怒濤のMAGLITE製品レビュー、第3弾!(゚∀゚)
・・・って、ワケでは無いのですが、安売りされてるのを見つけてしまい、つい…
今回の Mini MAGLITE LED 2AAA は、同社のミニ・マグライトシリーズの2AAA(単四×2)・LEDモデルです。
正直に申しまして…今まであまり興味をそそられる製品ではありませんでした。
それでも『お試し価格(?)』で販売されていたら、やはりスルー出来ないじゃぁないですか?(知らんがナw)
これまで1AAAのソリテールやミドル&フルサイズの4C/2DをLED化したのですが、マグライト社製のLED搭載製品は1本も持っていないので、良い機会かと思い購入してみました。
ヘッドが大きいのでペンライトと呼ぶにはチト無理がありますが、ヘッドツイスト式のペンライトの使い勝手は果たして…
■Link
・MAG-LITE
・MAG-LITE JP – TOP
・MAG-LITE JP – Mini MAGLITE LEDシリーズ
■関連記事
・ThruNite Ti4 / CREE XP-G2 (CW) Penlight
・GENTOS Floox LU-185
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パッケージ
ブリスターパックかと思ったらハードケース(Presentation Box)仕様でした。
プレゼントにするならハードケース仕様のほうが高級感があって良いですな…
本体の他にクリップと単四のテスト電池が2本、あとは英文マニュアルが同梱されています。
サイズ
- 長さ:127mm
- ヘッド径:19mm
- ボディ径:12.7mm
- 本体重量:49.04g
- 耐落下性能:1m
- 防水性能:IPX-4
ヘッド径以外は ThruNite Ti4 や GENTOS Floox LU-185 とほぼ同じサイズです。
ただ、実物はペンライトというより2AAの小型版といった感じで、やはりヘッドサイズが影響しているんだと思います。
ボディ
ソリテールや2AAと同じく、ヘッド・ボディ・リアの3つのメインユニットで構成されています。
今回選択できるカラーはシルバー(SV)しかなかったのですが、マグライトは表面に傷が付いたりクリア塗装が剥げても目立たないシルバーかグレーが個人的に好きなので丁度良かったです。
付属のペンクリップは差し込み式で逆方向にも取り付けられます。
差し込み式なのでボディの塗装を傷めてしまいそうですし、スッポ抜けて本体だけが行方不明…ってことになると悲しいので最初からクリップは付けないで方向で行こうと思います。
ヘッド
ミラーリフ、風防とも樹脂製です。
樹脂製の風防は長期間の使用で傷が付きまくるので好きではないのですが…
ヘッドユニットは更に分解出来て風防やリフ、Oリングなどを交換可能になっています。
他のミニマグと同様にヘッドを廻してON/OFF操作を行います。
ヘッドが大きく、手の平全体でボディが固定できるので1AAAのソリテールより操作がし易く感じます。
【締めてOFF】・【緩めてON】のアクションも同じなので、ミニマグ・シリーズを使った事があればスグに使いこなせるハズです。
ヘッドを締めた状態で電源がOFFになるので携帯時の誤点灯も少ないかと思います。
LED
表面実装型のパワーチップ白色LEDですが、LEDの外観から LUMILEDS の LUXEON Z シリーズが使われているかと思います。
- 明るさ:87ルーメン/3387cd
- 照射距離:116m
- ランタイム:5時間
CREEのLEDと比べて明るさはイマイチですが、Vfが2.8~2.89Vと低いので電源が1.5Vの乾電池の場合にはメリットも多いですな…
87ルーメンが5時間持続するか検証はしていませんが単四×2本で2~3時間、それなりの明るさで使えれば個人的に不満はありません。
リア
リアキャップの形状はミニマグやソリテールと同じでストラップホールもちゃんと設けられています。たぶん何も入っていないのでスプリングは外していません(笑)
電池
電池はアルカリ乾電池を推奨しているみたいですが、一応エネループも使えます。
※エネループでの使用は自己責任で!
