
確か昨年末ぐらいだったか…外通の GearBest にて、今回ご紹介する zanFlare F3 が特売されていて、その時はカートに入れたものの最終的には諸事情により購入には至りませんでした。
・・・で、年が明けてから日本のamazonで同じ F3 を発見!(゚∀゚)・・・価格差が小さかった事もあり、敢えなく陥落となった次第です(笑)
購入してから少々時間が経っていますが、久しぶりに(でもないか?)使用頻度が高めの1AAAライトとなっているので、zanFlare F3 について実際の使用感や特徴などをお伝えしたいと思います。
製品HP
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- Zanflare F3 – amazon.co.jp
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パッケージ


センスの良い白基調の丈夫な化粧箱にパッキングされています。
取扱説明書が箱の内法寸法にキッチリと合わせてあり、内容物もウレタンでちゃんと仕切られていて好感が持てます。
パッキング方法など本体性能とは無関係…と思われそうですが、例え廉価な製品であってもパッキングにコストを掛けているメーカーの製品は、製品クオリティが高く初期不良率が低いように感じます。
日本人的思考なのかもしれませんが、その製品に対するメーカーの意気込みや販売姿勢がパッキングに表れているような気がしますし、何より購入者が最初に目にする部分なので、第一印象は大切だと思うのであります。
内容物は、F3本体、クリップ、予備Oリングx2、キーリング、取扱説明書(英語)となっています。
仕様/サイズ








・サイズ:90×16×16 (mm)
・重量:30 (g)
1AAA仕様のライトとしては、チョイ太めで重めですが、EDCするのに負担を感じる事はないと思います。
実際に握って操作してみると1AAAと1AA仕様の中間サイズ…という感じで、最初は違和感があるかもしれませんが、慣れて来るとこの太さが握り易く感じると思います。(※個人の感想デス)
ボディ



グリップ部分に刻まれたスパイラル・ローレットがシンプルでストレート形状のボディにマッチしていると思います。
本体のグリップ部分は一体成形のワンピース構造で、フラットに加工されているのはロゴタイプがプリントされている面だけとなっています。
さほどローレットは深く刻まれていませんが、まったく滑る感じはせず、ホールド感も上々です。



クリップは本体にセットされずに出荷されます。
リア側・ヘッド側のどちらにも取付可能なので、ユーザーの好みでセットできます。
ヘッド/LED



XP-G2 にOPリフ。


ヘッド先端のステンレスベゼルを備えているのが1AAA仕様のライトとしては珍しく、個人的にF3のチャームポイントのひとつだと思っています。
ボディがワンピース構造なので分解する場合はこのベゼルを取り外す事になるかと思います。
このベゼルの存在により、先端からフィルターまでがセットバックするので照射角度が若干狭くなりますが、あくまで照射角度が狭くなるのであって、光束値が低くなる(=暗くなる)ワケではないので実用上問題はありません。
スイッチ



スイッチはリバースクリック式で間欠点灯は不可。
スイッチトップに滑り止めの網目加工は施されていませんが、スイッチブーツはゴム製なのでラフに操作しても滑るような感じはしません。
テールからスイッチトップが少し突出しているので、小さいながらも操作しやすいスイッチです。
ハリのある操作感でハッキリとしたクリック感があります。(Tool AAA の操作感によく似ています)
当初、Oリングの摩擦でリアキャップの脱着が固く感じましたが、Oリングにグリスアップしたら軽く回せるようになりました。
電池

マニュアルに動作電圧は特に明記されていませんが、1.5Vの単四アルカリ乾電池やリチウム乾電池、1.2VのNi-MH充電池が使用可能です。
リアキャップの内側に電池との【-】接点となるスプリングがありますが、この部分に電池の【-】側がちょうどハマるようになっています。
希にNi-MH充電池などには規格より太い電池が存在するのですが、規格外の太い電池はセットできない可能性があります。ちなみにエネループ・プロ、アマループ・プロとも問題無くセット可能でした。
数ヶ月使用してみて気付いたのですが、単四Ni-MH充電池を使った場合に電池電圧が1.1V近辺にまで下がると動作が不安定となり点灯も難しくなるようです。
アルカリ乾電池では0.9~1.0V前後まで粘るのですが、F3でNi-MHを使う場合はランタイムが若干短くなるようです。ただ、短いといってもLow/Medで10~15分程度の差ですし、その前にHiに上がらなくなるのは他の1AAAと同じなので、単四Ni-MH充電池を使う場合は動作が不安定になった時点で電池交換するのが良いかと思います。
モード

搭載モードは【Low】-【Med】-【Hi】の3モード。
スイッチの半押しでモードを切り替え、上記のサイクルでモード移行します。
モードメモリを備え、消灯後1秒以上経過すると消灯時のモードが記憶されます。(1秒以内に再点灯するとNEXTモードで点灯)
常に【Low】スタートであれば更に良かったのですが、短時間でメモリーされるので【Low】のまま使い続けることも一応可能かと思います。
【Hi】は勿論ですが、【Low】と【Med】でもフリッカーが発生しないのが嬉しいです♪
zanFlare F3 / CREE XP-G2 (CW) – 1AAA EDC Flashlight – YouTube
照射
水平照射

配光/光色










XP-G2のCWらしい自然な白色光で、光色に偏りもありません。
Tool AAA よりもヘッド径が若干大きいのですが、スポット光の強さに変化はありません。
先述の通りフィルターがセットバックしている関係で、僅かながらF3の照射角度が狭角になっていますが、そのぶん周辺光量が多いように感じます。
まとめ
初見で UltraFire HERNIA に似たスパイラルのローレットとステンレスのベゼルにヤラれてしまいました。
デザインについては個人の好みがあるのでナンとも言えませんが、個人的には 『シュッ…』 としたスマートなデザインがEDCするのにもピッタリかなと・・・(゚ー゚*)。oO



歴代の使用頻度の高かったアルミ製1AAAライトの中ではF3が一番重く太いのですが、F3を使い慣れてくると、この太さと重さが今までの1AAAとも1AAとも違う感じで段々と心地良くなってきました。
1AAAライトしてはベーシックな製品で性能的に尖った部分があるワケではありませんが、ステンベゼルだけでなく全体の質感が良いですし、価格も抑えられているので、サイズやデザインが受容できるなら、オススメできる1AAA EDCライトです。