
毎日暑い日が続きますが…残暑お見舞い申し上げます。
天気が良いと夜間の照タイム撮影も捗るのですが、この時期はモスキートとの仁義なき闘いになるのがチョット…(´Д` )
照タイムに赴く前には使用する電池を昼間のウチに全て満充電状態にしておくのですが、充電が間に合わなかったりした場合にはモバイルバッテリーを使って現場で充電することもあります。
最近はフラッシュライトの充電ポートも micro-USB だけでなく USB type-C コネクタを採用した機種も徐々に出てきて、現場で充電するには2種類のUSBケーブルを用意していきますが、忘れるんですよ…コレがw
少し前にもヤラかして、一部の機種を撮影しないままRTBしたことがあります。
micro-USB と& USB type-C の2種類が1つにまとまっていれば便利だよなぁ…と、この製品をポチ。


実際に使用してみて、確かに便利は便利なのですが、USB type-C の難しさというか、闇というか…色々と勉強になったので、今後の教訓を込めてレビューしたいと思います。
パッケージ





紙製の化粧箱ですが、更に内部も丁寧にパッケージングされています。
本体の他に日本語マニュアルが添付されています。
仕様

マニュアルによると
USB type-C:最大 3A
micro-USB:最大 1.8A
の電流に対応しています。
本体


本体外装はアルミの削り出しで電解着色が施されています。
カラーは【黒】と【赤】がありましたが、今回は【赤】を選びました。
赤は赤でも落ち着いた感じの上品な【赤】なので安っぽさはありません。
また、表面に旋盤の加工痕が残されいるので良い感じで光を反射してくれます。



コネクタ収納部は樹脂製で、USB-A/USB type-C(micro-USB)の両端コネクタがキッチリと納まるようになっています。

機構上、収納時にコネクタ部分にストレスが加わりますが、柔軟なきしめんタイプのケーブルなので内部断線するほどタイトな感じではありません。
コネクタ



USB-A に USB type-C と micro-USB。
USB type-C 側が変換キャップになっています。
キャップは本線と繋がっているので紛失の危険も少ないと思います。
ケーブル



ケーブルは、最大で1mの長さまで伸ばせます。
ケーブルを引き出す際は、必ず両端のコネクタを摘んで引っ張り出すようにします。(※厳守)
一定の間隔で『カチッ、カチッ…』と音がしてロックが掛かります。
ロックが掛かっている状態で、更に少しケーブルを引き出すと自動で巻き取ってくれます。
互換性



USB type-C の互換性についてはイマイチな感じで、 OLIGHT X7R への充電は可能でしたが MANKER U22 ではNGでした。
NGの原因は不明ですが、U22側の仕様と本品の仕様が合っていないのだと思います。
ちなみに micro-USB の方は、ほぼ全ての充電式ライトに使えました。
まとめ

Lightning コネクタについて、EUがAppleに対して物言い(?)を付けたとの情報もあり、今後は USB type-C への移行が加速するかもしれません。
しかしながら、現時点では USB type-C には多くの拡張規格が用意されており、見た目は同じでも中身の互換性がなかったりするのが現状で、実際、今回テストした MANKER U22 の Type-C 充電には使えないという結果になりました。
どちらが悪いというのではなく、サードパーティ製の製品を使うのであれば、こうした問題も起こり得るし、USB type-Cについては、単に電流量さえクリアしていればOKというワケにはいかない点に注意が必要そうです。
各機器のUSB充電ポート仕様が明確であればケーブル選択をミスらないで済むのですが、充電コネクタのピン配置まで明記されている製品は見た事がありません。
すべての拡張規格を網羅した USB type-C ケーブル&コネクタならば良いのですが、そうなるとケーブルの太さやコネクタのサイズが恐ろしい事になりそうで、この製品のようなリール式の形態に納めるのは不可能かもしれません。(中には20V・5A対応なんてモノがあるし…)
今後、USB type-C の普及に伴い、USB type-C ケーブル/コネクタ/ポートがどの規格をサポートしているか調べる専用チェッカーなんて代物が出て来るかもしれませんね…(^^;
そうなると、益々【ユニバーサル】からは遠のいて行くような気もしますが・・・