暫くはノーマルのキセノン仕様で使うつもりではいますが、少しずつ MAGLITE 4C xexnon のLED化を進めてみようかなっ・・・と♪ (゚ー゚*)。oO
先ずは光源となるLEDをどうするか?ってところですがぁ・・・
市販のLED交換ユニットをそのまま使うのが一番お手軽ですが、それでは面白くないし、お値段のわりに性能(明るさ)がイマイチだし、何よりこのブログでソレは許されないでしょう・・・(´・ω・`)
元々、MAGLITE 4C は複数セル仕様で使用電池次第で供給電圧を調整可能ですし、ヘッド部分もサイズ的に余裕があるので遠射系にでも多灯爆光系にでも改造が可能だと思います。
が・・・、改造するより遠射系も爆光も市販製品の方が、使い易さや安全性、安定性も遥かに上なので、そちらの系統とは別の方向で進めようかと・・・。
で・・・ココの処、随分と時間をかけて降圧回路をゴニョゴニョしているのですが、多灯・複数セル・降圧回路の組み合わせで白色LED以外のカラーLED(もちろん赤外線や紫外線LEDも含む)を載せることにしました。
例によって、いつでもノーマルのキセノン仕様に戻せるようにマグライト本体やパーツには一切手を加えない事とします。
リフレクター
MAGLITE 4C xexnon をLED化する最初の難関(?)は、リフレクターとサーキットボードをどうするか?ってところです。
それなりの出力でLED化するとなると一番ネックになるのが放熱で、電球と違って多灯LED化となるとサーキットボードを納めるスペースも必要になってきます。
2つの問題を解決するには、リフとキャニスターがセットになっていてマグライトのヘッドにぴったりと納まるサイズのモノがあれば一番捗ります。
海外の方がDセル仕様のマグライトをLED化していたのですが、UltraFire WF-500用と思われるリフとキャニスターを加工して CREE MC-E を載せてヘッド内にパーツを納めていました。これをそのままCセルモデルに応用したいところですが、C/Dセルモデルではボディ(電池室)の内径が異なるので加工してもキャニスターが納まらない可能性があります。
KDで販売されているリフレクターが納まりそうですが、これもキャニスターの部分が微妙に干渉しそうです。(KDで販売されているパーツは寸法情報が少なくてポチり辛い)
実は、多灯LEDに…ってのはリフレクターとキャニスターの問題を解決する為の苦肉の策でもあります。加工の手間や精度を考えると鏡面リフレクターは、諦めざるを得なかった…というのが本当のところです。
そうなると、樹脂レンズによって集光、もしくは拡散する方法が残された現実的な方法になりますが、LEDやレンズ、PCBがユニット化されていないと組み込む難易度も上がり使い勝手も悪くなってしまいます。
どうにかならないかと思い既製のLED化ユニットを調べていたら、TerraLUXから販売されている多灯LED化パーツが目にとまりました。(諭吉一人以上って…最新の高性能フラッシュライトが買える値段じゃんw)
コレを見てひらめいたのが海外通販で取扱の多い安価なLED電球を改造してマグライトLED化の光源ユニットにしてしまう方法です。
高さ調整用の専用パーツを用意して複数個の独立したLEDにレンズやリフを装着してLED化した例がCPFにありましたが、LED電球を改造して放り込むのが一番簡単で改造にかかるコストも低く抑えられ、何よりユニット化されているのでP60互換バルブのように用途に合わせて簡単にLEDユニットを入れ替える事ができます。
自分で言うのもナンですが、アイデアだけはグッドなんじゃないかなと・・・
LED電球
寸法的に上手くいくかどうか分からないので(オイw)とにかく安価なLED電球を複数の海外通販で捜しました。
上の製品は1Wの黄色LEDを3個使った3WのLED電球です。(eBayで$1.23≒¥153)
白色LEDの電球もありますが、白色LEDは手元に在庫があるし、今回は多灯にして降圧回路を組み込む関係上、白色LEDよりVFが低いLEDがイイかなと・・・
