『今年は爆光ライトに・・・』と、言っておきながら単4×1(1AAA)仕様のライト・・・
丸2年、ほぼ毎日使っていた GENTOS GTR-141T の動作がどうも不安定でして、点灯するとチラついたり、全く点灯しなかったり・・・(´Д` )
電池やスイッチ、本体とLEDユニット、全ての接点をクリーニングしても改善しないとなると後はPCBの断線か部品の故障しか考えられないのですが、GTR-141Tの明るさとかモードとか点灯時間とか・・・少々不満も有ったので思いきって買い換えました。
ヘッドツイスト式スイッチの1AAAライトも考えたのですが、GTR-141Tを使う時は片手が塞がっている事が多いので、GTR-141Tと同じリアスイッチの製品に絞って物色したのですが、コレが意外に少なくて・・・(´・ω・`)
$10前後の安価な製品はモード切替出来ないし、かといって1AAAのライトに$30近く出費する気にはなれないしで、以前から気になっていた Lumintop TOOL AAA を HKequipment で購入しました。(購入時:$19.00)
■LUMINTOP – TOOL AAA 製品ページ
パッケージ
パッケージは紙製の外装とプラスチックケースの組み合わせで、予備のOリングが付属。
実は、パッケージに □Stainless Steel の表記が有るので『もしや後からフル・ステンレス・バージョンも出るのか?』と期待して待っていたのですが・・・Stainless はクリップの材質を示していると気付きまして・・・。
サイズ
マグソリとほぼ同じ長さで GTR-141Tよりも小型なのでポケットに入れていても全く気になりません。(P2デカ過ぎw)
GTR-141Tと比べても判る通り、リアスイッチタイプのライトとしてはコンパクトなサイズです。
ボディ
ヘッド、ボディ、リアの3分割。
全身ローレット処理のライトを見ると ThruNite を連想してしまいます。
ローレット自体も深目に刻まれているので濡れた手で持っても滑らず、本体の“くびれ”のお陰でホールド性が良くスイッチ操作も楽に行えます。
ヘッドとリアはネジピッチや長さが同じなので逆付けする事でクリップの向きが変わります。
クリップの方向を変えるのにクリップを外す手間要らずなのは良いかも・・・
ちなみにクリップは鬼の様に固く簡単には外れませんでした。
が・・・、自分はクリップ付けない派なので外したのですが、注意したにも関わらずHA塗装まで逝ってしまいました・・・(´Д` )
結局、黒マジックで塗り塗りし、アラ隠しも兼ねて付けたままにしています。
パッケージには、電池交換をヘッド側から行うようなイラストが描かれていますが、リア側から交換しても全然問題ありません。
ヘッド
ヘッド径は14mmでOPリフにCREE の XP-G R5 XP-G2 の組み合わせ。
1AAAのライトなので個人的にはXP-G2じゃなくても良いかなと・・・。
※HKequipment内、販売ページの仕様記述が変更されており、この個体もよく見たらXP-G2 でした♪
スイッチ
リバース式のスイッチなので間欠点灯は出来ません。
感触はかなり堅めですが、ブーツが出っ張っているので押しにくいとは感じません。
ただし、所有しているライトの中で操作音が一番大きいと感じるので静かな場所でのON/OFF操作には少々気を使ってしまいます。(カチッという音ではなくカキッという感じ)
推測ですが堅目のスイッチになっているのは、EDCライトとしてポケットに入れた時などの誤点灯防止も考慮されているのではないかと・・・(リアを緩める事でロックアウトも可能)
モード
モードは2モード・・・では無く3モードでした。\(^o^)/
CPFのレビューによると同社のWormシリーズと同じPCBが使われていたようですが、自分の個体にはWormの文字プリントが無く、マイナーチェンジが行われたのかもしれません。(製品ロットによっては2モードかも・・・)
Mid → Low → Hi のサイクルで、消灯から2秒経過するとリセットされて Mid からのスタートになります。(モード変更は2秒以内に半押し)
製品サイトの記述には【★2 Light Modes:1.5lm(60 hrs)-70lm(1 hour)】とあるのですが、Hi・Lowに関しては大体それぐらいだと思います。(Ni-MH充電池使用)
Mid は多分 30~40lm ぐらいかなぁ・・・
正確な数値は不明ですが、用途を考えると使い易い光量だと思います。
どのモードでも電池を使い切るまで長時間の連続使用はしていませんが、電池電圧が下がるとMid/Lowの2モードになる事を確認済みです。ただ、どの多モードライトでも同じ事が起きるので仕方ないと思っています。
それよりも複数モードを備えている安心感(?)とHiモードの70lmが明るく、わんパトのバックアップとしても使えるのが有難いデス。
点灯
ヘッド径は小さいのですがリフが浅いので照射範囲は広く、XP-Gですがスポットもかなり太めの配光になります。周辺光の光量は減りますが Olight S10 Baton と同等、若しくは少し広い範囲を照らす事ができます。
光色はXP-Gにありがちな青白いCWを想像していたのですが、実際の色温度は低めでした。
GTR-141Tと比べると白く感じますが、多分5500~6000Kぐらいではないかと・・・
もしかしたら至近距離を照らすEDC系のライトなのでその辺りも考えられているのかもしれません。
Hiモードでの連続点灯ではそれなりにヘッドが熱くなりますが危険を感じる程ではありません。
まとめ
個人的に LUMINTOP というメーカーに馴染みが無かったので、正直 『どうかなぁ・・・』 と思っていたのですが、この TOOL AAA に関しては品質・性能とも大満足です♪
1AAAのライトはスイッチがヘッドツイスト式の製品が多く、TOOL AAAよりも明るい製品も沢山あるのですが小型・軽量のプッシュ式スイッチで複数モードを搭載したメーカー製の1AAAライトとして TOOL AAA は貴重な存在かもしれません。
価格的にも他のメーカー製の1AAAのライトと同じぐらいなのでヘッドツイストのライトに馴染めない方にはオススメです。
まだ GTR-141T ほど長く使い込んでいませんが、今後EDCライトとして活躍してくれそうです。
ただクリップに関しては最初から本体に付けず、ユーザーが好みで後から付ける・付けないを選択できる方が良いでしょうねぇ・・・LUMINTOP でも EDC Light では無く Keychain Light にカテゴライズされているワケですし・・・
後はヘッド先端のOリングを蓄光にして貰えると嬉しいかも・・・
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GENTOSから複数の新製品が発売されましたが、個人的には 1AAAの明るさ50ルーメンのキーライトが気になります。
どうやらヘッドツイスト式みたいだけど PATORIO 4(GP-4)みたく OFF にしてもヘッドが脱落しない構造なら良いかもなぁ・・・(゚ー゚*)。oO(スペックの割りに高価なのは新製品だからか?)
その前に GTR-141T を修理(※改造)しなくては・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