CASIO PATHFINDER PAS-400B-5V のバンド交換についてコメントを頂きました。
ブツは届いていたのですが時間が取れなくて、実際にNATOタイプの時計バンドに交換が可能か否か試せずにいましたがコメントを頂いたのを機に実際にやってみました。(リクエストありがとうございました♪)
あ、交換は全て自己責任でってのはお約束で・・・ヽ(´o`;
バンド
eBayで調達したNATOタイプの時計バンドは、INFANTRYというメーカーの幅が22mm、長さが約280mm(28cm)、厚みが約1mmのナイロン製時計バンドです。
ちなみにバンドの厚さが1mmでギリギリなのでモノによっては装着不可となります。
INFANTRY は安価なミリタリー系の腕時計を販売している中国のメーカーですが時計バンドも扱っています。
この時計バンドも比較的安価(約$3.2で落札)でした。
Amazonなどで扱っている同様の時計バンドは実物が手元に無いので比較出来ませんが、品質に関しては可もなく不可も無くといった感じだと思います。
若干バンドの両縁の熱処理が甘く、細かい繊維の“ほつれ”が出ましたが、熱したカッターナイフで“焼き入れ”して補修しました。
工具
腕時計用の“バネ棒外し”が無ければ、クリップや画鋲などで代用できます。(画鋲はヤスリ等で先端を丸くしておくと吉)
バネ棒を外す際はクリップ等で代用可能ですが、再度バネ棒をセットする時は“バネ棒外し”の様に“先割れ”になっている方が作業が楽に行えます。(代用品=精密マイナスドライバーでも出来なくは無いデス)
手順1
先ずは既存(純正)の時計バンドを外します。
金具の穴の部分に見えているバネ棒の頭をピンで押し、同時に金具を下に少しズラせば金具が外れます。
片方を外せば金具は簡単に取れるので、後はバネ棒を引き抜くだけです。
同じ要領で両方の金具を外しますが、バネ棒を飛ばしたりして紛失しない様に注意して下さい。
金具の有効幅は約24mmで22mmの時計バンドだと少し余裕が出る筈です。
24mmのバンドでも使用可能だとは思いますが、金具の幅にマイナス誤差が有った場合に上手く入らない事も考えられるので、後は個人の判断でお願いします。
幻の手順2
※この手順は再組立の参考に留めて下さい・・・(´・ω・`)
金具とバネ棒を時計本体に取り付けるには…
1.バネ棒を時計本体に取付
2.先にバネ棒の片方を金具の穴にはめておき、取り外す時と逆の要領でもう片方の穴にバネ棒をはめ込みます。(可動部分はおよそ2mm~3mm程度)
※バネ棒を外す時より、取り付ける時の方が棒を飛ばし易いので要注意デス!(`・ω・´) キリッ
が・・・、先に金具を付けて後からバンドを隙間に通そうかと考えたのですが、隙間が狭くて厚さ約1mmのバンドでも通せませんでした・・・(´Д`)
手順2
で、改めて・・・w
先に金具を取り付けてしまうとバンドが通せないので、バンドと金具を同時に取り付けます。
基本的に取り付ける要領は“幻の手順2”と同じですが、最終的にバンドの2重になっている部分に時計本体が来るのでバックルの向きに注意して下さい。
金具を下にした方が取り付け易く感じましたが、これは個人のお好みで・・・。
手順3
バンドが2重になっている部分に時計を配置しますが、この位置次第で時計をはめた際のバックル位置が変わって来るので後から個人の好みで配置を微調整して下さい。
金具を先に付けるとバンドが取り付けられませんでしたが、一度取り付ければ後からでも時計がズラせます。
樹脂バンドとかは?
NATOタイプのバンドならどれでも代替可能というワケには行かないので、他の方法が無いモノかと考えてみました。
色々と考えてみましたが、24mm幅のウレタン樹脂バンド、もしくは革製バンドを純正バンドの寸法に合わせて加工し使えないかなと・・・(´・ω・`)
ただし、これはコレでバンドの取付部(実際にピンが通る部分)が極端に狭くなるので、荷重が集中し簡単に千切れてしまう可能性があります。
うーん、樹脂バンドも革製バンドもそれなりのお値段だし、失敗する可能性が高いので代替案としてはイマイチです。
まとめ
取り敢えずNATOタイプのバンドでも交換は可能でしたが問題点がありまして・・・
金具とラグの関係で使用中に時計のセンターからバンドがズレてしまう事があります。
この問題を解消するには、自転車の“虫ゴム”の様な比較的柔らかい材料を使ってストッパー的な部品を製作する必要があります。
使えなくなったウレタン樹脂バンドの中空部分をカットして再利用する手も有りますな・・・
後、自分の手首廻りに対してバンドの全長が少し長く、時計をした時に2cm程バンドが余って時計のフェイスに干渉してしまいます。
NATOタイプの時計バンドを購入する際にはバンド全長にも気を配った方が良さそうです。
ちなみに自分は、男のワリに手首廻りが細い方(約17cm)です・・・。
doormanさん、
こんなに早く記事をアップしてくださってありがとうございます!
