PART 1.では、U1充電器と18650-3400mAhのレビューをお送りしましたが、PART 2.では、このセット商品のメインディッシュ(?)とも言える ThruNite TN12 2016 Neutral-Whiteバージョンのレビューをお届けします。
ThruNite TN12 2016 は、シリーズ3番目となるモデルで、 1stモデルも ver.2014 も使った事が無いので新旧両モデルを直接比較できないのですが 2014 から 2016 の主な変更点は
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1.Upgraded stainless steel side switch to make the operation more sensitive.
2.The LED bulb in the head is more centralized for better beam focus.
3.Improved circuit design makes the brightness difference between High and Turbo Mode more obvious.
4.More thicken light head design makes the flashlight more drop-resistant.
※ThruNite TN12 製品HPより転載
1.サイドスイッチ素材にステンレスを採用。操作性と耐久性を向上させました。
2.リフレクターデザインをリニューアル。中心光量を確保して対象の視認性を向上させました。
3.制御回路のアップグレードによりHighモードとMax outputモードにおける明るさの区別がより明確になりました。
4.ヘッド部分の厚みを増して強化。落下時など耐衝撃性を高めました。TN12 2016は、Ver.2014より防水性も高くなりました。
※amazon.co.jp ThruNite@Direct TN12 より転載
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と、オフィシャルなアナウンスがなされています。
同じLED(XM-L2/NW)を搭載したEDC系の Neutron 2C V2 とならば比較可能なので、タクティカル色の強いTN12 2016と配光や操作・使用感の違いなどもレビューしたいと思います。
■製品情報
・ThruNite Official – ThruNite TN12(2016) NW+U1+3400*1
■関連記事
・ThruNite Neutron 2C V2 (NW)
・ThruNite Archer 1A V2 / CREE XP-L V6
・OLIGHT S10 Baton
付属品
TN12本体の付属品は、クリップ、ホルスター、リストストラップ、予備Oリング×2、スイッチブーツ、英文マニュアルとなっています。
サイズ
- 全長:143mm
- ヘッド径(先端部):25.4mm
- 本体重量:82g
※全てカタログ値
TN12 2016 は、リアとサイドの2スイッチ仕様なのでサイドスイッチのみの Neutron 2C V2 と比べると長くなります。
しかし、リアスイッチのみのライトと比べてもその差は10~15mm程度なので、2スイッチ仕様だからといって特別大きい(長い)ワケでもありません。
装備重量は使用する電池によって変わりますが、2スイッチを備え、最高で1000ルーメンを超える性能を持つ18650仕様のライトとしては軽量な部類に入ると思います。
ボディ
航空機素材と同等の強度を持つアルミボディにHA3塗装。
(照明の関係で艶消し度合いが低く見えるかもしれません…)
基本的に ver.2014 からデザイン上の大きな変更は無く、見た目で大きく変わったのはサイドスイッチがステンレス素材になった事と(※詳細後述)クリップも本体と同じ【ブラック】になったぐらいでしょうか?
ステンレス製のクリップが無塗装の【シルバー】から【ブラック】塗装になった事で一体感と精悍さが増し、タクティカル度がアップした感じです。(焼付塗装なので耐久性は期待できないかもしれませんがブラックの方がイイですね♪)
ヘッド、ボディ、リアの3分割式でボディのネジはどちらも角ネジになっています。
前後(?)ともネジ部には絶縁塗装が施されており、ネジ長さ・ネジピッチも同じになっています。この画像では少々判りにくいのですがヘッドとリアの接点の深さも構造的に同一寸法ということになります。
ボディの“くびれ”のお陰でホールドしやすく、全周に施されたローレット処理とアクセントにもなっている4本の水平ラインのお陰で濡れた手でボディを握っても滑りにくくなっています。
クリップは嵌め込み式なので脱着可能ですが、クリップが取り付け可能な部分は1箇所だけなのでクリップ自体の向きは変えられません。
しかし、ボディ両端のネジが同じなのでヘッドとリアを入れ替える事でクリップの方向を好みの向きに変えられます。
