サーキットボード除去
先ずは既存のLEDとサーキットボードをキャニスターから外さないと作業が進まないので、サーキットボードの除去からスタート。
が・・・、EDI-T T6 のサーキットボードは、アルミ製のリングを嵌め込んでサーキットボードを押さえ付け固定し、簡単にボードが取れない構造になっていました。
四苦八苦して固定リングを外そうとしましたが、ピッタリの寸法でリングが嵌め込んであって、いくらリングをコジっても浮き上がって来ません…orz
アルミに半田付けが出来ない問題を回避する為の構造だと思いますが、リングをコジっているウチにボードのGNDが傷だらけに・・・
結局、最後の手段!(`・ω・´)
フリッカーが出まくりの21mmサイズのサーキットボードなんて他で使う事は無い!
・・・と、自分に言い聞かせw
最近のフラッシュライトのキャニスターを見ると、サーキットボードを取り付ける部分に銅製リングを嵌め込んでサーキットボードのGNDとハンダ付けするか、キャニスターそのものが銅製となっています。EDI-T T6 は少々古い製品なのでこうした構造なのかと想像してみたり・・・
最初からMODありきで設計されているワケでは無いので文句を言うのは筋違いですがMODだけではなく、故障した時の事を考えるとパーツが簡単に交換できた方が有難いんです。
LED除去
次にXR-EのQ3を剥がす。
が・・・、これも接着剤でガッチリ接着されてて結局最後はチカラ技w
ボロボロw
リング除去
サーキットボードが無ければリングは簡単に外れると考えたのですが…甘かったデス。
リングは再利用しなければならないので、ボードの様に破壊するワケにいかず、結局部分的に切り込みを入れて外しました。
組立
なんとか部品が揃ったので組立。
ベース基板とメイン基板の2層構造にしたのは、17mm径のメイン基板だけでは下の画像の様にキャニスターに上手く納まらず陥没してしまうからです。
薄い銅板を細く長く短冊にカットしてリング状に加工し、17mmのメイン基板が納まる様に試みたのですが、ボードの【+】接点にスプリングが取付られないので電池が固定されず中で動いてしまい、両面実装ボードの厚みに対してキャニスターの深さがギリギリでLED側に伸びるリード線がキャニスターの隔壁に接触してショートする危険も有り、最終的にメイン基板のみを使った改造は断念しました。
先ずはメイン基板の【+】接点とGNDの穴(1箇所)に鈴メッキ線をハンダ付け。
これを出来る限りベース基板のセンターに合わせてハンダ付け。
キャニスターにセットした時、基板が浮き上がらない様にGNDに接続したジャンパ線が21mmのベース基板外周より2mm程度内側に納まるようにします。(つまり17mmのメイン基板と同一径内に納める)
余ったジャンパ線をカットしたら2層構造のサーキットボードの完成。
先に外した固定リングを嵌め込み、キャニスターとベース基板が面一になるように調整して不具合が無いか確認。
リード線
リード線はLED側にハンダ付けするにも長い方が作業し易いので長めにカット。
電気的には短い方が理想なのでしょうが、1cmのリード線が2cmになった処で著しい性能劣化が起こるとも思えないですし、他のライトを分解して見ても、結構長い線を使っていて余った線はキャニスターの空間に捻って格納されていたりします。
個人的にMODする中で一番の鬼門がボードへのリード線のハンダ付け…今回は特にリード線を付けるエリアが米粒より小さいw
細くて腰の有るリード線が扱い易いのですが、近所の模型店にも無くて手持ちの約1.5mm径の線を使いました。(今回は3000mA近く流れるので1.5mmなら安心?)
LEDをマウントして何とかXM-L T6 化に成功!\(^o^)/
計測
ドキドキしながらテール電流を計測…
が、Maxでも1.6Aぐらいしか流れない。(AMC7135 が5個しか仕事していない?)
ボードの故障か?
結線不良か?
色々調べたが原因判らず…
8個の内、3個のAMC7135が正常に作動していない模様…
考え中…
ポジティブの接点は1つだけで問題無し…ならばGNDに問題がある…
GNDには3箇所が孔(スルーホール)が有ったけど21mm径のベースと結線したのは1箇所だけ…
残りの2つ穴にもジャンパ線突っ込んでベース基板と結線したらほぼ仕様通りに動きました。
Low(5%)
Med(30%)
Hi(100%)
※このPCBはLowスタートですがモードメモリも備えてマス
若干仕様より電流量が少ないのですがテール側の計測だし…
AMC7135 もキッチリ350mA出ないバージョンが有るみたいだし…
まあ、こんなモンでしょう…(´・ω・`)
まとめ
感想としては一言・・・やっぱり明るいです。(*´∇`*)
これまで手持ちのライトで一番明るいのがCWのXP-G R5 を約1.5Aでフルドライブしている単モードのP60互換ドロップ・イン。
これを照射している部分にT6改の光を重ねるとXP-GのCWの光が消えてしまうぐらい明るいです。
※照射画像が有っても多分伝わらないので割愛
NWの割に光の色温度が高く感じられるのは明るさの所為でしょうか?
確かに同じXM-LのCW(BIN:1A)よりは色温度が低いのですが『少し黄色いかな?』というぐらいです。
Hiモードでは発熱もあって冬のこの時季でも2分ほどでヘッドが暖かくなります。
気温の高い時季のHiでの連続点灯は1分くらいが限界かも…
元々リフが深めなのでスポット寄りの配光ですが、明るさが増した分、周辺光のムラも目立ってしまいます。
同じプラスチック製のリフでも例のC8では配光ムラが殆ど無いのに、このT6のリフと来たら…(ーー;)
うーん、やっぱりリフも交換したい…(゚ー゚*)。oO
※追記:
Low と Med でPWM制御による高周波ノイズ(キーン・・・って音)が発生します。
ライトから音が聞こえるってのもオツ・・・じゃ、無くてちょっと恐いw