春のMANKER祭り!(゚∀゚)
・・・ってワケではありませんが、MANKER製品が日本のamazon(ショップ名:Aoniro J)でも購入可能になったので、さっそく MANKER E01 をポチ♪
Quinlanシリーズの T01か、U11か、このE01か・・・
どの機種にしようか迷ったのですが、日亜の高演色LED(なんと90CRI!)NVSW219C- R9050- SW40 がどんな具合なのか?…それに先の Lumintop TOOL Ti が同じ日亜の219Bを搭載しており、両LEDの違いを自分の目で確認したくて E01 を選択しました。
同じMANKER製品でも先のLABORERは旧機種となるので、新旧製品のクオリティ比較もチェックしたいと思います。
製品HP
関連記事
・MANKER LABORER / CREE XP-E R4 (CW)
・LUMINTOP TOOL Ti / Nichia 219B – 1AAA Flashlight
・LUMINTOP TOOL AAA / 3 mode version (CW)
・ThruNite TiS stainless / CREE XP-G2 R5 (NW)
パッケージ
明るい色のクラフト紙素材のBOXに本体と付属品がコンパクトにまとめられています。
E01本体の他に、Wリングと予備Oリングが各1個、取説兼保証書(英文・中文)が同梱されています。
サイズ
・全長: 70mm
・ヘッド径: 16.5mm
・ボディ径: 14.5mm
・本体重量: 15g
・防水性能: IPX-8 (2m)
・耐落下性能: 2m
※全てカタログ値
1AAAのヘッドツイスト式としてはヘッド径が大きくφ16.5mmとなっています。
電池込みの装備重量は、使用電池によって数グラム程度の差が出ますが、EDCするには充分軽量です。
本体重量の計測値がカタログ値より1g重いのですが、ハカリの最少計測単位が1gなので誤差によるものです。
ボディ
このE01もMANKER製品らしいボリューム感のあるデザインで、ボディ部分が大胆に加工されています。
doorman自身はLABORERとデザインで共通する点も多く気に入っています。
今の処、E01はグレー・パープル・ブラックの三色展開ですが、今回はグレーにしてみました。
他のMANKER製品と同じく、このE01も全てHA3塗装仕上げされているようですが、グレー色もダマやムラなどは無く、美しい仕上がりです。
製品HPの画像には、メーカーロゴのプリントの後ろに(?)【E01】の型番がプリントされていますが、トレードマークを表す【TM】の文字がプリントされています。
目立ったCNC加工痕も無く、握った感じも自然に手の平にフィットする感じです。
ヘッドからテールまで、ほぼ同径のストレートボディの1AAA製品(例えばマグソリ)を使い慣れていると、最初はE01に違和感を感じるかもしれません。また、ボディ部分にローレットが無いので滑りやすいように見えますが、フラット面とテール側の膨らみでしっかりとホールド出来るので全長が70mmのコンパクトサイズでも操作性は悪くないです。
ヘッド
フィルターはガラス製でリフはOPリフ。
ヘッド部分のローレットは浅めの加工でシルキーな感触です。
ヘッド径が16.5mmと大きいので、14mm径の1AAAと比べて照射角度が広くなっています。
LEDの外観は219Bと比べても大きな違いはなく普通な感じです。
PCBも丁寧に造られていて、キャニスターらしきパーツにしっかりと固定されています。
PCBとボディ側の非塗装部が直に接触しますが、PCBパターンに傷が付いていない事からもボディ側の加工もきちんとされているようです。
ジョイント部はネジピッチの大きい山ネジですが、ヘッドをツイストする時に抵抗感はありません。
気になったのはネジ長さが少し短い点でして・・・
少し緩めるだけで【OFF】にできるのですが、ヘッドを押すと点灯しまうことがあります。
あともう少しネジ長さがあれば充分にヘッドを緩めておけるので確実に誤点灯防止ができ、安心してEDCとして携帯・常用できると思います。
リア/テール
E01のリア形状はテールスタンドを考慮された形状にはなっておらず、ローソク立てはできません。
個人的にはローソク立ての可否に全く拘りが無いので、この形状でも全然OKです。
エッジが立ったままの部分はON/OFF操作の際に指先が当たって違和感を感じます。
