秋の夜長にパラコード・・・
ってワケでも無いのですが、今回はコブラステッチと同じくらいポピュラーなトリロバイトでブレスレットを編んでみました。
トリロバイト(Trilobite)、日本語で《三葉虫》の事ですが、編み上がりも三葉虫を連想させる編み目になるので人によっては・・・
ただ、カラフルな色のパラコードを使う事で随分と印象が変わるし、編むのも簡単なのでトライしてみて下さい。
今回使ったのは、ロスコのナイロン製パラコード。
色はチョコレートブラウンで、全長約20cmのブレスレットを製作するのに 2.9m~3.1m のパラコードが必要です。(同じ寸法のブレスレットをコブラステッチで編んでもほぼ同じ長さのコードが必要)
樹脂製バックルは中国製の 5/8インチサイズ(かん幅:約16mm)でコードの色に合わせて茶色のサイドリリースバックルを用意しました。
後は仮固定するのに逆作用ピンセットが有ると便利です。
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バックルの片方(画像ではメス側)に一重のループをこさえてコードを通しますが、この時にコードの長さを左右対称にしないようにします。短い方のコードはオス側のバックルでコードを折り返した時に《ブレスレット全長+α》になるように調整しておきます。(+α分は大体5~8cm程度)
もう片方のバックル(画像ではオス側)には、見た目が対称になるように長短それぞれのコードを2巻きし、この段階でブレスレットの全長(仕上がり長さ)を決めます。
逆作用ピンセットや洗濯バサミなどで仮固定するとコードの調整が楽です。
折り返したコードを再度メス側のバックルに通すと芯線が4本できるハズです。(芯線は出来るだけ弛まない様に張っておくと仕上がりが綺麗)
短い方の余ったコードは最後に処理しますが、芯線が緩むと編みにくいので適当に芯線に絡めて仮固定しておきます。
後はこの4本の芯線に対して長い方のコードを出来るだけ同じテンションで編み込んで行くだけですが、2、3段編んだら編み目をスタート側に寄せるようにします。
最後は逆作用ピンセットなどを使って編み目の隙間にコード先端をネジ込むようにし、ブレスレット裏面に残りのコードが出る様にします。
スタート側で余らせたコードも同様にブレスレット裏面に先端が来るようにします。
5mmほど残してカットした部分をライターで熱して溶かし、そのまま冷えて固まるのを待ちます。
自然に冷えると端部が丸く硬化するので、直接肌に終端部分が触れても違和感を感じなくなります。
端部を熱処理したら完成!\(^o^)/
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焼きトウモロコシ(笑)みたいなブレスレットは、中国製のイエロー・カモ柄(ポリエステル素材)のパラコードを使って編みました。
小型のSビナ(#0.5サイズ)を使ってフラッシュライト等のストラップと繋げないかと思いDリング(Dカン)を付けたのですが使い勝手はイマイチです。
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今回は単色のトリロバイトですが2色のコードを使っても編む事が出来ますし、2色で編むと見た目の印象も随分変わります。
2色のトリロバイト・ブレスレットの編み方は↓が参考になると思います。
■How to make a Trilobite paracord bracelet (Paracord Guild)
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ロスコのパラコードは色やロットによって品質にかなりバラ付きがありますな・・・
同じ茶系でもコヨーテ・ブラウンとタンの品質が良かったので、今回使ったチョコレート・ブラウンも期待したのですがコードの表面が最初から何ヶ所か酷く毛羽立ってて残念な感じでした。
これぐらい毛羽立ってるとライターで炙っても毛玉みたいなるし、更に毛玉をハサミで処理しなきゃで・・・(´Д` )