化粧版と放熱部分、LEDベースはアルミ製で分解・組立可能な構造です。
ちなみに口金の規格がE27なので日本国内で販売されている照明器具では使えません。
口金内部にAC/DCコンバーターが内蔵されていて対応電圧が 85~265Vとはなっていますが、品質レベルに一抹の不安が残るので、もし日本で使えたとしても家庭用の照明としてはチョット…ってのがホンネです。
LED電球の外径が49mmなのでMAGLITE C/Dシリーズのヘッドにスッポリと納まります。
しかし、標準リフみたくエッジと呼べる部分が無く、ユニット全体がヘッド内に沈み込むのでガラスフィルターが固定できずにカタカタと動いてしまいます。
この問題は、LED電球ユニットの高さ(深さ)を調整するライナーを製作し、口金の一部が本体シャフトに入るよう加工してシャフト内のスプリングの反発力を上手く利用する事で解決するつもりです。
LED電球でもサイズ的に納まる事が解ったので FastTech で自作LED電球向けのシェルを追加ポチ。(SKU:1659303 / $1.99≒¥260)
既成品のLEDを好きな光色に載せ替るのもアリだとは思いますが、こちらのシェルは4灯なので3灯よりもLED1個分の光量増加が期待できるかなと・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ
また、電球のレンズフィルター全体が透明な樹脂製なので放出される光のロスも少なくなると思います。
4つのレンズが一体になっている以外は寸法的にも黄色3灯LED電球とほぼ同じです。
どちらにしろサーキットボードは自作するわけですしLEDを載せ替える手間も省けるので、今回は3灯の既製LED電球を使います。(最終的には4灯のバルブも4Cで使えるようにするのですが、どんなLEDを載せるか…考え中です)
細かい寸法など詳細については追々・・・ってことで。
LEDを3個搭載して3Wって事は1粒が1WのLEDという事になります。
この黄色LEDの仕様は不明ですが、目玉焼タイプの1W黄色LEDで色々と調べてみると Vf=2.0~3.0V で If=350mA ってのが一般的のようです。
このLEDのVfを2.5Vと仮定すると、3個直列では Vf=7.5V なので試しに 18650*2 の 7.4V でダイレクトドライブしてみましたが、電流値が低いので実際のVfは2.5Vより高いのかもしれません。
電源・回路
ノーマルのキセノン仕様で使う場合は 1.5Vの単2アルカリ乾電池ではなく単三エネループを4本直列、1.2V × 4の4.8Vで使うつもりでした。
電池をエネループのままにして直列多灯LED化するとなると降圧ではなく昇圧する必要がありますが、複数のLi-ion充電池を使って高い電圧を確保できるなら昇圧よりも降圧した方が良いかなと・・・。
降圧なら例のMP2359を使えば基板を自作するのも楽かなと・・・。
1つのLEDユニットについて使用するLEDに合わせた回路が必要になりますが、将来的に黄色LED以外の使用も想定しているので回路は降圧を基本にし、電源は18650を複数本使うのが管理・運用とも楽そうです。
18650用のバッテリーチューブを自作する必要があるし、標準のリアスプリングでは反発力が強すぎるので18650のサイズに合わせて【-】接点の基板を自作して交換する必要も出て来そうです。(ついでに単3用のバッテリーチューブも作ろう…)
PCBへの電力供給は P13.5s の口金にリード線を取り付けて標準のバルブソケットとリプレースするのが簡単そうですがパ-ツ代+送料を考えると・・・今のところ MAGLITE 4C を単眼LEDに改造する予定は無いし、そうなると必要なのは接点だけなのでちょっと考え中です。
あとは接点からリード線を介してPCBに電力を供給すればOKなのですが、これも詳細については追々ってことで・・・。
送料や基板の製作費を含めても総予算は約¥500程度ですが…果たして上手く行くのでしょうか?
続く・・・