日亜の高演色LED-219Bを搭載した JAXMAN E2 ですが、撮影時の補助灯として大活躍しています。
ただ、ノーマルではリフレクター仕様のライトである故に、そのまま対象に照射すると中心光部分と周辺光部分の光量差により陰影が強く出てしまいます。
解消法としてOLIGHT社のディフューザーを被せて光を拡散させていますが、拡散度合いが弱く、手持ちの状態で距離や角度を調整しつつ照射しながら、もう少し拡散させたいと常々考えておりました。(ヘッド先端のマステは径合わせの為デス)
トレペのディフューザーを使ったり、光をバウンスさせれば良い感じになるのですが、撮影枚数が多くなるとセッティングに時間を取られ、一向に撮影が捗らないので、もっと手軽に補助ライティングできればなと・・・(゚ー゚*)。oO
そしたら Banggood に Convoy用のコリメーターレンズが単体で販売されているじゃないですか!\(^o^)/
Lumintop EDC01 と同じタイプの粒々コリメーターレンズなら拡散度合いも申し分ないし、コレはもう速攻でポチ!
・・・とも思ったのですが、amazon に Nichia 219C を搭載して粒々コリメーター仕様のペンライト Helius beta VI が出てるのを見つけて、さぁ大変!(゚∀゚)
レンズ単体をオーダーするか、それとも ベータVI にするか・・・
ベータVI は軽くてハンドリングが楽だけど、CRIについては不明だし(CRI>90 の記述アリ)、5000Kだと色温度が少し低いかも・・・
カートに入れては出し、出しては入れてを繰り返し、散々迷った挙げ句、色温度とCRI値が明確で、かつ予算の関係もあって(笑)、最終的にE2のリフレクターを粒コリレンズに換装する事にしてレンズ単体をオーダーしました。
10日程前に大陸から届いていたのですが、なかなか交換する時間がとれなくて…(^^;
この度、やっと交換出来たので記事にしてみました♪
※改造や分解を行うと保証対象外となります。改造・分解に伴う故障や破損は全て自己責任です。
■製品HP
・JAXMAN Official HP
・JAXMAN E2 (5700K) – amazon.co.jp (Aoniro J)
■関連記事
・JAXMAN E2 / Nichia 219B (CW:5700K) – roomX.jp
・LUMINTOP EDC 01 / CREE XP-G3 (CW) : 黒兎編 – roomX.jp
・LUMINTOP IYP365 Titnium / Nichia 219CT – 2AAA Penlight – roomX.jp
PMMAレンズ
先述の通り、購入先は大陸通販の Banggood で、仕様は以下の通り。
Product Name: DIY Convoy XML T5 / T6 / U2 LED Lens for Convoy Flashlight
Material: PMMA
Functions: Improve brightness reflectivity For DIY Hobby
Weight: About 2.5g
Size: 10/25/45/60 Degree: 19.5mmx 12mm (Outside diameterx Height)
Stripe Lens: 20mmx 11mm (Diameterx Height)
【Convoy】の記載はありますが、S2/S2+対応など、具体的な対応機種については記載がありません。(掲載当初はS2/S2+の記述があったと思うのですが・・・)
唯一、商品ページの最後にQ&Aとして
Q: Для Convoy s2 + подойдёт?
A: это возможно
と、ロシア語によるやりとりがありますが、Google先生の翻訳によると
Q: Convoy s2 +には適していますか?
A: これは可能です。(`・ω・´) キリッ
って事らしいので、大丈夫だろうなと・・・
調べてみると、レンズ単体の寸法とS2/S2+向けと思われるリフレクター単体パーツの寸法もほぼ同じでしたし、ガワの意匠が異なっていても、E2のシェルもS2/S2+も中身は一緒なハズなので、E2でもイケるだろうなと・・・(※個人の願望&予想です)
ちなみに、いつも通り、オーダーしてから2週間程で届きました。
換装
換装作業は非常に簡単。
キャニスターを外してリフレクターとガラスフィルターを取り出しレンズと交換。
交換したら逆の手順で元に戻すだけです。
分解
テールのロックリングは逆ネジですが、キャニスターは普通どおり反時計廻りに回せば緩みます。
キャニスター
リフレクター
Oリングがガラスフィルターにくっついてしまっていたのですが、無理に剥がすとOリングが切れてしまう恐れがあるので、液体潤滑油を塗布して暫く放置。スキ間にオイルを充分染みこませてから、ピンセットでゆっくりと分離しました。
組み立て
この粒コリレンズは、Oリングが有っても無くてもあまり関係なさそうですが、有れば多少は防水性も違うだろうと考えました。
レンズを組み込んだ状態で、内側からレンズを透してみると、こんな風に見えます。
正に【The 複眼、複眼竜正宗、 見参!】って感じです。
最後にキャニスターを元に戻して換装完了。
照射
レンズを交換してもノーマルのE2にディフューザーを取り付けた時と拡散度合いに見違えるほど違いはなく、逆に中心光部分が強くなった気が・・・
ただ、粒コリレンズにディフューザーを取り付けると良い感じで拡散してくれます♪
いつもは天幕を張った約1m角の撮影ブース(塩ビパイプで自作)に3灯のLED照明を使って撮影していますが、光の強さや被写体の位置を調整しないと被写体の両側と直下に影が出てしまいます。(将来的にはブースの下方両側に2灯を追加するつもり…)
そうした【影】を消したり、和らげたりする為の遊撃隊的な手持ち補助灯にすべく改造したのですが、換装完了後のE2を使って撮ってみました。
方眼紙の白背景だと影の強さの違いがよく判りますが、至近距離ならE2の【Low】でも充分っぽいです。
【Med】や【Hi】だと逆に影が強くでてしまいますし、黒背景でライト下部の輪郭を出そうとするとストロボを焚いた時のように表面にテカリが出てしまいます。
照らす距離や角度、さらにディフューザーを透したりバウンスさせれば解消できそうですが、黒背景をもっと明るいグレーにした方が良いのかもしれませんね・・・(^^;
まとめ
今回オーダーしたレンズ以外に、3種類のレンズが用意されていますが、どれも XM-L用なので219Bには合わないかもしれませんし、レンズ本来の性能・光学特性・効果が得られていない可能性があります。
換装後の拡散度合いは思ったより小さかったのですが、ディフューザーを組み合わせれば更に拡散できるようになったので当初の目的は達せられたカナと・・・(゚ー゚*)。oO
それと、やはりHi-CRIの219Bや219Cは、照明としても使いやすいですね♪
自分は、随分と前に購入したディフューザーを使っていますが、光を透過・拡散できればナンでも良いので、撮影補助灯として検討してみては如何でしょう?
ちなみに、amazonの Aoniro J さんで扱っている現行の JAXMAN E2 は、LEDがHi-CRIの219Cで出力がMax:395 Lmにパワーアップしているようなので、是非チェックしてみてください。
(araさん、コメント&情報ありがとうございました!)