OLIGHT S10 BATON / CREE XM-L (CW)

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OLIGHT S10 Baton

結論から言って OLIGHT S10 Baton は2013年、今年買った中で一番お気にのライトとなっています♪(*´▽`*)

前々から気にはなっていましたが、$40以上という価格がネックとなり見送っていました。
それでもXM-L2搭載の新型(S10-L2 Baton)が発売され、旧型がel-top.comで安く販売されてた事も有り、SOLARFORCE Z1 がアレだった勢いでポチ。

個人的に初となる【順手持ちライト】ですが、使い易いライトなので《わんパト》以外でもEDCライトとして常用しています。

パッケージ

OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton

ペット素材の簡易なパッケージですがライト本体はちゃんと保護される構造になっています。

OLIGHT S10 Baton / 付属品

付属品はマニュアル、予備Oリング、ハンドストラップ、スプリットリングです。

ハンドストラップが超安っぽいのですが、現行の S10-L2 Baton はもう少しちゃんとしたランヤードが付属するようです。

サイズ

OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton

とにかくコンパクトでヘッドツイスト式のT21と長さが殆ど変わりません。

OLIGHT S10 Baton

電池込みの重量が59g。
全長:70.5mm、ヘッド径:23mmの小さなボディにギュッと中身が詰まってる感じです。

ヘッド

OLIGHT S10 Baton

浅めのOPリフとARコートガラス、ヘッド部分のOリングは蓄光(GITD)になっていますが発光度合いはイマイチです。

OLIGHT S10 Baton

ステンレスベゼルが装備されてヘッド先端を保護してくれるのが個人的に有難いデス。(ナゼか私は先端を地面にぶつける事多し)

ヘッドがやや大きいのですが、その分照射エリアがT21より広く、足元を照らした時に視界が広く確保できるので《わんパト》ライトにピッタリです。

スイッチ

OLIGHT S10 Baton

リバース式スイッチで柔らかいシリコン製、一応蓄光(GITD)となっていますが、暗闇でうっすらと光る程度です。

控えめなクリック感が有りますが、スイッチブーツ自体が小さく柔らかい素材なので厚手の手袋をしていると少々操作し辛いです。操作ミスするほどでは有りませんが手袋の厚みによっては相当使い辛いかもしれません。

新型シリーズ(S**-L2 Baton)はボタンが硬めの樹脂製に変更されているようですが、個人的にはその方が使い易い気がします。

基本【順手持ち】ライトなのですが、逆手に持った場合でも中指や人差し指でスイッチ操作が可能なのは嬉しい誤算でした。

ボディ

OLIGHT S10 Baton

実物を手にするまで 『 クリップがどうなのよ? 』って感じでしたが、クリップが直に接触するボディ部分がロゴの印刷面と同じ様にフラットに加工されており、クリップ自体も堅めでしっかりとしているのでクリップだけが勝手にクルクル廻ったりする事がありません。

ヘッド部分にクリップが接触するので、ボディよりヘッドの方に傷がつく可能性が高いかもしれません。

クリップを取り外して使う事も考えましたが、クリップを下にして水平に置いたり、手探りでスイッチを捜すのに便利(クリップの反対側にスイッチ)ですしアンチロールにもなるので、例によって熱収縮チューブを部分的にクリップに巻いて付けたままで使っています。

OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton

電池サイズはシビアでCR123Aの規格(特に直径)に合致していないと使えません。
チョイ長の Soshine LiFePO4 は問題無く使えました)

リア

OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton

リアキャップと防水Oリングの摩擦で【締める・緩める】の操作に少々チカラが要ります。(多分、新品の所為です)

直接ライトの性能に関係有りませんがストラップ孔がクリップかボタンと一直線になっていると、締め込み具合の目安(確認)になるのでもっと良かったかなぁ・・・と。(CPFのレビューによるとS10-L2では孔の位置が変わっているみたいデス)

OLIGHTのURLがプリントされていますが、このS10もマイナーバージョンアップ版で、更にこの前の初期型は【S】や【N】といった磁石の極性(?)もプリントされており、内部のスプリング形状も今とは異なっていた様です。

OLIGHT S10 Baton
OLIGHT S10 Baton

リアに強力マグネットが仕込まれていますが、そのままポケットに入れると磁気カードの情報を吹っ飛ばしてしまう危険があるので速攻で外しました。

点灯

OLIGHT S10 Baton

浅めのOPリフ+XM-Lですが割と中心光が強めです。
もう少し中心光が拡散している方が好みなのですが、周辺光にはムラも無く、各モードのルーメン値を考えるとこの配光もアリなのかなと・・・。

OLIGHT S10 Baton

元々の仕様なのか?それともLEDの個体差なのかは不明ですが、自分の個体は色温度がかなり低いです。

LEDがCREE XM-L (T6とは書いて無い)で Cool White とも Neutral White とも特に記載が無いのですが、 CW の Neutron 1A と比べると、明らかにNWレベルの色温度(5000~5500Kぐらい?)なのでエミッタの交換は見送りました。

アマのレビューには回路から発生するノイズ音が気になると有りましたが私の個体では確認できませんでした。リアのマグネット固定スプリングと同じく、リビジョンアップで回路が改良されたのかもしれません。

Medでのランタイムしか判りませんが、SoshineのRCR123 Li-ion充電池を使った場合に3時間強の点灯が可能です。(V10Aの電池ローテーションからも開放されましたw)

操作

・Min : 0.5LM
・Low : 5LM
・Med : 70LM
・Hi : 320LM

Hi(320LM)とMed(70LM)の照度差が大きいので、できれば間にもう一段階 120~150LM 程度のモードがあると有難いのですがモード変更が煩わしくなるかな?

