
OLIGHT S-mini BATON はTIRレンズを搭載したSシリーズの中の末っ子(?)になりますが、現時点でアルミボディの S-mini BATON はリリースされていません。
銅モデルとチタンモデルが先行リリースされ、これに今回ご紹介するステンレスモデルが追加された形になりました。
S-miniのコンパクトさに惹かれ 『銅とチタン、どちらにしようか?』 と迷っているうちにSUSモデルの発売を知り、製品画像を見てひと目惚れ。。。(*´ω`*)
11月末にamazon Olight® Direct JP さんにてステンモデルも発売されるのは知っていましたが、それまで待てず遥々海を越えて roomX に直接入居して貰いました。
操作系や配光は同じTIRレンズを搭載した S1 や S1R とほぼ同じなので、その点についてはあまり新鮮味が有りません。
それでもこの【Thunder Grey】と名付けられた色とステンレスボディの質感はアルミでは得難く金属の【塊】を強烈に感じさせてくれます。
同居するようになってからというもの、夜な夜なミニちゃんを撫で回しています…( ´¬`)
えぇ、もうドン引きされようが変態と言われようが…ウチのSuSミニちゃんは最高カッコイイから全然気にしません♪
今回は、そんな【mini】の看板に偽りの無い、超小型ボディの OLIGHT S mini BATON / SuS model のレビューをお届けします。
ちなみにスカートなら膝丈ぐらいのモノがdoormanは好みです♪ (オイ…)
■製品HP
・OLIGHT Official WEB site – olightworld.com
・OLIGHT S mini BATON / Stainless Steel – olightworld.com
・OLIGHT S mini BATON / SuS – amzon.co.jp
・Olight® Direct JP – amzon.co.jp
■関連記事
・OLIGHT S1R BATON / CREE XM-L2 (CW) – roomX.jp
・OLIGHT S1 BATON / CREE XM-L2 (CW) – roomX.jp
・OLIGHT S1・S1A・S2・S2A BATON / TIR-Lens model ・・・照タイム – roomX.jp
INDEX
パッケージ





このSuSモデルに限らず全ての S-mini が現時点では数量限定となっています。
その関係か外箱もPET素材ではなく紙製の化粧箱にパッキングされています。
付属品はCR123A×1(※本体に内蔵)と取扱説明書のみ。
取扱説明書は蓋の裏側に入っています。
仕様

マニュアルの仕様表記には重さの情報がありませんが、素材によって重量が異なるからだと思います。
サイズ

小さい…とにかく小さいです。
全長が54.5mmですが電池の長さが34mmだとすると約20mmの中に回路やらLEDやらが全て納められていることになります。


1st.S10 Baton と比較すると、スイッチを含むヘッド部分が小型化されていることがよく判ります。
これだけ小型になってもステンレス製なのでCR123A電池込みの重量は65.3gもあります。
S1 Baton の電池込みの重量が約46gなので20g近く重い事になります。
(※金属比重から銅モデルは更に重いかと思います)
が…、素材に惹かれて選択したので重さは全然気になりませんし、むしろこの重みが心地良いデス。
ボディ






【Thunder Grey】の名の通り基本的に【灰色】なのですが、表面仕上げがポリッシュ仕上げではなくヘアライン調仕上げなので、光の反射加減で明るいグレーだったりガンメタリックに見えたりと様々な表情を見せてくれます。
デザインそのものはTIRレンズのSシリーズと同じですが、細部を比較すると小型化に伴う相違点があります。


素材によって違いが有ると思いますが、SUSモデルは各部の面取りが最小限に留められています。
各部に少しエッジが残されていて、スクエアグリッドが刻まれたグリップも手袋の繊維が纏わり付く感じです。
ただ、手抜き感やチープな感じは全くしないので、ステンレスという素材感をスポイルしない為に敢えてエッジを残しているのかな?…って気がします。
製品S/No.の他に各S-miniモデルには個別に通しNo.が振られているようです。
4桁の番号なので2016年は各モデルとも9999個の数量限定…なんだと思います。
クリップ



見慣れたWクリップですが、S-miniにはストラップホールが無い関係でクリップ部分に穴が開けられています。(矢印部分)
この穴にストラップを通すことができますが、S-miniはクリップの掛かりが浅いのでクリップだけ残して本体が行方不明…という可能性も無きにしも非ず(´・ω・`)
自分はEDCしてちょっと照らす用途のライトにはストラップを付けていないのですが、ココにストラップを着けて使う場合は一応注意した方が良いかと思います。
どの S-mini Limited Edition もクリップ色はボディ本体と同色に着色されています。
ヘッド




ヘッド周りのデザイン、サイズについては大きな変化はありません。
TIRレンズの形状、OLIGHT color にPVD着色されたステンレスベゼルも同じです。
スイッチ



スイッチの素材、感触についても大きく変わっていません。
ボタン周りのリングがアクセントになっていますが各モデルによって印象が変わりそうです。
(え?全種コンプしてレポしろと?・・・無茶言わないでw)
テール



テール形状そのものは大きく変わっていません。
先述の通り、少しでも全長を抑える為にストラップホールが無くなりました。


後はこれまで一部のSシリーズを除いて装備されていたテール部分のマグネットが無くなっています。
これも、例え数ミリでも全長を短く抑えるためかと思います。
EDCする際はマグネットが無い方が気を使わなくてよいので、個人的にはマグネットが無くなってもデメリットとは思いません。
どのS-miniも同じだと思いますが、アルミボディの様な絶縁塗装がなされていないのでテールを緩めての誤点灯防止は出来ません。(※ロックアウトは後述)
電池



