Fenix LD25 R4 の照射テストです。
本当は屋外で撮影したかったのですが、諸事情により今回も屋内での物撮りがメインです。
一般的な Cool White(CW)に比べ、Neutral White(NW)がどんな感じか伝わると良いのですが…。
INDEX
光色
LED LENSER P14 との光色比較です。
FENIX LD25 は Max の 180lm、P14は100%:Hi(約160lm?)で点灯しています。
LD25(Max) と P14(100%:Spot)
画像ではLD25がかなり暗く見えますが、これはフォーカスが最スポット状態のP14の強い光に対してカメラの自動露出が働いた為です。
LD25(Max) と P14(100%:Wide)
P14のフォーカスを最もワイド側に設定した時の比較画像です。
LD25は最初と同じMaxで点灯させていますが、1枚目の画像に比べて明るく写っています。
決してLD25が暗いライトでは無い事が判ると思います(笑)。
そもそもリフタイプとレンズタイプの比較なので、“明るさ”については、画像からでは判断できません。
明るさの比較では無く、NWとCWの光色の違いを見て頂けると良いかなと…(^^;
LD25(Med:45lm) / パトリオ8(Hi) / GTR-141T(45lm):水平照射
3製品を同時に点灯し比較してみました。
※パト8は公称:80lmですが…実際の見た目は…。
屋外照射
白昼(立木まで67m)
1B : 180 lm
1A : 45 lm
2B : 3 lm
2A : 85 lm
3B : 85 lm
※WB=太陽光
GENTOS GTR-141T は単四×1本のコリメータレンズを使った製品ですが、光色が黄色い事で有名(?)なので比較対象に加えてみました。GTR-141Tは殆どウォーム・ホワイト(WW)と言える光色で、NWのLD25と比べてもかなり色温度が低いのが判ります。
※この光色がLEDによるものか、レンズの影響かは不明。でも GENTOS GTR-141Tは、最近一番のお気に入り♪
今回は…
フラッシュライトに装着するディフューザーを使ってみたいと思います。
使用するディフューザーは、LEDフラッシュライトのメーカー、OLIGHT社製のホワイト・ディフューザーです。
素材がゴムなので、ヘッド先端径が25.2mm(実測値)のLD25にも装着できますが、ヘッド径が26mmのLED LENSER P5やP6がギリで、それ以上のヘッド径では装着するのが厳しいかもしれません。(フィルターはプラスチック製)
ディフューザーによる配光の変化
※左:ディフューザー無し、右:ディフューザー有り
ディフューザーを装着することにより、スポット光部分も拡散し、全体的に照射範囲が拡がっている事が判ります。
照射
共通設定
- 蛍光灯(18w)直上約60cm
- Fenix LD25 / Max:180lm ※距離約1mから直接照射
- D = ディフューザー装着
- B = バウンス照射(直上約50cm)
- 60mmマクロ / 絞り優先 f=2.8 / ISO:100 / AWB
蛍光灯/LD25
蛍光灯/LD25/ディフューザー
LD25(バウンス)
GENTOS Floox LU-185 (19lm)
※距離50cmから直接照射
LED LENSER P14 : 100%:Wide/130%:Wide
※P14は距離100cmから直接照射
まとめ
ニュートラル・ホワイトの光だけでは、それほど色温度が低い(4000k)とは感じませんが、蛍光灯(昼白色:約5000k)と比べるとやはり低いのだなと…。
GENTOS Floox LU-185 は、高演色を謳っているだけに発色は自然に見えるのですが、公称値である19ルーメンまでの明るさは出ていないと思われるので(実際には10ルーメン程度?)、LU-185単独では撮影用の照明には使えそうにないです。(大体、そういった用途の製品じゃないから…w)
P14は一見すると使えそうですが、カメラのストロボを使った時の写真に近く、立体感が乏しい写真になってしまいます。これはP14に限らずLD25単独の場合でも同じなのですが、ディフューザーやバウンスを加える事で、多少ですが改善出来ています。
LD25にディフューザーを装着しても、被写体に直接照射すると被写体の影が強く出てしまうので、レフ板を併用して光を反射させれば、蛍光灯の補助照明として使えそうです。(少々暖色寄りの発色になりますが…)