GENTOS GTR-141T

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GENTOS GTR-141T

最近、自分が一番良く使っている…と言うか、常時ポケットに入れて持ち歩いているのが GENTOS GTR-141T。

◆製品リンク:GENTOS GTR-141T(2015年 販売終了)

GENTOS GTR-141T/パッケージ

ヨドバシのポイントが貯まっていたので、ついポチってしまいました。(笑)

近所のホムセンで実物を見た時は、

『キモ…何かの幼虫みたい…(ーー;)』

と、言うのが率直な第一印象。

しかし、公称ルーメン値が45ルーメン(後述)という点と、色温度が低いという書き込みを見て、つい・・・(´Д` )

GENTOS GTR-141T/表記
GENTOS GTR-141T/バージョン

2012/01製造ロットでバージョンは Ver.1.0

GENTOS GTR-141T/パッケージ・ロゴ

よく見ると、パッケージの【GTR】のロゴ部分が浮き上がっていました。
こういう特徴はパトリオシリーズのパッケージには無く、1AAAライトの価格としては高めなので同社の製品の中でも少し上位に位置づけられているシリーズなのかなと思ってみたり…。

サイズ比較

GENTOS GTR-141T/サイズ比較

※左から、単4電池/GP-4/マグソリ/PHOTONPUMP 7003SV/GTR-141T/P3 BM/P2 BM
いつの間にか(?)単四×1本仕様の【LED LENSER P3 BM】 が増えてる…。(^^;

昨日、サンジェルマンのLENSERのページを見たらサイトがリニューアルされてて商品ラインナップが変更されていました。※本家サイトには既に P3 AFS/P3 AFSP/M8/M14 などが掲載されており、日本でも順次発売される模様です。

サイトをリニューアルしたのなら製品仕様(特に点灯時間)の情報量を増やせば良いのに、逆に情報量が減ってるのは何故?

製品に自信が無いのか、それとも人気の上にアグラをかいているのか、どうせ消費者はルーメン数でしか判断しないと考えているのか…興味が有ってもメーカーサイトに正確な情報が掲載されていなければ(それが“マルマルモリモリ”な情報だとしても)、“道具”として他社製品と比較・検討が出来ない事をメーカーは理解しているのでしょうか…疑問です…(ーー)

LED LENSER / US (English)
※↑英語版のサイトですが、各製品毎に【ANSI info】としてANSIルーメン値とランタイムが記載されています。
(これによると LED LENSER P14 は………見なかった事にする)

でも、【P3 BM】の購入がキッカケで LED LENSER製品の品質管理体制に失望し、複数のLEDフラッシュライトを使い経験値が上がった事もあり、以前ほどレッドレンザーに萌えなくなっている自分がココに居ます…(´・ω・`)

GENTOS GTR-141T/3ピース

ヘッド・グリップ・リアキャップの3ピース構成

GENTOS GTR-141T/ヘッドパーツ

ヘッド部分は、更に細かく分解出来ます。

GENTOS GTR-141T/LEDユニット1
GENTOS GTR-141T/LEDユニット2
GENTOS GTR-141T/LEDユニット3
GENTOS GTR-141T/LEDユニット4

回路が一体になったLEDユニットはグリップの先端部分に格納されます。

ヘッド

GENTOS GTR-141T/ヘッド1
GENTOS GTR-141T/ヘッド2

GP-4、P3より僅かに細いφ18mm。
順手・逆手のどちらでも持ちやすいです。

ただ、斜め部分の窪みは余計かも…。
軽量化?放熱の為?デザイナーのセンス?