CR123Aと16340Li-ion充電池、両方に対応していますがボタントップ型の電池しか使えません。
プロテクト回路の無いIMR系Li-ionを使う際には過放電にならない様に留意したほうが良いかと思います。
最初からCR123A電池が付属しています。
(※使用時には絶縁材を取り除いてください)
電池は【-】から挿入します。
画像は有りませんが電池室内に挿入方向のアイコンが印されています。
モード
・Moon – 0.5 Lm : 30日
・Low - 12 Lm : 64時間
・Med - 60 Lm : 8.5時間
・Hi – 550 →300 Lm : 1.5分/120分
搭載モードは通常点灯が4モード、他にストロボモードを備えています。
S1と同じく【Turbo】モードは有りませんが【Hi】の550ルーメンさえも使う機会は少ないかと思います。
スイッチをワンクリックすると点灯。
点灯状態で長押しするとモード変更、3回以上の連続クリックで【Strobe】発動、どのモードで点灯していてもスイッチのワンクリックで消灯する素直な操作系です。
消灯状態からスイッチの長押しで【Moonlight】スタート。
そのまま【Moonlight】で消灯すると次回の再点灯時は長押ししなくとも【Moonlight】で点灯開始となります。
【Moonlight】で点灯開始してスイッチを長押しすると【Moonlight】-【Low】-【Med】-【Hi】-【Low】…のサイクルでモードが移行しますが、連続のモード変更時は再度【Moonlight】には入りません。
モードメモリを備え次回点灯時には記憶したモードで再点灯します。(※ストロボを除く)
モードを変更するときに小気味よくモードが切り替わるので、こまめにモード変更する使い方をしてもストレスを感じません。
点灯時・消灯時関係無く、スイッチをダブルクリックすると【Hi】で点灯します。
【Hi】の連続点灯時間は僅か1分30秒に制限されていて、制限時間を超えると300ルーメンに自動減光されます。
【Hi】での点灯・消灯時には 『ジワッ』 っという感じで点灯・消灯します。
これは故障や不具合ではなく、容量の大きなコンデンサで大電流を制御しているからだと思います。←※あくまで推測
ロックアウト機能
消灯時にスイッチを長押しすると【Moonlight】で点灯しますが、そのまま押し続けると【Moonlight】の消灯後に誤点灯防止のロックアウトモードにセットされます。
※ロックアウト状態でスイッチを押すとメインライトが1回明滅します。
※ロックアウトモードを解除するには明滅してから更にスイッチを長押しします。
S-miniにはタイマー機能はありません。
スイッチのダブルクリックのファンクションは【Hi】へのショートカットに割り当てられています。
タイマー機能
【訂正】
点灯時にスイッチをダブルクリックするとタイマーモードになりますが、『ポチッ、ポチッ』と普通に素早くダブルクリックすると【Turbo】モードで点灯。タイマーモードは1.5回タップするというのがふさわしく、『ポチッ、ポチイィィィィー…』という感じで2回目のタップを長押しするとメインライトが2回、もしくは1回点滅してタイマーが設定されます。タイマーは9分/3分の切替が可能で2回点滅の場合は9分、1回点滅は3分に設定され、設定した時間が経過すると自動で消灯します。メインスイッチで消灯、またはタイマーで消灯するとタイマー設定は解除されます。
照射
Moonlight – 0.5 Lumen



照射パターンは他のSシリーズと全く同じです。
チタンモデルは光色がNWですが、配光等に違いはありません。
屋外照射時は各モードの明るさが最も近い S1 Baton の照射画像が最も近いと思うので参考にしてください。
・・・って、それではあまりにも手抜きなので、いつも通りにS-miniの屋外照射。
屋外照射
白昼/軸線(中央立木まで67m)


OLIGHT S-mini BATON Stainless




OLIGHT S-mini BATON SUS – All mode

OLIGHT S1 BATON




まとめ
コレクションとするも良し、EDCして使い倒すのも良し・・・
【限定モデル】と銘打っているだけに所有欲をガッツリ満たしてくれる製品になっています。

不満な点は・・・特に無いデス。
この先廉価なアルミモデルがリリースされるかもしれませんが、例え今アルミモデルが併売されていたとしても自分は躊躇無くステンレスモデルを選んでいたと思います。
テールボトム部分の画像が一番判りやすいと思いますが、よぉーく見るとSUSモデルは着色ムラが結構あります。意図的にそうしているか否かは判りませんが、イメージとしてはバイクのエキパイが焼けた時の色の着き方によく似ています。
HA3塗装の場合は塗膜が均一になっていないと (´Д` ) な感じになってしまいますが、適度な着色ムラが独特の雰囲気を醸し出しています。
Copper-RAW は経年と共に外観が変化していきますし、Ti-Rainbow は敢えて虹色に着色されていて強烈な個性を放っています。
※SuSモデルのリリース前は『森のなかま』さんの影響で、かなり Copper-RAW に傾いていたのは内緒です…
どのS-miniも素材感を活かした個性的な製品に仕上がっているので、どれを選んでもきっと満足できると思います。
クリスマスにプレゼントにされたらめっちゃ嬉しいよなぁ・・・(゚ー゚*)。oO ←※個人の妄想です