Paracord Knot (8) / Cobra stitch – Vol.1

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Cobra stitch

【コブラ・ステッチ】はパラコード編みの中で最もポピュラーな編み方の一つですが、『 編み上がりの見た目が苦手・・・(ーー;)』と言う方も多いようで、色使いによっては確かにソレっぽく見えます。
※日本では【シャコ編み】と呼ばれるのにも納得です…(^^;

編み方そのものは単純作業の繰り返しなので、一度覚えてしまえば手元を見ずに編めるようになります。

パラコード・ブレスレットやキーチェーンなど応用範囲も広いですし、基本となるテクニック的なモノも含まれているのでパラコードに限らず色々な【紐】で試してみて下さい。

材料・ツール

ツール

最低限必要なツールはハサミとライターでフォーセップがあれば最後の処理が楽にできます。

サバイバル・ブレスレット
サバイバル・ブレスレット

コブラ・ステッチと言えばサバイバル・ブレスレットを真っ先に連想してしまいますが、ブレスレットを編む場合の必要なコードの長さは、編む時のテンションの掛け方で必要な長さが微妙に変わってきます

目安として全長20cmのブレスレットを製作するのに、およそ 2.8~3.0m のコードが必要になります。

キツく編めばコードは短くて済みますが、ブレスレット自体のボリューム感(幅や厚み)は小さくなります。逆に緩く編めば長いコードが必要になり、ボリューム感も増していきます。

自分は3.0mでカットして緩く編む事が多いのですが、3.0mの長さが有ればコブラ・ステッチに飽きたら解いて再度コンキスタドールトリロバイトなどで編み直したりも出来ます。

金具類

金具類は、ブレスレットならばバックルやシャックル、キーフォブならばDリング(Dカン)やキーリングが有るとバリエーションが増えます。(※金具類は必須ではありません)

Dリング
Dリング

今回は100均で調達した幅22mmのDリングと長さ90cmのパラコードを使ってキーフォブを編んでみます。

STEP 1.

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

最初に金具にコードを通し、出来寸法に合わせてループ(本線)の長さを調整します。

この時のポイントは、リングに対して表と裏からコードを通す事です。

コブラ・ステッチ

Dリングの“かん幅”全体を使うようにリングにコードを巻き付けると編み上がった時のバランスが良くなります。
※使用する金具の大きさ(幅)によって巻き付ける回数は調整して下さい。
※撮影の為の仮固定用に逆ピンセットを使っています。

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

ちなみに端部を2本とも同じ方向から通すと↑の様に金具に対して編み目が捻れてしまいます。

最初の編み目を造る時に、本線に対して上からコードを回すか、下からコードを回すか・・・少し悩むかもしれませんが《上から来るコードは本線の下に敷く》と覚えておくと良いでしょう。

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

今回は右側の【B】のコードが上から来ているので↑の様に編み始めます。

コブラ・ステッチ

もう一方の【A】のコードは【B】と本線を巻き、結び目を作るイメージでループに通します。

【A】と【B】の両端を左右に引けば最初の編み目が完成です。

STEP 2.

コブラ・ステッチ

次の編み目は、先に編んだ編み目の縦のラインを目印にして編み上げていきます。
※2段目からは同じ作業の繰り返しになります。

《縦のライン》とは黄色矢印の部分です。
この編み方が【コブラ・ステッチ】と呼ばれているのは、編み上がった時にココが連続したステッチ(縫い目)の様に見え、ジグザグな《横のライン》が蛇腹を連想させるからだと思います。

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

《縦のライン》が出来ている側のラインを本線の上に被せ、反対側のラインは上下反対になるようにループに通します。

コブラ・ステッチ

ラインの両端を左右に引けば2段目の編み目が完成です。

STEP 3.

コブラ・ステッチ

《縦のライン》が STEP 2. と反対側に出来ているハズです。

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

後はSTEP 2.と同じ要領で編み目を作ります。

コブラ・ステッチ

ラインの両端を左右に引けば3段目が完成です。

STEP 4.

コブラ・ステッチ

《縦のライン》を目印に編み目を増やして適当な長さまで編んだら終端処理に取りかかります。

単純に余ったコードをカットして熱処理する方法が一番簡単なのですが、熱処理した端部が側面から丸見えになるのであまり美しくありません。そこで今回は余ったコードを編み目の裏に引き込んで端部を目立たなくしてみます。

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

先ずは余ったコードの端部を切り揃えて“ほつれ止め”程度に軽く熱処理しておきます。(完全に溶かす必要はありません)

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

余ったコードを最後のステッチを巻く様にして蛇腹の編み目の中(裏)に数段引き込みます。

引き込む長さは個人の好みで良いのですが、引き込みが短いと緩んで解けやすく、長いと解くのが大変になるのでホドホドが宜しいかと・・・。

コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ
コブラ・ステッチ

ある程度引き込んだら、最終的に余った部分をカットして端部を熱処理します。
この時端部が《玉》になるほど熱処理すると非常に解きにくくなるので、ここもほつれ止め程度が良いかと思います。

コブラ・ステッチ

反対側の余ったコードも同じ要領で処理したら完成です。

今回製作したサイズのモノならば慣れると10分も掛からず製作できてしまいます。

コブラ・ステッチ

小物ならブレスレットを編んで余ったコードでも製作出来るので、ブレスレットと合わせるとオサレかも?
 

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