金属製のキーリングを付けているうちにエッジが取れて来るとは思いますが、ちょうど手の平や指先に直接角が当たるので気になりました。
電池
エネループ等の1.2Vの単四形Ni-MH充電池か、1.5Vの単四形アルカリ乾電池を使います。
動作電圧に関しては明記されていませんが、3.7V 10440型リチウムイオン充電池は使用できません。
電池室内径にも余裕が有りテール側にもスプリングが設置されているので、多少規格外サイズの電池でも問題無く使えるハズです。
モード
E01の搭載モードは、通常モードとして【Low】・【Med】・【Hi】の3モードと【Strobe】を備えています。
スイッチ操作はヘッドを締めて【ON】・緩めて【OFF】と、一般的なヘッドツイスト式ライトと同じです。
モードの変更は、取扱説明書にある通り2秒以内にヘッドのON/OFF操作を完了すると次のモードに移行します。
【Low】→【Med】→【Hi】→【Low】…のサイクルを繰り返し、モード変更を2サイクル(6回)繰り返すと【Strbo】モードが発動します。
同じモードで2秒以上点灯すると現在のモードがメモリーされ、消灯から10秒以内に再点灯すると記憶されたモードで再点灯します。
消灯から10秒以上経過するとモードメモリがリセットされ【Low】で点灯します。
モード関連は ThruNite Ti3 以降のモデルと操作・動作が同じですが、自分のE01は《2秒以内》ではなく《6~7秒以内》とモード変更操作時に余裕があります。制限時間が長くても使い勝手に変化は無く、今のところ特に使い辛いとも感じませんが、マニュアルの記述と異なるので気になる方もいるかもしれません。
照射
Low 0.14 Lm (Firefly)
水平照射
配光/演色比較
MANKER E01
LUMINTOP TOOL Ti
LUMINTOP TOOL AAA
ThruNite TiS
光色&演色性比較
E01は、照射角度がやや広く周辺光の境界は柔らかい感じとなります。
また、太くしっかりとした中心光で、拡散系というよりスポット寄りの配光に感じます。
光色に関しては、照射角度比較の光色が一番実際の光色に近く、壁面照射比較の光色は実際よりも暖色系に写ってしまいました…(^^;
※Tool Ti の219Bも実際よりCW過ぎる感じです…
演色性比較では、同じNWでもXP-G2のNWとでは演色性の違いが一目瞭然で、TOOL Ti の219Bより暖かい色味になります。219Bと219C、どちらも演色性能に関しては甲乙つけがたくぅ、最終的には個人の好み&感覚・・・ってことになるのかと思います。(E01の219Cは【赤】成分が少し強いかなぁ…)
今回は、219Bと219Cを並べて比較しているので違いが判りますが、各画像を単独で見せて 『こういう色です』 といえばそれなりに納得してもらえると思います。
まとめ
アルミ素材の1AAAのヘッドツイスト式ライトは、各メーカーともエントリークラスのモデルとして位置付けられている場合が多いと思います。
このエントリークラスのモデルで、そのメーカーの全てが解るわけではありませんし、廉価での販売を実現するためにコストカットを余儀なくされ、それが製品クオリティにも表れてしまうのはやむを得ないと思います。
ただ、エントリーモデルであるが故に、そのメーカー製品を始めて購入するモデルとなる場合もあり、製品の出来いかんでは、そのメーカーに対する心象を左右してしまう重要な位置を担っている製品でもあります。
既に経験値が上がっていれば 『まぁ、安価な製品だからね…(´・ω・`)』 と妙に納得できてしまうのですが、そうでない場合は・・・。
MANKER E01 については、加工精度・仕上げ・回路・光学系については価格以上の満足感があります。
デザインについては個人の好みがあるので優劣をつけるのはフェアではないと思いますが、個人的に気に入っているので贔屓目に見てしまいます。(笑)
やはり残念なのが【ネジの長さ】で、あともう少し長ければ完璧な製品になった気がします。
ヘッドを充分に緩めてもリアスプリングの反発力とOリングとの摩擦でヘッドが簡単に脱落することはありませんが、ヘッドを押しても完全に点灯しなくなるまで緩めるとネジ掛かりが少なくガタつきも大きくなります。
全長を70mmに収めて操作性を維持するためには、このネジ長さが限界とも思えますが、全長が長くなってもネジ長さは充分に確保して欲しかったと思います。
それでも高演色のキーライトとしては良くできていて、デザイン的にOKならば初めての高演色ライトとしてオススメです。