MAGLITE 4C : Xenon-bulb model

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MAGLITE 4C Xenon

燃費や明るさ、光源の耐久性を考えると既に 『過去の遺物』 になりつつありますが、新古品扱いで安かった MAG-LITE 4C (S4C015) Xenon をポチ・・・えぇ、衝動買いですともサw(※開き直り)

このマグライト 4Cに限らず、他の MAGLITE C/D cellシリーズも製造時期によって各部に微妙な違いがあるようです。ミドル&フルサイズのマグライト(通称:デカマグ)については、既にネット上に多くの情報やレビューが有るので、このエントリーでは、現行のキセノン版はこうなっているよ的な感じで、LED化も含めて軽くレビューをしたいと思います。(キセノンモデルの製造は既に終了しているらしいです…)

■製品HP:
MAG-LITE JP – TOP
MAG-LITE JP – 白熱球採用モデル/C・Dセルモデル

パッケージ

MAGLITE 4C Xenon / box

パッケージはブリスターでなく紙箱でした。

MAGLITE 4C Xenon / box

本体の他には英文の取扱説明書のみ。
本体が“素”のままで入っているのはレザーマンのマルチツールと同じで、とってもアメリカンな感じです。

サイズ

  • 長さ:325mm
  • ヘッド径:57mm
  • ボディ径:31.75mm
  • 本体重量:370g

製品リビジョンの違いなのか、媒体によって微妙にカタログ値が異なっているようです。

MAGLITE 4C Xenon / size

SOLARFORCE L2T との比較画像では大きく(長く)見えますが、実物を手にしてた第一印象は 『思ったよりデカくないな…』 でした。

単1乾電池(Dセル)仕様も考えたのですが、D-cellシリーズはボディ径が 39.67mm もあり、ハンドリング面で少々厳しい気がしたのでCセルにしたのですが、自分が普通に握れる太さのCセルで正解でした。

※とにかく 『太くて長いのが好き!(*´∇`*)』 って方は 6D を選べば後悔しないでしょう

ヘッド

MAGLITE 4C Xenon / head
MAGLITE 4C Xenon / bulb
MAGLITE 4C Xenon / bulb

以前のC/Dセルモデルは、口金がP13.5sのグラマー(?)なクリプトン球を用い、寿命が来たら電球を丸ごと交換する構造になっていたようですが、キセノンモデルは樹脂製のソケットパーツが装備され、ソリテールや2AAのPROのキセノンと同じく2芯のバルブだけ引っこ抜いて交換できる構造になっています。

ギザギザの付いたバルブリテーナー(Bulb Retainer)で固定する構造は新旧とも同じですが、キセノン球モデルのバルブリテーナーはクリプトン球モデルに比べて開口部の直径が小さくなっているようで、TerraLUX などの3rd パ-ティーからリリースされているLED化ユニットを装着する際に【取り付け不可】って事が起こるようです。

※マグライトでのキセノン球の正式名称は MAG-NUM STAR II Xenon というらしいです。

■Link:たまごの我妻屋~tamago漫遊記~湧々地在卵 / 懐中電灯。ハンドライト。マグライト4c

Oh・・・こんな罠があったとは・・・(ノ∀`)

市販のLED化ユニットを使用する場合は、対応機種リストと合致していても 『自分のモデル(リビジョン)で使えるか?』 をよく確認する必要がありそうです。

MAGLITE 4C Xenon / Bulb Retainer

この個体のバルブリテーナーの開口径は実測で約9.3mm。

MAGLITE 4C Xenon / bulb
MAGLITE 4C Xenon / bulb socket
MAGLITE 4C Xenon / bulb socket

実際に取り付け確認まで行っていませんが、樹脂パーツを外せば寸法的にP13.5sの口金もセット出来そうです。

MAGLITE 4C Xenon / lumen

パッケージには 105ルーメンの表記がありますが、MAGLITEの日本語サイトでは74ルーメンとなっています。

MAGLITE 4C Xenon / focus
MAGLITE 4C Xenon / focus
MAGLITE 4C Xenon / focus

フォーカスは、スイッチユニットと一体になっているシャフト(?)部分に内蔵されたスプリングによりバルブの取り付け部全体がピストンのように可動する構造で、光源全体を前後させることでワイド~スポットの調節を可能にしています。

正面から覗くと金色の突出部が見えますが、この部分にリフ側の竹ヤリみたく斜めにカットされた部分が接触し押されるとバルブ全体が下がり当たりが浅くなるとバルブが戻ってリフに対してバルブがせり出す仕組みです。

スイッチ

MAGLITE 4C Xenon / switch

スイッチはフォワード・クリック式でスイッチ半押しによる間欠点灯が可能です。

ボタンが大きくストロークが深めなので間欠点灯操作が行いやすく、余程のことが無い限り誤点灯することも無いと思います。

スイッチブーツにMAGLITEのライオン・マークがありますが、これは前から有ったのかな?

