Paracord Knot (7) / Snake knot

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Paracord - Snake knot : Wrist lanyard

ブレスレットも良いのですが、ランヤードやキーフォブ等の材料としてもパラコードが活用できます。

で・・・、今回はスネーク・ノット(Snake knot)でリストランヤード(ストラップ)を造ってみます。

Google画像検索で Snake knot を検索すると幾つかの作例がヒットしますが、同じスネーク・ノットでも異なる編み方が有り、編み上がりの感じ(特にボリューム感)も変わって来ます。

今回のスネーク・ノットも正式な名称は何と言うのか判りませんが取り敢えずスネーク・ノットで・・・。

寸法・材料

Paracord - Snake knot : Wrist lanyard
Paracord - Snake knot : Wrist lanyard
Paracord - Snake knot : Wrist lanyard

出来寸(全長)が約30cmですが、実際に編み込む部分の長さが変わると全長も変わって来ます。

必要なパラコードは約150cm(1.5m)で、コードストッパーや先端のスナップフックは必要に応じて用意して下さい。特に先端部分はキーリングやDリングでもイケるので目的や用途に合わせて変えて下さい。

ちなみにフォーセップは必須ではありません。『有れば便利…』ぐらいに考えて下さい。

STEP 1

STEP 1-1
STEP 1-2
STEP 1-3

コードストッパーを使う場合は先にコードをストッパーに通しておきます。

先端部分のリングには同じ方向から2本のコードを通し、出来上がりの全長に合わせて金具の位置を調整します。

STEP 2

《A》のラインをランヤードのループとなる2本の本線と《B》のラインを一重に巻きます。

STEP 2-1
STEP 2-2
STEP 2-3

次に《A》のラインが交差している部分を目安に《B》のラインを重ね、そのまま《A》と本線を巻き込むように《B》の先端部分を先の一重に巻いた輪っかの部分に通し軽く締め込みます

STEP 2-4
STEP 2-5
STEP 2-6

この状態から【1】(矢印部分)の結び目を少し緩め《A》のラインを最初に結んだ時と同様に本線と《B》のラインを巻き込むようにして結び目に通します。

STEP 2-7

これで最初の結び目は二重になりますが、この段階で結び目全体に弛みや緩みが無いように強めに締めます。

STEP 2-8

編み込む際は常に結び目の表と裏を意識して下さい。

STEP 3

結び目を裏返し(※ココ重要!)【2】の結び目を少し緩めて《B》のラインを『STEP 2』と同じ要領で本線と《A》のラインを巻いてから緩めた部分に通し締め込みます。(※結び目を裏返すと《A》と《B》の方向も反転します)

STEP 3-1
STEP 3-2
STEP 3-3
STEP 3-4

※ココからは結び目の交差する部分がなるべく一直線になるようにすると出来上がりが綺麗

STEP 4

STEP 4-1

再度、結び目を裏返すと↑のようになっているハズです。

STEP 4-2
STEP 4-3

『STEP 3』と同じく【2】の結び目を少し緩めて《A》のラインを他のラインを巻き込んでから緩めた部分に通し締め込みます。

STEP 5

STEP 5-1

再々度、結び目を裏返すと↑のように編み目が一つ増えているハズです。

STEP 5-2
STEP 5-3

今度は【3】の部分の結び目を緩め、これまでと同じ要領で巻き込んで緩めた部分にラインを通し締め込みます。

結び目を緩めるならば最初から締めない方が良さげですが、一度締め込んで結び目を整形し、後からコード通す段階で必要な分だけ緩めた方が仕上がりが綺麗です。(経験談)

STEP 5-4

後はSTEP 2~5の手順を繰り返し、交互に編んで行くだけです。

STEP 2~5の手順を簡略化すると・・・

1.最初だけ同じラインを2回結ぶ
2.裏返して異なるラインを、もう一方のラインと本線を巻き込んで編み目に通す
3.再度裏返して異なるラインを巻いて編み目に通す
4.交互に繰り返す

なのですが、ポイントは『裏返してから編み目の一番端の結び目にラインを通す』です。単純な(?)スネーク・ノットとの一番の違いがココであり、表と裏で交互にコードを通す事で編み目が揃いズレにくくなります。

STEP 6

STEP 6-1
STEP 6-2

最後は例の如く端部を熱処理しますが、余ったコードをそのままカットする方法と最後に本線を中心にして結び目を作る方法があります。

STEP 6-3
STEP 6-4

どちらも最後はカットして熱処理を施すのは同じなのですが、結び目を作る方では側面から熱処理した部分が丸見えになります。

なので、結び目を作る方は、結び目になる部分だけ芯抜きし、表皮の『ほつれ止め』程度に軽く熱処理した方が違和感が少なくなります。

どちらの方が良いとは一概に言えませんが使用するパラコードの色や好みで使い分けて下さい。
 
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Snake knot lanyard

コードの長さや端部の金具を変えるだけでランヤードだけでなく色々な物が制作出来ます。(もちろんブレスレットもOK)

フラッシュライトやマルチツールに付けるランヤードとして、個人的に丁度良いボリューム感なのでこの編み方が好きで多用しています。

Snake knot lanyard

画像の最下段にあるコードエンドの付いた2色のキーフォブはシングルラインのスネーク・ノットなので仕上がり太さが若干細くなります。

 
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今回は1色のみのコードで編みましたが2色のコードを使うと連続したギザギザ模様になり変化がでます。

2色編みは↓のサイトが参考になると思います。

Paracord wrist lanyard made with the snake knot (Paracord Guild)
 
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《追記:2016/03/28》
ハンドメイドマーケットの【minne:ミンネ】内に roomX.jp の別館・別室を増築(?)しました。
今のところ完成品サンプルしか展示していませんが、パラコードブレスレットやランヤードを自作できるキットやパーツなども置く予定なので暇な時にでも覗いてみてください。

◇minne – room【P】:roomX.jp《別館》
 

カテゴリー: Accessories, DIY, パラコード タグ: , パーマリンク

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