脱着可能とは言え、何度も付けたり外したりするとボディの塗装を傷める原因になるので、クリップ付けちゃう派の方にとってはクリップの方向を変えるのにクリップを外す手間が省けるのは便利だと思います。
ヘッド
一応、ヘッド部分に控えめな“転がり防止”(アンチロール)が施されていますが、フラットになっている部分がボディ径より細い位置にあるのでアンチロール効果は殆どありません。
アンチロールを重視するならばクリップを付けて使用する方が良いかと思います。
ARコートされたウルトラクリアレンズに鏡面(SMO)リフレクター、LEDは CREE XM-L2 U2 が搭載されています。
これらの仕様も ver.2014 から変更が無いのですが、リフレクターのボトムホール(LEDが顔を出している部分)の直径が変更されているので配光パターンが変わって来ます。
上の画像は TN12 2016、2CV2、TH10 の3機種のボトムホール部分の画像で、TN12 2016より 2CV2 のボトムホールの直径が小さく、TH10のボトムホールは両機種よりかなり大きい事が判ります。
ネット上に掲載されている ver.2014 のボトムホールの画像をみると、2CV2 のボトムホールとよく似た大きさでヘッド径もほぼ同じサイズです。この事からリフレクターの深さ(絞り具合)も同じならば ver.2014 の配光パターンと 2CV2 の配光パターンはよく似ていると考えられます。(あくまで想像です)
で…、実際にボトムホールの大きい TN12 2016 とボトムホールの小さい 2CV2 の配光パターンを比べてみると TN12 2016 は “more centralized” 、すなわち中心光軸が 2CV2 より若干太くなっています。(3機種の中で最も中心光軸が太いのはTH10)
カタログ値の最高照射距離は、ver.2014 も ver.2016 も同じ 218メートルなので遠射系にシフトしたワケでは無さそうですが、中心光軸が太くなった事で広範囲の視認性向上が期待できます。
部材の厚みや防水性能の向上についてはver.2014が手元に無いので比較・確認できませんが、実測したボディの重量は、ver.2014のカタログ値:82gよりver.2016は3g増加して85gとなっています。
サイドスイッチの素材変更に伴う重量の増加かもしれませんが、より頑丈な製品になるのは大歓迎です♪
TN12 2014 がリリースされた時にはあまり気にしなかったのですが、基板部分の【+】接点とGND接点がすごく丁寧に造られています。
サイドスイッチ
個人的にサイドスイッチは硬質素材の方が好きです♪(*´∇`*)
実家に戻った Archer 1A V2 や S10 Baton はシリコン製のスイッチブーツですが、初めて Neutron 2C V2 の硬質素材スイッチを操作した時、その操作性の良さに感動さえ覚えました(笑)
TN12 2016 もステンレスキャップに変更され、操作性は勿論ですが耐久性の向上も計られ、高級感を出すのにも成功していると思います。
サイドスイッチが設けられている部分全体が凹んでいるので、スイッチの高さを確保しつつもポケットやホルスターに入れる際に邪魔になる事はありません。
サイドスイッチのみの2CV2では、スイッチ周りのデザインと硬質素材で有るが故に誤点灯もしやすいのですが(現行品は改良済み)、TN12のメインスイッチはリアなので誤点灯する心配はありません。
こうしてみると硬質素材のサイドスイッチは、TN12のような2スイッチオペレーションを採用した製品との相性が抜群に良いかと思います。
サイドスイッチにはリアスイッチのようなクリック感は有りませんが、ストロークを確保しながらレスポンスも良いので操作性は良好です。
スイッチに遊びがあるのでライトを振るとカチャカチャと小さな音がしますが、操作性の良さを考えると、この程度の音なら個人的には全然許容範囲内です。
テール/リアスイッチ
メインスイッチは、間欠点灯が可能なフォワード・クリック式でスイッチ周りのクラウンはON/OFF操作がしやすいようにU字型形状(U-shape style)になっています。
一応、テールを下にしてローソク立ても可能ですが、U字型クラウンなので全周クラウンに比べて接地面積が小さくなるので少々不安定な感じです。
ランヤードホールも含めてエッジ部分は全て面取り加工されているので指先で触っても違和感がありません。ストラップの細いコードも擦れて切れる事はまず起きないと思います。
前述の通り、ボディ両端のネジ部が絶縁塗装されているので、クリップを基準にどちらをリアにしてもテールを少し緩めておけば物理的に完全に通電をカット(ロックアウト)する事ができます。
モード
TN12 2016(※CW)の搭載モード、ルーメン値、ランタイムは以下の通り。
- Firefly:0.4Lm (74日)
- Low:11Lm (5.5日)
- Medium:145Lm (11.8時間)
- High:370Lm (4.2時間)
- Turbo:1050Lm (95分)
- Strobe:13Hz 800Lm (3.8時間)
下記は TN12 2014(※CW)のルーメン値とランタイム。