リア

MAGLITE 4C Xenon / rear
MAGLITE 4C Xenon / rear spring

開封前からカラカラと音がしていたので 『 ナンだ?不良品か? 』 と、嫌な予感がしたのですがテールキャップを開けてみたらリアのスプリングが外れていただけでした。

MAGLITE 4C Xenon / spare bulb

リアキャップのスポンジの中に予備のバルブが入っているのでスプリングが簡単に外れるのですが、スプリングがゴツくて反発力が少々強すぎるかも・・・

MAGLITE 4C Xenon / battery

4C-cellという仕様は寸法的に面白く、バッテリーチューブなどを自作すれば単3電池や18650Li-ion充電池でも使えるライトになりそうです。

単3から単2に変換するアダプターも有りますが、4本交換する手間を考えるとウレタンなどでボアダウンした方が使い勝手が良さそうです。ただ、単3をそのままセットするとなるとリアの接点を弄らないとダメかも・・・

サイズ的に 18650 や CR123A も使えますが 18650×1 や CR123A×2 で使うのに 『こんなにデカい必要があるのか?』 って気はします。

汎用性を考慮しなければ 18500 や 25500 を標準セル数だけセットするって手もあります。(電池室の内径が約26mmなので、26650 は太さ的に厳しいと思います)

まぁ、16340 × 6 で最大:22.2V (3.7 × 6)の高電圧を得ることも可能なので、それなりのLEDを使って瞬間芸仕様の爆光ライトにMODするのもアリかも?

まとめ

LED全盛のご時世に光源がキセノン電球で、しかも単2乾電池を4本も使って6Vという電圧を確保しながら105ルーメンという性能・・・

デカい・重い・暗いの三拍子揃ったライトに萌えるのは、その手の方々や、その素質(?)がある方だけかなと・・・

防災用として常備ってのも MAGLITE 4C より遥かにコンパクトで明るくランタイムも長いIPX-8の防水性能を持つ安価なLEDフラッシュライトが山ほどある現状では説得力に欠けるし・・・
(電子回路が無い単純な構造なので故障リスクは低いのですが…)

彼の国のポリスメンも機動性を損なうようなライトは既に使っておらず、防犯や護身とするのも微妙ですし街中で意味も無く携行しているとアレな事になるし・・・

なので今となっては 『 趣味デス!(`・ω・´) キリッ 』 と言い切ってしまうのが潔いかもしれませんし実際に趣味だし・・・w

+++

MAGLITE 4C Xenon / head

取り敢えず随分前にDXから購入したφ52.8mmのガラスフィルター(SKU:25231)がサイズ的にピッタリだったので交換しました。元々ヘッドキャップが閉まりきらず0.5mmほどスキ間が在ったのですがフィルターを交換した事でスキ間が若干拡がってしまいました。

もしLED化するなら、BIGヘッドとロングボディを活かした改造がしたいなぁ・・・(゚ー゚*)。oO

MOD素材としては面白そうですが、スグにLED化しないでキセノンバルブのままにして比較用のリファレンスとして使ってみようかと考えています。

MAGLITE 4C Xenon / xp-g
MAGLITE 4C Xenon / xp-g

それでもココで使ったφ12.8mm基板のXP-G NW は一応セット出来そうです。
※ヤル気満々じゃねぇかw

単2のアルカリ乾電池を入れたままにしておくと手持ちのミニマグ 2AA のように 『 液漏れヒャッハー!(゚∀゚) 』 な事態になりそうなので、先ずは明るさとランタイムを犠牲にしてもエネループ 4AA 仕様にするつもりです。

エネループ 4AA だと電圧的に 3C/3D とほぼ同じなので明るさも 3C/3D と同じぐらいかなぁ・・・
 

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