CX2601を使った MAGLITE SOLITAIRE の LED化に着手。

改めて見ても小さいデス…(ーー;)
インダクタ
今回は面実装タイプのインダクタを“殻割り”して使う事にしました。

殻割り前のインダクタンスは仕様通り約33uHでしたが、殻割りすると約20uH前後にまでインダクタンスが低下しました。
ただ元のインダクタが約10uHなので近い方が良いかなと…



後でブレッドボードでテストするためにリード線を取付。

基板
今回は両面銅箔生基板にCADで作成したパターンをトナー転写してエッチング。
(大きいのは16.8mmの別基板。詳細はまた後日…)

初めて両面基板に挑戦しましたが、アイロンによるトナー転写自体が初めてだった事もあり、微妙に表裏でパターン位置がズレてしまいました。でも勢いで入れた型番(?)がこの文字サイズ(CAD上では2.0×2.5mm)でもちゃんと出来たのはチョット嬉しいデス(*´▽`*)


CX2601
基板の上にCX2601を仮置き。ちなみにCX2601のピンアサインは、SOT-23のCL0117と同じみたいです。


組立
先ずはCX2601を基板に実装し、今回使用するインダクタでの点灯テスト。


問題無く点灯したので、電池の【+】接点との通電をスズメッキ線で確保しインダクタを基板に実装。


2つの基板を繋ぐ前にオリジナルユニットとの大きさを比較。

が…、2つの基板を繋いでる時にインダクタがハンダの熱で融解破損…(´・ω・`)

もう一つ同じインダクタを殻割りするかと思ったのですが、丁度 eBay から巻き線チップインダクタが届いたのでこちらを使ってみる事にしました。
インダクタンスが3.3uHとかなり小さいのですが、事前に点灯テストしたところ問題無く点灯したのでそのまま勢いでGo。



2つの基板を熱収縮チューブ(φ0.6mm)で被覆したスズメッキ線で繋ぎ、完成!\(^o^)/




これまでの長い道のりを振り返り目頭が…
オリジナルユニットより1mmほど長いのですが、マグソリ本体に問題無くセット出来てちゃんと点灯したので良しとしましょう。


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※オリジナルの電球マグソリ(左)との比較
LEDの方はリフと合っていない様で光の拡散具合もヨロシク無い様です。
白色LEDを使った時より光が拡散しているのですが、フォーカス機能も電球と比べるとワイド/スポットの違いがイマイチです。(全く無いワケではない)
まとめ
当初はTO-92のCL0117を使ってマグソリをLED化するつもりだったのですが、サイズ的に無理だと判り結局最後は安価な中華ライトに使われているSOT-23のCX2601を使って無理矢理LED化しました。
掛かったコストと時間を考えると素直にLEDマグソリを買った方が遥かに安上がりですし、当然、満足度も高いと思います。
ここまで自作(MOD)に拘ったのは、先々LEDフラッシュライトのPCBを自作する上で、このサイズ(φ7.2mm)をクリアすれば『φ14mmやφ17mmサイズのPCBなんて余裕w』って事になるのかなと…
実際はキャパシタや抵抗、ICやFETなどの部品も増えるので、それ程簡単には行かないのですが、自作する上での問題点や注意点などが判っただけでも個人的にはかなりの収穫でした。(・・・と、思いたいデスw)
さて…次はナニして遊ぼうかナ…(゚ー゚*)。oO(懲りないナ…)
Thank you for your excellent description of your project. I am working on a number of flashlights, some of which use the CX-2601.
Even a poor translation is good enough to understand your work.
Thank you again,
robindustygraves