- Firefly:0.3Lm (66日)
- Low:20Lm (74時間)
- Medium:280Lm (5時間)
- High:800Lm (1.5時間)
- Turbo:1050Lm (90分)
- Strobe:13Hz —
新旧を比較してみるとver.2014は各モードのルーメン差が大きく使い辛い印象でしたが、ver.2016 は各モードのルーメン値のバランスが良くなった感じで、状況に応じたモードの使い分けも行いやすくなり、無駄にバッテリーを消耗するのも抑えられそうです。
TN12 2016では制御回路が改良されて効率も良くなったようで、FireflyやLowのランタイムがかなり伸びています。
『明るさが違うので伸びて当たり前w』 と、考えがちですが、よく見ると双方のFireflyやLowの変更後のルーメン値は僅かな違いですが、その差以上にランタイムが伸びています。
Neutron 2C V2 ではTurboモードの連続使用時間は3分間で、3分経過するとLEDを熱から保護する為に自動的に減光されましたが TN12 2016 はそうしたリミッター機構がありません。
TN12 2016 にて、5分間連続でTurbo点灯させましたが気温27℃で約50~60℃くらいまでヘッドの表面温度が上昇し、グリップの部分までかなりの熱を帯びてきました。
それだけ熱の伝導性が良く放熱が促進されているとも考えられるのですが、放熱が追いつかなくなるとLEDが熱によるダメージを受けて製品寿命を縮めることに繋がります。なので、Turboモードでの連続点灯はホドホドにする事をお薦めいたします。
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モードの変更はサイドスイッチのみで行い、メインのリアスイッチが《OFF》の状態では幾らサイドスイッチを操作しても何事も起きません。
サイドスイッチをクリックする度に、《Firefly》>《Low》>《Med》>《Hi》>《Turbo》のサイクルでモードが変わります。
《Turbo》状態でサイドスイッチをクリックすると《Firefly》に戻り、上記のモードサイクルを繰り返します。
サイドスイッチを1秒以上長押しすると《Strbo》に移行します。
《Strbo》状態でサイドスイッチをクリックすると《Strbo》が解除され、直前に使用していたモードに戻ります。
モードメモリを備えているので消灯時のモードを記憶し、次回点灯時には記憶されたモードで再点灯します。
※《Strbo》モードは記憶されません
電池
TN12 2016 の動作電圧は 2.8~9.0V。
3.7Vの18650 Li-ion充電池ならば1本、16340なら2本、3.0VのCR123Aも2本で使う事ができます。
※灰色のUltraFire 2400mAh は、一応 Turboモードも使えましたが、テスターで電流量を計測したら他の18650より500mAh程度低い値を示しました。
18350でも大丈夫だと思いますが、実際にセットして確認していないので何とも言えません。
18350で1本当たりの電池の長さが35mmを超えている場合、2本の電池の合計長さが70mmを超えるので、例えライトにセットできてもリアが締まりきらない可能性があります。
※上の画像は、約69mmのThruNite 18650-3400mAhをセットした状態
照射
TN12 2016 のNWバージョンで、色温度は多分4000Kぐらいだと思います。
秋雨前線が絶賛活動ちうの為、屋外照射画像がまだ撮影できていません・・・(´・ω・`)
天候が回復次第、撮影して画像掲載しますので少々お待ち下さいませしました。
《追記:2015/09/07》
・ThruNite TN12 (2016) / CREE XM-L2 (NW) ・・・照タイム
・Firefly (0.4Lm)
当初は、『タクティカル系ライトに《Firefly》モードは必要無い!』 という否定的な意見も散見されましたが、他のメーカーも追随してタクティカル系ライトにSuper-Low などの名称で似たようなモードを搭載するようになったって事は、便利で守備範囲も拡がり、その有用性が認知された…って事の証左だと思います。
自分は《Firefly》モード肯定派ですし一番多用するモードのひとつでもあるので、もし《Firefly》が無かったら個人的に TN12 2016 の評価は下がったでしょう…。
ランヤード/ホルスター
標準付属するランヤードとホルスターは、単なるオマケ的存在に思われがちですが、ホルスターはベルトループを備えて厚みのあるナイロン製で縫製もしっかりとしています。リストランヤード(ストラップ)は、外皮がスポンジ状の素材で覆われて肌触りが良く、ユーザーの手首周りに合わせて調節可能なコードストッパーも付けられています。
ヘッド径が1インチの18650仕様のフラッシュライトに合うホルスターは、市販品が意外と少ないので保管や携行時には重宝すると思います。
まとめ
『なぜ ThruNite TN12 (2014) を買わなかったのか?』・・・と、聞かれれば…(聞かれてナイけどw)