この窪みの存在が幼虫指数(?)を微妙に高めている気がします。

レンズ

GENTOS GTR-141T/レンズ

コリメータレンズですが、フォーカス調整機能はありません。
レンズ単体を取り出して見ましたが、特に着色されているようには見えません。

LED

GENTOS GTR-141T/LED1
GENTOS GTR-141T/LED2

日亜製のチップ型LEDらしいのですが、電池を入れたままヘッドを外すとLEDユニットが飛び出て通電できないので、LED単体の色温度は確認出来ていません。

まだ電池を使い切るほどの連続点灯はさせていませんが、それなりに発熱が有り、ボディ全体がほんのりと暖かくなります。

ボディ

GENTOS GTR-141T/ボディ

グリッドの部分で15mm、グリッドが無い部分で13.5mm(どちらも実測値)と細身ですが、深く大きめのグリッドが刻まれていて、P2/P3/7003SVより確実にホールドできます。

スイッチ

GENTOS GTR-141T/スイッチ1
GENTOS GTR-141T/スイッチ2

フォワード・クリック式で間欠点灯が可能です。(リングは自前)
クリック感は硬め(パトリオ6に近い?)ですが、P2/P3よりスイッチが大きくて押しやすいです。
厚手の手袋をしたままでも、問題無くON/OFF操作が出来ます。

全てのジェントス製品を確認した訳では有りませんが、スイッチのラバーの色(オレンジと黒)でスイッチのクリック感が区別されている気がします。【オレンジ】スイッチは柔らかめで【黒】スイッチは硬めになっているのではないかと…。

リングが水平に取り付けられる様、長孔が2つ開けられていたらベストなのですが、やっぱりコストが掛かるのでしょうか・・・(´・ω・`)

付属品

GENTOS GTR-141T/付属品

ネックストラップとハンドストラップが付属していました。
両方共、先端にはクイックリリースが付けられて、付け替えが簡単にできるようになっています。

光色

GENTOS GTR-141T/光色

照射比較

GENTOS GTR-141T/照射比較1
GENTOS GTR-141T/照射比較2

※左から、GP-4 / GTR-141T / P3 / P2 (P2/P3はノーマルビーム)

GENTOS GTR-141T/照射比較3
GENTOS GTR-141T/照射比較4

※左:パトリオ8(Hi)/右:GTR-141T

まとめ

まず、なんと言ってもスイッチのON/OFF操作が楽です。

例えば、LED LENSER P2/P3 のON/OFF操作は、指先の感覚をスイッチに集中する感じですが、GTR-141Tは、その形態とスイッチの大きさのお陰でラフに操作できます。冬場や作業中など、手袋をしたままでも操作出来るのは、やはり便利です。

最初はキモイと感じていた GTR-141T全体の凹凸も、実際に逆手で握ってスイッチ操作してみると、それなりに理由がある事に気付き『なるほど…』と、その形態に納得する様になりました。

リア部分に2重のリング状に加工された凹凸は、ちょうど“人差し指”が触れる位置にあり、グリップ部分は大きく深いグリッドで“中指”と“薬指”で固定でき、ヘッド部分の縦線部分には小指が掛かり、ヘッドの大きさも手伝ってLED LENSER P3 より全長が短いのに、確実にスイッチ操作ができます。

P2/P3の外観は、見た目にはお洒落なのですが、GTR-141Tに比べると凹凸が無い分、手が滑ってスイッチ操作も意識して行わないとミスクリックします。特にP3はスイッチの感触が“グキン、グキン”という感じで操作し辛く、PP-7003SVに至っては、常時点灯の接点位置が深いのにボタンの突起が低く、更にストロークも長いので、指に丸い痕が付くほど押し込まないとON/OFF操作が出来ないというお粗末さで、100均ライト以下の“不燃ゴミ”レベルです。

照射角度の『16°』は、コリメータレンズ仕様としては、ほぼ最スポットに近い角度ですが、中央部の光が拡散し、周辺部の光量もそれなりに有る為かGTR-141T単独だと特に狭いとは感じないと思います。(ヘッド径が小さいので、流石にP14のワイド照射と同じ様にはなりませんが、DC-105Fのワイド照射時より照射範囲が広く感じます)

『公称値:45ルーメン』という明るさは、3段階以上の調光機能を持ったライトがMediumレベルで多く採用している40~60ルーメンの範囲と、数値上は一致しています。個人的にも1~5mぐらいの近距離なら、これぐらいの明るさが丁度良いと感じます。