初心者の私でも分かりやすい説明と写真と、とても参考になります。
さっそくベルト交換にトライしてみたいと思います。ベルトを自分で買うというのも初めてなので、ちょっと楽しみです。長さにも気をつけて、ですね。
たびたびお邪魔いたします。
ベルト交換、うまくいきました!
金具の5ミリのすき間の部分は、いらなくなったケーブルの芯を抜いたものを切って使ってみました。耐久性についてはあまり良くないかもしれませんが、とりあえず、の役割は果たしているようです。
前のよりもずっとずっと心地よく腕につけられそうです。ありがとうございました。
上手く交換出来たみたいで良かったです♪
>金具の5ミリのすき間の部分は、いらなくなったケーブルの芯を抜いたものを切って使ってみました。
ナイスアイデア!(゚∀゚)
なるほど、その手が有りますね…余っている電気コードで自分も試してみます!
ご報告および有用な情報をありがとうございました。
大変参考になりました。
詳しいご説明をありがとうございました。
ぽんた様
ご覧頂きありがとうございます。
お役に立てたなら嬉しいです。(^^ゞ
ベルトの合皮?部分がもうボロボロでマジックで塗って使っていたのですが交換方法を見て、自分にもできそうだと思い交換してみました。
タイプはPROTREK PRS-400B-2JFのフィッシングモデルですが同型ですので大丈夫でした。
(ちなみにこの時計はバイブアラームが便利なので価格は安いが手放せないのです。)
源子さんのアイデアもいただき、隙間には抽斗に眠っていたケーブルを切って入れてみました。
黒の22mmベルトを買ったのでケーブルも黒で、大昔のPCに付属していた電話線だったろうと思います。
たまたま太さがちょうど良かったですが、無ければマウスの線ぐらいがいいかもしれません。
ちなみに最初は短くなってしまったので2回目は少し長めにして圧縮気味にしたらズレも無くカッコ良く納まりました。
実は私が不器用なせいなのでしょうが、ベルトを入れながら金具にピンを入れるのは残念ながら無理でした。(汗)
従って、先に金具とピンを付けてしまい、ベルトの端に糸を通して、金具をくぐり、糸を引っ張りながら金具の間を若干広げたら結構うまく入りました。少しでも端っこが出ればラジペンで引っ張れますからね。
それと、やはりベルトが長いですね。最後を内側または外側に折り返す方法もありますが、やはりなんとなく恰好悪いので、時計上部側で約10mm程折り返し、折り返し部分を簡単に黒糸で縫い合わせてみました。合計で20mm程短くなったわけです。
もともとベルトが2重になっているのでパット見はあまりわからなく、半月ほど使用していますが切れもせず問題無いようです。
今回は本当に助かりました。もうあきらめかけていた時計がよみがえった感じで新年から嬉しいです。
どうもありがとうございました。
はぜやん様
ありがとうございます。
お役に立てたなら幸いです。(^^ゞ
当方wave ceptor(WVA-430J)ですが、発想の仕方がやはりcasio、似た構造だったので記事を参考にNATO式ベルトになんとか交換することができました。
amazonで買ったベルト、やっぱり厚みが1mm程度のようですがもうキッチキチで詰め物なしでも左右にずれる気配はありません。
あと副産物として、純正ベルトだと机に置くと本体の重みでクルッと伏せられたり横にこけて事実上使えないのですが、普通に置いて読めるようになり、この点にこれまですごくストレスを感じていたことに逆に気付かされました。
これまで以上に活躍できそうです。ありがとうございました。
windswept 様
ご覧いただきありがとうございます。
windswept様のモデルと型番違いのWVA-M640-1A2JFや他の WAVE CEPTOR モデルの商品画像をamazonで見てみましたが、WAVE CEPTOR もバンドの固定に【コの字型】の金具を用いるモデルが多い様ですね。
また、このタイプの樹脂バンドは、時計を平置きした時に素直に文字盤が上を向かない…ってのにも納得です。かくいう私も置いた時に横を向く腕時計にはストレスを感じる方なので windswept様の気持ちがすごくよく解ります。(笑)
同じCASIOの【コの字型】でも機種によってクリアランスが違ってくるというのは、同様にバンド交換を考えている方にとって、すごく参考になると思います。
こちらこそ貴重な情報をありがとうございました♪(^^