TN12 2014 と同じ2スイッチオペレーションの Archer 1A V2 を使って、最初はその使い勝手に戸惑いながらも段々と手に馴染んだところで強制送還…orz
後に1スイッチの Neutron 2C V2 を使ってみて、その使い易さに満足してしまい今日に至る…ってのもアリますが TN12 2014 の照度区分がピーキーと言うか自分好みの区分で無かったのが一番の理由かもしれません。
ver.2016でモード区分がマイルド(?)になり、実際に自分で使ってみても非常に使いやすいモード区分になっています。
屋外で多用すると思われる《Hi》と《Med》が、それぞれ《中距離》と《近距離》にマッチしたルーメン値になっているからだと思いますが、人によっては 『もっと明るい方がイイ』 となるかもしれません。(若しくはその逆も…)
個人的にver.2016の照度区分は 『ド真ん中のストライク!(゚∀゚)』 って感じなので、これからは Neutron 2C V2 と出動機会を競う日が増えそうです。
難しいのは、
・ThruNite TN12 2016
・ThruNite Archer 2C V2
・ThruNite Neutron 2C V2
の3機種のどれを選ぶか?…って、事ですがぁ…
TN12 2016 はタクティカル系で、Neutron 2C V2 はEDC系、Archer 2C V2 はその中間・・・と、いった感じでしょうか?
ただ、TN12 2016 はタクティカル系と言っても照度区分が使いやすい明るさなので、EDCとしても使えるオールラウンダーな製品だと思います。
どの製品を選んでも順手持ちの状態でモード変更できるのはやはり便利ですし、当たり前かもしれませんが3製品とも異なるコンセプトの元にデザインされているので、どの製品を選んでも後悔する事は無いと思います。(どうせなら全部…)
TN12 と Archer はリアスイッチによる間欠点灯が可能ですが、Neutron は用途に合わせてサイズが変えられるし、意図的に《Firefly》でスタートできるので仮点灯してモード確認する手間が省けます。
なぁんて事を書くと益々選ぶのが難しくなりそうですね…(やっぱり全部…)
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ThruNite TN12 2016 について、欲を言うなら Neutron 2C V2 のようにTurboモード使用時における過熱防止のリミッター機構が有れば、もっと安心して全開(?)に出来るかと思います。
後は・・・後は・・・・・・・特に無いです(笑)
それぐらい堅実なバージョンアップを遂げて完成度が高まった製品なので、購入を迷っている方や、私と同様に TN12 (2014) をスルーしていた方は勿論のこと、既にTN12 (2014) のオーナーが TN12 (2016) を購入するのも全然アリだと思います。
既にver.2014を所有している方が新たにver.2016を使うと、サイドスイッチの素材の違いで操作感がガラリと変わるので、もしかしたら全く別の製品を使っているような錯覚を起こすかもしれません。
本日現在、日本のamazonでは TN12 2016 はNWバージョンのみが販売されていますが、いずれCWバージョンも発売されるでしょうから、CWがお好きな方はそれまで待ったほうが良いかもしれません。
amazonのTN12の販売ページでは ver.2014 と ver.2016 が混在し、充電器やバッテリーとのセット商品も掲載されているので、ポチる際にはカートの内容をよく確認する事をお薦めします。
バージョンアップによりver.2014より価格が上がってしまいましたが、個人が改造して何とかなるレベルを超えた改良がなされているので、価格が上乗せされただけの価値は有ると思います。
お久しぶりです。今日レビューを書こうと思い。。がまんできずに先に見てしまいました。。クリップの位置は気付きませんでした。おかげさまでお気に入りな持ち方が増えました♪ありがとうございます。
TN12は同社の他の製品にくらべてもストイックなくらい真面目な印象があって今回も配光配分と光学系の見直しと、渋く着実な改善で、より実用度が増したような感じがしました。こういう製品はウレシイです♪
森のなかまさん、こちらこそご無沙汰です♪
ボディ両端のネジ部が絶縁塗装されていたので『もしや!?』と思い、ヘッドとリアを入れ替えたら出来ちゃった…って感じです。クリップがリバースできると便利なので、何だか得した気分です。
ver.2014と実機比較が出来ないのですが、ver.2016はモード区分の明るさが自分好みなのでとても使いやすいです。
新しい機能を搭載するのもマーケティング的に大事なのかもしれませんが、一つの製品を熟成させていくのも大事なんだな…と、私も改めて思いました。
質問です。
テールキャップ内部のスプリング部分が
18650電池のマイナス極に擦れて傷跡の様なものを付けてしまいます。
18650電池が壊れないか心配しているのですが、TN12以外のライトでも擦れて傷跡が残るのは頻繁に起きる事でしょうか?