エネループを使う場合は、電池の過放電に注意して 『少し暗くなったかな?』 ぐらいのタイミングで電池交換したほうが良いかと思います。
点灯
照射比較ではエネループを使っているので少々暗いかもしれませんが周辺光を比べるとやはり明るいのかなと…
ヘッドが大きい分だけリフレクターの口径も大きく、それなりに深さもあるのでスポット側に絞ると想像以上に飛び系ライトになります。
光色はCWとNWの中間ぐらいかなぁ…
画像では中心光部分が真っ白なCWに見えますが、CWのTi4と比べるとやや暖色寄りの色温度に感じます。
まとめ
最近の2AAA仕様のフラッシュライトなら Mini MAGLITE LED 2AAA よりも明るくて複数モードを備え、防水・耐落下性能も遥かに優れている製品は他にもイッパイ有ります。
それらの製品とトータルで見比べるとどうしても見劣りしてしまいますが…
『まぁ、マグライトだからネ♪(゚ー゚)』
と、許せてしまう不思議な魅力があります。(あ、誉めてるんですよw)
Li-ion充電池ではなく乾電池に拘って従来の電球モデルと同じサイズでLED化モデルをリリースするトコロなんて素敵じゃぁナイですか!(゚∀゚)
ただ、『この製品を積極的に選ぶ理由は?』…と、問われると 『うーん…』 となるのも事実でして…
1AAAのソリテールより明るさやランタイム面で有利だけど物理的なサイズは大きくなってしまいますし、ミニマグ 2AA よりは小型・軽量だけど明るさやランタイム面で劣ってしまいます。
ソリテールと同じコンパクトなサイズで高性能なヘッドツイスト式ライトも沢山有りますし、この2AAAと同じペンサイズのライトでも高性能な製品が複数存在し選択肢も増えている中で、1本目の2AAAとして敢えて mini maglite 2AAA LED を選ぶ…ってのは、ミニマグ2AAとかを使ったことがあり、マグライトの味を知っている人に限られて来るんじゃないかなと…(※個人の妄想です)
本日現在の maglite.com での価格が $23.5 となっていますが、価格対性能比でも割高感が拭えず【MAGLITE】というブランドだけで頑張ってるのが実状なのかなと…つい、ネガティブな想像をしちゃったりします。
(日本国内での販売価格がアレだから余計にそう思うんでしょうな…)
勿論、ブランドだけで選ばれるのはソレはソレで凄い事ですし、長い時間をかけて育て上げてきたブランドには敬意も持っています。ただ、フラッシュライトに限らずブランドに依存し過ぎたばかりに第一線から消えて行く歴史あるメーカーも多いですし、マグライトには絶対そうなって欲しくないなと・・・(´・ω・`)
たまたま今回は安価(¥980)で販売されていたので《お買い上げ》となりましたが、やはり《通常価格》だと手は出し辛いかなぁ…ってのがホンネです。
でも、CPUの動作周波数競争みたく 『○○○ルーメン!(゚∀゚)』 の様に高出力を謳う製品が多い中で、ルーメン値競争から一歩引いた【ゆるフワ感】の漂うシンプルな製品は何だかホッとしますし 『貴重だよなぁ…』 とも思う今日この頃です。
【ゆるフワ感】を味わえる対価と考えれば多少の出費は・・・
でもォ、それは・・・
※↑【割高感】と【ゆるフワ感】の狭間で揺れる中年男子の図
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Mini MAGLITE LED 2AAA は、ThruNite Ti4 のように専門性の高い現場でも使える優等生ではないですが、子供から高齢者まで誰にでもスグに使える間口の広い(?)イイ意味でゆる~い製品だと思います。
メインとしては物足りないかもしれませんが、暗い夜道でも舗装されていれば使える明るさですし、サブとして携帯するにも手頃なサイズと重さなので、EDCとして、防災・減災用として1本あれば心強い製品なのは確かです。
『特攻野郎!Aチーム』 的なデザインや仕様では無く、6色のカラーの中から好みのカラーが選べて、ヘッドが大きくて片手でも操作がしやすいので女性でも使いやすい製品だと思います。
んなワケで、この mini MAGLITE 2AAA は、脳内仮想彼女にプレゼントすることにしました。
『まぁ!嬉しいワ♪ (*´∇`*)』 < ※ただの一人芝居乙
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マグライト製品全般に言えることですが、乾電池の液漏れでライトが使用不能・再起不能になるのを防ぐために長期間使用しない場合は、電池を抜いてライトと電池を別々に保管するのが吉。(液漏れでリアキャップが固着すると再起不能となります)
【液漏れ対策品】を謳うメーカー品のアルカリ乾電池もありますが、アルカリ乾電池は基本的にどのメーカーの電池を使っても長期間機器に入れっぱなしにすると100%液漏れすると思って間違いないです!(`・ω・´) キリッ