LEDドライバ ChipLink CL0117 の互換品っぽい YX8115S をaitendoから購入してみました。
YX8115S は表面実装型のSOT-23パケなので CL0117 と同程度の性能ならば、電球 MAGLITE SOLITAIRE のLED化再来・・・じゃなくて、色々面白い使い方が出来るのではないかと・・・w
◆aitendo – YX8115S データシート【PDF】
◆秋月電子 – ChipLink CL0117 データシート【PDF】
データシートの電流値を比較すると YX8115S の方が優れているように見えますが果たして・・・
YX8115S を自作の変換基板に載っけて、秋月電子で販売されている帽子型WW-LED(OSM74E56F1A)、CREE XP-G R2をつないで電流を計測してみました。
- 電源:Ni-MH充電池(1.245V)×1
- マイクロインダクタ:47uH & 22uH & 10uH
- LED:4.8mm帽子型WW-LED & CREE XP-G R2 WW
INDEX
計測
YX8115S + 47uH
・ 4.8mm LED / XP-G R2
CL0117 + 47uH
・ 4.8mm LED / XP-G R2
YX8115S + 22uH
・ 4.8mm LED / XP-G R2
YX8115S + 10uH
・ 4.8mm LED / XP-G R2
※インダクタを小さくすると電流量は増えますがLEDは暗くなっていきます。
まとめ
結論から言ってLED単発に於いて YX8115S は CL0117(TO-92) ほどのパフォーマンスは出ていないいるかなと・・・(´・ω・`)
( ̄ー ̄)ニヤリッ
データシートの current値と同じく計測値も YX8115S の方が高いのですが、実際にLEDを点灯させると明らかに YX8115S の方が暗いです。
※再計測したら CL0117 程度のパフォーマンスを有しているようです。
YX8115S の方が周波数が低いのかなぁ・・・ CL0117の代替になるかと期待したのですが残念です(´Д` )
1.5Vの乾電池でLEDを点灯させるのに便利な ChipLink CL0117 ですが、秋月電子等で扱われているのは3本足のTO-92パッケージばかりで、CX2601のような表面実装型のSOT-23タイプの単品販売がありません。
3本足のTO-92は簡単に市販のユニバーサル基板に実装できて便利なのですが、フラッシュライトの基板のように小型化するとなると厳しいのでパフォーマンスが低くても貴重な存在ではありますな・・・。
コンデンサやSBDを追加してもLED単発の場合は余計に暗くなるので、データシート通りLEDを並列多灯にしないと意味がありませんでした。
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追記:2015/01/26
パスコンデンサ(0.1uF = 100nF)を単純な方の回路に追加して再計測してみました。
YX8115S + 47uH + 0.1uF
・ 4.8mm LED / XP-G R2
電流量が増えて気のせいかLEDも明るくなったような・・・。(特にXP-G)
念の為にパスコンを加えない状態で再計測。
YX8115S + 47uH
・ 4.8mm LED / XP-G R2
おかしいな・・・
最初の計測時と同じ回路・部品なのに計測値も違うし明るくなってる・・・かな???(ーー;)