18650ライトを使うのは初で傷跡が残るのは当たり前でしたら申し訳ありません。
また、入るであろう電池の紹介画像で蛍光緑色の18650電池がありますが、少し長さが短いように見えます。その長さなら傷跡はつかなくなるでしょうか
何か傷跡についてアドバイスがあれば教えて欲しいです。よろしくおねがいします。
目のつけ所が名無し様
レスが遅くなりましてすみません。
名無し様の仰る【傷】がどの程度のモノを指すのかが判りませんが、TN12や他の18650ライトに限らずリアのスプリングが金属製(真鍮もしくはニッケル)であれば電池の【-極】には少なからず傷はつきます。また、電池の【-極】に使われる素材によっても傷の度合いは変わってきます。
金色の【-極】は金属ではなく薄い銅箔のプリント基板ですが金属製の【-極】を持つ電池と比べると傷の度合いは深いと言えます。
蛍光フィルムの18650とは、VAPPOWERのIMR18650だと思いますが、IMRなので過充放電防止のプロテクト回路基板が無く、電池の全長は規格の65mmに近い大きさに収まっています。
電池が短い分だけリアスプリングの反発力の影響を受けにくく傷も付きにくいとは思いますが、自分のTN12 2016 に於いてはThruNite 18650 3400mAh(全長:69mm)と大差ありませんでした。
電池の【-極】が深く削られるほどの傷がつく原因としては、スプリングを製造する段階に於いて金属の針金を切断する際の切断面がイビツになっているのが主な原因です。
スプリングは汎用部品で大量生産されるパーツであり、メーカーや価格の違いで品質に差が出るパーツとも思えません。月産、数万から数十万個(※推測)のスプリングを1個ずつ検品し、切断面のイビツな不良品を選別してライトメーカーやスイッチ基板製造会社に納品…というのは考えにくく現実的でもありません。
ライトメーカーが最終的に1個づつ検品し、自社基準に満たないスプリングを交換もしくは調整するにしても、その工程分のコストは製品の価格に上乗せされることになります。よって高級(?)ライトではスプリングの端部処理も丁寧…という論法も成立しますが、どこのメーカーの製品とは言いませんが、高価な割りに【-極】がガリガリ削れるリアスプリングを持つライトを持っているので、製品価格とスプリングのような汎用部品の品質は関係無いと個人的には思っています。(もちろんThruNiteじゃないですよw)
どうしても【-極】の傷が気になるならば、スプリングの端部切断面を100均のダイヤモンド・ミニヤスリ(3本セットのやつ)でエッジを滑らかにすれば【痕】は付きにくくなると思います。
TN12 2016 は、照度区分のバランスの良さや判りやすい操作系により、マニアから初心者まで納得できる実力を持った良いライトなので、私も自分の使いやすいように調整し、末永く愛用するつもりです。(^^
以上、なにかしらの参考になれば幸いです♪
コメントありがとうございました。
お返事ありがとうございます。
TN12 2016 CW U1充電器付を買いました。
ThruNite 18650 3400mAhと
同じ電池だと思います。
傷はコンパスみたいな感じの浅い傷です。何度もキャップをしめたら傷が重なるから心配だなーと思っていた次第です。
沢山画像まで貼って丁寧に説明してもらって嬉しいですありがとう。
どうしても気になったら100円ショップのを探して削ってみようと思います。ただ、せっかくの金メッキ?がもったいないので・・・様子見ます!
TN12 2016で他に気になった所はありませんでした。
今はクリップが手に当たっていたかったので代わりになにか付けれないかな?とかディフューザーってのはどれがいいのかなーとか
お尻にストラップつけると多少立ちにくくなるからなんとかならないかなーとか
イロイロ考えてます。