますが割と軽いチカラで動かせるので、帽子に装着して激しく頭を振ったりすると角度が変わってしまいます。


クリップ部分にはスリットが設けられ付属のストレッチ素材のヘッドバンド(幅:20mm)を通してヘッドランプとして使えます。


クリップをスタンド代わりにして簡易照明とする事も可能です。
LED


HC3と同じく、White/Red のCOBタイプのLEDでLEDのダイサイズも同じです。
赤外線センサー


H100 も赤外線センサーによりハンズフリーで点灯/消灯が可能です。
赤外線センサーは COB LED の両サイドに配置されていますが、片側は赤外線LED、もう片側は赤外線受光部になっています。(※デジカメを通して見ると片側の赤外線LEDのみが赤紫色に発光して見えます)
センサー機能をONにすると(※後述)インジケーターが点灯します。
センサー作動中は赤外線LEDから赤外線が発せられ、遮蔽物に反射した赤外線を受光部が感知して点灯/消灯するカラクリです。
マニュアルによると感知距離は10~15cmとなっていますが、実際に手をかざしてみても15cm以上の距離になるとセンサーが反応しなくなります。
メイン電源がONの状態ではセンサーで消灯しても赤外線LEDが点灯して電力を消費し続けるので切り忘れには注意してください。
スイッチ


スイッチの外観、内部機構(恐らく電子感圧スイッチ)、Power・Sensorスイッチの配置、電池残量インジケーター、センサーインジケーターの配置も KLARUS HC3 とまったく同じです。
電池/充電


電池残量は4個のインジケーターで確認出来ます。
KLARUS HC3 と唯一異なるのは電池残量インジケーターの動作で、HC3は残量インジケーターが常時点灯しますが、H100 はメインスイッチをONにして点灯開始した場合のみ 5秒間だけインジケーターが点灯します。



H100 の電池容量は、パッケージ台紙に【500mAh】の記述があり、各モードのランタイムもHC3と同じになっています。
充電ポート(micro-USB)の位置、保護キャップなどもHC3と同じで、DC・5V出力のUSB電源と接続すると直ちに充電が開始されます。充電の進捗状況は4灯のインジケーターで確認できます。
モード



HC3と同じく【White light】と【Red light】の使い分けが可能です。
モードメモリは無く、常に【Mid】でスタートしてモードは直線的に移行します。
【OFF】→【Mid】→【Hi】→【Low】→【Red】→【Red Blink】→【OFF】
点灯開始後、もしくはモード移行直後の3秒以内にメインスイッチを押すと上記のサイクルでモードが移行し最後は【OFF】になります。
点灯開始後、もしくはモード移行後に3秒以上経過すると、どのモードで点灯していてもメインスイッチを押すと【OFF】になります。
SUNREI H100 – COB LED (White + RED) Clip-light : review (日本語版) – YouTube
照射
配光/光色
SUNREI H100:照射距離=約15cm


SUNREI H100:照射距離=約30cm


HC3と同じLEDを搭載しているだけに、まったく同じ配光です。
至近距離で照射すると横長に発光しているのが判りますが、対象と30cmほど離れるとソレも判らなくなり、万遍なく周囲を照らしてくれます。
晴天時の舗装路であれば【Mid】の45ルーメンでも歩行が充分可能です。
※屋外照射の画像は HC3 のレビュー記事を参照してください。
低出力時にはフリッカーらしきものが出ていますが、発光面積の大きな COB LED なので全く気になりません。
まとめ
amazon の商品説明を見た限りでは、HC3 と H100 の双方に大きな違いが無いと判断して H100 を購入したワケですが、実際に異なっていたのは H100 の電池残量インジケーターの点灯時間だけでした。
KLARUS HC3 のクローン機であれば派手カラーの SUNREI H100 を夜間撮影などのアウトドア専用に、HC3 をハンダ作業時などの宅内用機にするつもりでしたが、電池残量インジケーターが常時点灯していたほうがアウトドアで使うには安心なので、当初の目論見とは逆に H100 は宅内専用機として使う事にします。
お外に持ち出す際には、例えどんなライトであっても必ず電池残量をチェックして出掛けるので HC3 でも H100 でも良さげですが、残量を常時確認できる HC3 の方が運用時のモード選択などコントロールがしやすいかなと…。
ブランドの知名度、HC3の付属品、特にセミハードケースの有無を考えると H100 は割高なのかもしれませんが、HC3 と同等の性能、クオリティなので HC3 の代替・予備としてもアリだと納得しています。
HC3の記事でも書いた通り、H100 も取り敢えずのヘッドランプとして、また予備のヘッドランプとしてピッタリの製品だと思います。
充電式なので防災向きではありませんが、逆にランニングコストは低く抑えられますし、遊びに夢中になって点けっ放しにしてしまいがちな子供に使わせても安心かと思います。(メインスイッチを切り忘れるdoormanが言っても説得力ゼロですがね…)
モーションセンサー、白色・赤色LEDに点滅機能、IPx5の防水性能も備えているキャップライトは意外と少ないので HC3 も H100 も一個あると色々と捗るハズです。