これ以上明るいと電池消耗が激しく、ランタイムが犠牲になり、逆に暗いとサブライトで使うのが難しくなるので、1AAA仕様のライトと割り切って、短時間点灯を繰り返す用途や作戦行動時間(笑)が2時間以内と決まっている用途にはピッタリの明るさかもしれません。

スポット光が強めの Fenix LD25 だと45ルーメンでも路面(足元)の反射光を眩しく感じますが、GTR-141Tの光色はLD25より更に電球色に近く、スポットが拡散気味なので眩しいとは感じません。(まさか…至近距離照射まで考えた上でLEDの色温度を決定?)

照射パターンだけ見せられ『リフタイプの照射パターン』と言われたら、きっと納得してしまうのではないかと…。

GENTOS GTR-141T/照射パターン比較

・GTR-141T (45lm)

GENTOS GTR-141T/照射パターン

・GP-8(パトリオ8:Hi/80lm)

GENTOS パトリオ8/照射パターン

・Fenix LD25 R4 (45lm)

Fenix LD25/照射パターン

バッテリーが1セルなので、本来は調光機能を実装して使用状況に応じて明るさをコントロール・選択し、点灯時間を調整可能な機能を持つライトが理想なのですが、基本的な部分(スイッチ、配光、照度)だけはしっかりと押さえ、フォーカスや調光機能を省いてシンプルな製品に仕上げた事が、使用時に於いて“迷い”を生じさせず、結果としてユーザーに使い易いと感じさせるのかなと…。

メーカーに確認した訳では無いのですが、製品企画・設計を担当した人はLEDフラッシュライトを使い込んで、どういう製品が使い易いかを考えた人ではないか?と想像してみたりします。

LED LENSER P2/P3 は、どちらもフォーカス操作するヘッド部分がグラグラし、破損しそうで無造作にポケットに入れられませんが、GTR-141Tは頑丈なので気軽に持ち歩けます。(GTR-141Tでも無理な荷重が掛かれば当然壊れますw)

LED LENSER P2/P3 より、もっと早く買っていれば…と、後悔しています。(マジ本音ですw)

電池が単三×1本仕様の GTR-131T になると、製品自体の大きさが全く違うので全然違った印象・使用感を持つかもしれません。GTR-131T は店頭で実物を見て、ヘッドの大きさとバランスの悪さに購買意欲が失せましたが、大きさが気にならず点灯時間を重視するなら、いつも持ち歩くライトとして選択肢に加えて良いかもしれません。(GTR-131Tのヘッド径:28mmは 閃 SG-320 と同じ)

しかし『2時間』というランタイムと、幼虫の様な外観が許容できるなら、GTR-141Tは細くて軽くてお薦めです。

ただし、中身や塗装は価格相応なので過度な期待は禁物です。
LED(回路)ユニットがボディから丸ごと“ポロリ“と取れた時は、思わず笑ってしまいました。
 

カテゴリー: EDC, GENTOS, フラッシュライト タグ: , , パーマリンク

GENTOS GTR-141T への1件のコメント

  1. オサーン のコメント:

    比較的簡単に入手できる単三乾電池1本で使用できるため、非常用に購入したのがGTR-141Tでした。非常用なので、滅多に使用することなく、家具の隙間に物を落としたときに隙間を照らすことが年に一度あるかどうか。久しぶりに使用したら、アルカリ乾電池が液漏れし、抜き出せなくなっていました。こちらのサイトを拝見したところ、レンズを外し、尻側から乾電池を叩き出せば、LEDユニットごと先端から飛び出すのでは? という結論に至りました。初めはLEDユニットを先端から外して、乾電池の頭を叩いて尻側から出そうとしましたが、LEDユニットを先端から抜き出せる気がしませんでした。勘違いしているのかもしれませんが、こちらのサイトの分解写真は有難かった、ということで感謝の書き込みをさせて頂きました。

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