4つの常時点灯+ストロボ点滅モードが有りますが、消灯時からの【長押し】と点灯時の【長押し】でモードの使い分け・変更を行います。

消灯時から2秒【長押し】で最小(Min)の 0.5LM で常時点灯。
消灯時からではどれだけ長押ししても Min でしか点灯しないので、さらに上の明るさで点灯したい場合は、Minで点灯した後、一度スイッチから手を離し Min の点灯状態で再度スイッチを長押しする必要が有ります。

どのモードでも点灯時に2秒【長押し】でモード移行します。
Low → Med → Hi → Med → Low・・・の3段階でモード移行を繰り返し、希望のモードでスイッチを離すとそのモードで常時点灯します。

このサイクルはどのモードで点灯していても変わらず、例えば Hi で長押しすると Med → Low → Med → Hi ・・・という具合にモードが変わります。

ただ、Med で長押しする場合はモードが【上り】の状態か【下り】の状態かで【Hi】か【Low】に移行するので、Med から再度 Hi にしたい場合、モードが【下り】の状態だと Low → Med → Hi となるのでモード変更に時間が掛かってしまいます。(これが少し煩わしいかも?)

モードの移行はロックモード時(Min)も同じですが、Minからスタートする場合は Min → Low → Med → Hi → Med → Low → Med ・・・となり、再度Minモードには移行しません

つまり0.5LMのMinモードになるのは消灯時から長押した時か、前回Minで消灯し再点灯した時だけなのですが、Minモードで消灯しておけばポケットの中で誤点灯してもバッテリー消費を最少に抑えられますし、意識さえしていれば屋内使用の場合も無駄に Hi で点灯させて慌てる事がありません。(リアキャップを少し緩めてロックアウト状態にする事も可能です)

後はどのモードの点灯時でもダブルクリックでストロボ点滅します。(実はコレが地味に有難いw)

ストロボ以外は消灯時のモード(【上り】か【下り】かも含めて)が記憶されます。

文章にすると操作が複雑ですが、一度操作すれば大抵の方は使いこなせると思います。
(とは言うものの迂闊に人には貸せないですが・・・)

OLIGHT S10 Baton

※Min:0.5LM

屋外照射

白昼(立木まで67m)

Daylight / 67m
Beam Line

Moonlight – 0.5 Lm

OLIGHT S10 BATON / Moonlight

Low – 5 Lm

OLIGHT S10 BATON / Low

Med – 70 Lm

OLIGHT S10 BATON / Med

Hi – 320Lm

OLIGHT S10 BATON / Hi

OLIGHT S10 BATON – All mode

OLIGHT S10 BATON / All mode

まとめ

今まで色々なフラッシュライトを入手して、順調にその病を拗らせて来ましたが、このライトのお陰で更に病を拗らせる事になりそうです。(オイw)

考えてみれば、ライトを使う場合は圧倒的に【順手持ち】で使う場合が多いし、人間工学的にはヘッドスイッチが正解なのかもしれません。

が、やはりソレだけでは面白く無いし、デザインとか携帯性とか趣味とか考えるとリアスイッチも捨て難いのですけど・・・w

S10 Baton はCR123A(RCR123)仕様ですがAA仕様のS15、18650仕様のS20もラインナップされており、用途や電池仕様に合わせた製品をセレクトできるのも良いですな・・・。

自分は18650対応のS20-L2 Baton に興味津々ですし、S10とS15のチタンモデルにもそそられます。

SUNWAYMANのV10Rチタンモデルには全く食指が動かなかったのですが、S10ぐらい使い勝手よくて小型ならチタンモデルも良いかなと思ってしまいます。(重いですけど)

チタンモデルはそれなりの値段ですが、EDCライトとして末永く使うなら普通のアルミモデルではなく最初からチタンモデルを買っても良かったかなぁ・・・なぁんて事を考えてしまうぐらい気に入ったライトです♪(*´▽`*)
 
 
+++
 
 
細かな仕様変更が行われる製品には、少々手を出しづらいというマイナス面が有りますが、改良を重ねてより良い製品を作ろうとする姿勢と捉えれば好感が持てますし、メーカーに対する信頼度も増します。

実は OLIGHT製品は i6 Paladin に続いて2製品目なのですが、i6も出来が良くてOLIGHTは好きなメーカーのひとつだったりします。

OLIGHT i6 Paladin

【ライト業界に於けるドッペルゲンガー現象】というネタでレビューを書くつもりだったのですが、購入から1年近く経った今でも、結局まだ投稿できていません・・・orz

既に i6 も旧製品になってしまいましたが、そのうちに投稿すると思います。
 
 

カテゴリー: EDC, OLIGHT, フラッシュライト, 海外通販 タグ: , , , パーマリンク

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