NJM2360を使った赤外線用LEDの降圧回路は、部品点数が多くφ17mmのPCBには納まりきらないので Monolithic Power Systems社 の MP2359 というICをeBayで調達し、降圧回路を組むことにしました。
(XL1410E1も魅力的なICですが、実装面積が大きく手持ちのパーツだけで組めないので今回はパス)
自作の変換基板に載っけるところから始めたのですが、とにかくチップが小さいので難儀しました。(この変換基板があとで仇となる)
細かな仕様はデーターシートを参照していただくとして、変換基板に載せてブレッドボード上で3.3V出力の回路を組んで電圧と電流を計測したら、ほぼデータシートと同じ結果となりました。
で、撮影用に回路を組み直して通電させたらブレッドボードから狼煙が・・・(´Д` )
回路を組み直した時に配線を間違えたようで MP2359 の焼き鳥の出来上がり・・・
で、2個目を変換基板に実装しなおして計測しようとしたらまたもや狼煙が・・・(´Д` )
自作変換基板のパターンも短絡チェックし、チップを実装した後もチェックしたのですがこのような結果に・・・
少しパターンに余裕を持たせて変換基板を作り直し再度計測しますが、取り敢えず試した回路図を載せておきます。
R1とR2の抵抗値で出力電圧が調整可能なので、赤外線用から赤色、青色、黄色、白色LED用の各種サーキットボードが同じパターンで造れるのは便利です。
MP2359 は、それなりに発熱しますが危険を感じるほどではありませんし、数分間駆動させましたがAMS1117のような熱暴走は起こりませんでした。
今回は3.3V出力の回路しか組んでいませんが、データシートには入力電圧6-12Vで白色LEDを3個直列にした回路図も記載されているので色々と面白い使い方が出来そうです。
ちなみに全く同じ回路で電源のみを Li-ion充電池 18650×1本(約3.8V)に変えたら出力電圧は約3.0Vでした。
なので、実際に試してはいませんが1.8V出力ならLi-ion充電池の単セルで可能かもしれません。(ICの仕様では推奨入力電圧は4.5V~24V)
5個有れば足りるハズだったのですが、3個をダメにしてしまったので結局、10pcs.を追加でオーダーしてしまいました・・・。