※画像は撮り直してマス
MAGLITE 4C じゃなくても 3C ならエネループで3AA化して、3.6VでPICマイコンで多モードのマグライトでハッピー♪…とか考えながら、安価なブツを捜していたら野口先生1.5人分で新品の2Dが売られていて、つい…
フルサイズのDセル(単一)モデルよりミドルサイズのCセル(単二)モデルの方が見た目のバランスが良いし、握りやすいし、イジリ甲斐があるのですが、常備灯としてランタイム面で有利なD-cellモデルが1本くらい有ってもイイかなと考えまして…
ん?
ホントはLED化する為だろって?
当たり前じゃぁナイですか!(゚∀゚)
こんな美味しい素材をほっとくワケありませんがナ・・・( ´¬`)ジュル
でも、いきなりLED化するのも何なんで、先ずは軽くマグライト2Dのレビューなぞを…
■製品HP:
・MAG-LITE JP – TOP
・MAG-LITE JP – 白熱球採用モデル/C・Dセルモデル
■関連記事
・MAGLITE 4C : Xenon-bulb model
・MAGLITE 4C : LED化計画【1】・・・パーツ編
・MAGLITE 4C : LED化計画【2】・・・LED電球編
・MAGLITE 4C : LED化計画【3】・・・電池・接点編
・MAGLITE 4C : LED化計画【4】・・・降圧回路・完結編
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パッケージ
MAGLITE 4C と同じく、パッケージはブリスターでなく紙箱でした。
本体の他には英文の取扱説明書のみ。
やはり本体は“素”のままで入っており、ビバ・アメリカ!(゚∀゚)って感じです。
販売サイト上では電球の種類(クリプトン球かキセノン球か)が明記されていませんでしたが、仕様表記画像からキセノンモデルより古いクリプトン球を使ったモデルと予想していましたが・・・やっぱりクリプトン球でした。
このサイズ、この重さで19ルーメン・・・なのにランタイムがたった10時間ってのが涙を誘います…(´;ω;`)
amazonや他の通販に出品されている電球マグライト全般について言えるコトですが、電球仕様や性能についての表記が無かったり曖昧だったりするので、電球の種類に拘って購入する際は出品者に確認するなどしたほうが良いかもしれません。
ちなみに今回のMAGLITE 2D-Cliptonの外箱と、先の4C-xenonの外箱に記載されているモデルNo.について末尾のアルファベットが異なっており、それぞれ【C】と【U】になっていました。
この末尾のアルファベットが電球の種類を示すものか?はたまたリビジョンを示しているのかどうかは、定かではありません…
ただ、右側の数字は製造年月日を示していると思います。
今回の2Dは 2006/02月製造、4Cは 2012/01月製造ってことになるかと思います。(随分と大事に保管されてたんですな…)
サイズ
- 長さ:254mm
- ヘッド径:57mm
- ボディ径:39.67mm
- 本体重量:402g
長さについては、それほど長いとは感じ無いのですが、グリップ径が約40mmってのは…やはり太いですナ…(ーー;)
一応、自分は完全にボディを握ることが出来るのですが、仕様通りに単一電池を2本装填すると子供や女性は持て余す太さと重さだと思います。マグライト 6D にショルダーベルトをつけて使う…ってのにも納得です。
Dセル(単一)仕様のライトなのでCセル(単二)モデルと寸法的に大きく違って当然なのですが、予備のバルブを入れておく為のリアキャップ部分のスペースや、リフレクターを収めるヘッド内部の寸法も若干異なっています。(※後述)
スイッチ
4Cのスイッチには有ったマグライトのライオン・ロゴがありません。
スイッチにライオン・ロゴが入るようになったのは、バルブに MAG-NUM STAR II Xenon が使われるようになってかららしいのですが…(※これも未確認情報です)
間欠点灯が可能なフォワード・クリック式スイッチですが、操作感は4Cと比べてやや固く反発力が強い感じがします。
リア
4Cと同じくリアのテールキャップ内に予備のバルブを格納できます。ただ、4Cは内側の深さが約28.5mmありましたが2Dは約21mmと、かなり浅くなっています。
リアの接点をイジれば2Dでも18650Li-ion充電池を2本セットすることが出来そうですが、4Cの時よりも余裕が無いので電池仕様を変える場合は再度工夫する必要が有りそうです。
Dセルになった分だけリアのスプリングも巨大になっています。
画像では大きさが伝わらないかもしれませんが、実物は長さが4cm近くあり、笑っちゃうぐらいの大きさです。
クリプトン球
このマグライト 2Dはクリプトン仕様なのでバルブリテーナーの開口径はキセノンバルブモデルより広く、実測でφ11.5mmもあります。
市販のLED化パーツを使う場合は、バルブリテーナーの開口径が大きい方が選択肢が増えて良いのですが、LED化パーツを自作するならあまり関係無いかなと…(それでも大きいほうがラクかな?)
ちなみにクリプトン球モデルをキセノン球仕様にする純正パーツも販売されているので、LEDより電球のほうが好きな方は検討してみてはいかがでしょうか?
問題は…
4Cの時には、市販のLED電球をほぼそのまま使えたのですが、残念ながらこの2Dにはセット出来ませんでした・・・(´Д` )
LED電球の先端がヘッドから5mmほど飛び出してしまうのですが、ヘッド周りの寸法を実測したらヘッド径は同じでもヘッド内部の寸法が4Cとは全然異なっていました。
図面上でもLED電球の放熱フィンが完全に干渉していますな…(´・ω・`)
ヘッドを少し緩めるか、ボディの先端を5mmほどカットすればLED電球をセットすることも出来そうですが、そこまでLED電球に拘るのもアレなんでLED電球を使うのは潔く諦めます・・・今のトコロはw
ヘッドとボディをジョイントするネジ部分の長さがかなり違い、ヘッドパーツに対してボディの呑み込みが深くなっています。強度的な理由なのか、それとも製品を少しでもコンパクトにする為なのかは不明ですが、なにもココまで深くしなくとも…って感じがします。(Oリングとスイッチの位置は双方に差がありません)
うーん、しょうがないなぁ…♪
これではLED電球を使わないでLED化する方法を考えるしかないじゃないか!(*´∇`*)
※↑手段が目的化している典型的な症状
まとめ
MAGLITE 4C にLED電球ユニットを組み込んでLED化したのは、少々(でもないな…)マニアック過ぎましたし、普通の量販店やコンビニで買えない電池を複数本使って電圧を確保するのも大人気なかったかなと・・・w
なので、その反省も踏まえて(?)今回は一般的なアルカリ乾電池やエネループなどのNi-MH充電池を2本使う2Dセル・3.0Vのフルサイズ・マグライトの電池仕様そのままにLED化してみます。
わざわざ自作しなくとも3.0V対応の市販のLED化パーツを使えば簡単にLED化できますが、それなりの明るさで点灯するLED化パーツは結構なお値段で販売されていますし、数百円程度の安価なLED化パーツは明るさがイマイチな感じです。
※安価な製品はLEDの外観や消費電力からして最大でも15~20ルーメンぐらいの性能かと思います。
必殺のLED電球が使えないとなると、リフとキャニスターがセットになったパーツを新たに捜すか、市販のLED化パーツみたく電球ソケットに小型のLED化ユニットをセットするしか手がありません。
幸いなことに MAGLITE 4C のLED化で使ったP13.5sの口金も余っていますし、昇圧する電子部品も手元にあるので今回は電球ソケットにセットするLED化ユニットを自作してみます。
でも、やはり電球仕様ならC-cellモデルの方が弄るには面白いかな…
続く・・・