自転車用ヘッドライトなんて、大体どれも同じでしょ・・・?
実は、自分もLEDフラッシュライトに興味を持つ前は、そう思っていたフシがあり、『ハンドライトを自転車前照灯に使えばイイじゃん♪』ぐらいにしか考えていませんでしたし、実際にそうしていました・・・(^^;
このブログでバイクライトのレビューをするのは初めてですが、TwitterのTL上でも LUMINTOP C01 の光学仕様が話題に上り実際に見てみたい衝動に駆られてポチ・・・
あぁ、やっぱりバイク専用ライトと言えど・・・となるか、それとも実用に耐えうる製品なのか・・・?
じっくりと見ていきたいと思います。
製品HP
- LUMINTOP Flashlight HP
- LUMINTOP C01 – lumintop.com
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INDEX
パッケージ
クラフト紙ベースの頑丈なパッケージで内部は緩衝材で仕切られてしっかりと保護されています。
仕様
サイズ
C01単体ではサイズ感が掴めないかと思いますが、実際には非常に小型で軽量です。
このサイズのお陰で自転車から取り外して携行するにも負担にはなりませんし、手軽に扱うことができます。
盗難防止の観点から脱着の容易さは重要な要素なのですが、外してからの携帯性もバイクライトの重要なポイントかと思います。
C01本体
本体外殻は樹脂製で、全体的に丸味を帯びた流線型デザインとなっています。
上部にスイッチ、底部にホルダーレール、リアに充電ポートを備えています。
ヘッド
C01の搭載LEDは、CREE XP-G3 のNW(Neutral-white)です。
C01を正面から見ると、通常のフラッシュライトのようにリフレクターのボトムにLEDが配置されておらずミラーリフレクターの上部にLEDが配置されています。
上方から下方に向かって光が照射され、その光をリフレクターに反射させて前面を照らす構造ですが、ナルホドこの構造ならば無駄に上方に光が拡散せず効率良く前方を照らすと共に対向してくる人や車両の眩惑も防止できます。
なんと申しますか・・・、このLED配置とリフレクター構造は“目からウロコ”であり、着眼点に脱帽です。
また、C01が単純にハンドライトの延長として開発された製品ではない事を如実に物語っていると思います。
前面のフィルターは樹脂製ですが、C01の用途的に振動や衝撃を考慮すると妥当な仕様かと思います。
樹脂製故に傷や耐光性、経年による透明度の低下も有り得ますが、それらが原因でC01が使用に耐えなくなる頃には、内蔵バッテリーが寿命を迎えると思われます。
先端にはルミ兎さん♪(゚∀゚)
裏面には、充電仕様と海外規格や日本国内規格の製品安全認証マークがプリントされています。
スイッチ
鮮やかなオレンジ色のスイッチはシリコン製で、操作ミスを防ぐように逆アールが付けられています。
スイッチ面積も大きくバイクグローブをしていても楽に操作できるように考えられています。
内部のスイッチはタクトタイプのスイッチですが、『コキッ…』という感じのクリック感もあるので操作のヤマは充分掴めて、全体的に操作し易いスイッチになっています。
電池/充電
リアの充電ポートは micro-USB 規格。
DC・5V出力のUSB端子を備えたPCやモバイルバッテリーで充電が可能です。
内蔵リチウムポリマー充電池の容量は1400mAhで1A充電時には約2時間で充電が完了します。
充電中は【赤】、充電完了時は【緑】でインジケーターが点灯します。(※マニュアルの【青】というのは誤植です)
充電が完了したら保護カバーをしっかりと閉めます。(※重要)
ブラケット
ハンドルブラケットは樹脂製ですが強度的に不安は感じません。
何度も脱着を繰り返すとアジャスト部分の爪が削れるかもしれませんが、ハンドルからブラケットを外さなくともC01本体のみを外せるので問題は無いかなと・・・
この塩ビパイプは外径26mmですが、この太さでもまだ少し余裕があります。
走行速度や路面の状態に合わせて調整ができる事もバイクライトの重要なポイントですが、C01は左右の首振りに加え、ブラケットを完全に締め付けても少しぐらいなら仰角も調整可能です。
マウント
付属のマニュアル通りにライトをマウントします。
ブラケットとC01側レールの切り欠きに注意して、前から後ろにC01をスライドさせていくと『カチッ』と音がしてロックが掛かります。
ブラケットから取り外す時は、リリースボタンを押しながらマウント時とは逆にC01を前方にスライドさせます。
モード
C01の搭載モードは特殊モードも合わせると計6モードです。
《1-click》で点灯、点灯中は《1-click》でモード変更、約2秒間の長押しで消灯になります。
通常モードは【Eco】→【Med】→【Hi】→【Eco】…のサイクルでモード移行。
特殊モードは【Strobe】→【SOS】→【Beacon】→【Strobe】…のサイクルでモード移行します。
モードメモリは搭載しておらず、通常モードは【Eco】でスタート、特殊モードは【Strobe】でスタートします。
約2秒間の長押しで消灯になりますが、そのまま更に約2秒間押し続けると通常モードから特殊モードに切り替わります。
点灯中に電池残容量が20%を下回るとインジケーターが赤く点滅するので充電を行ってください。
LUMINTOP C01 / CREE XP-G3 (NW) / Bicycle Headlight – YouTube
照射
水平照射
配光/光色
LED電球
LUMINTOP EDC01 (CW)
BlitzWolf BW-T1 (5000K)
LUMINTOP C01 (NW)
屋外照射
白昼(立木まで67m)
Low
Med
Hi
BlitzWolf BW-T1 / LUMINTOP C01 比較
Low
Med
Hi
13m 比較
Low
Med
Hi
二段構えの配光と表現すれば良いのでしょうか・・・?
どのビームショットを観ても円筒形のハンドライトとは明らかに異なる配光です。
照射面全体は円形ではなく横長の配光となっていて、周辺光は広角ですが中心光もしっかりと有り、正面は中心光により遠方まで照らしつつ近距離は広範囲を照らすようになっています。
最後の13m照射で高さを示すラインを加えてみましたが、同じポイントを照らしてもC01は無駄に上方に光が拡散しておらず、対向眩惑に配慮された配光であることが判ると思います。
フリッカーが発生せず、色温度が低めのNWの光色は、雨天時に効力を実感すると思います。
まとめ
いやぁ、バイクライトをナメていました…(^^;
バイクライトは用途が明確でありながら、その配光に関してはハンドライトと大差が無いモノが多く、それならハンドライトを車載して…となるのも仕方がなかったと思います。
このC01はバイクライトとして細部に渡って考え抜かれ、LEDの配置とリフレクターの形状でココまで光がコントロールされているのは、まったく見事ではないでしょうか?
正直に申しますと、本格的なバイクライト(と、謳った製品)を使ってみた事はあったのですが、ルーメン値は高いものの配光に関しては普通のハンドライトと大差が無く、結局使わずじまいとなってしまった過去があります。
なので、バイクライト全般について、個人的にあまり良い印象を持っていなかったのですが、Lumintop C01については通勤・通学用途から本格的なライドまでこなしてくれるスグレモノだと断言できます。
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