先日、DOP-MK01と一緒に購入したLEDライトの GENTOS PATORIO 4(パトリオ4)。
小型のLEDライトは、鍵穴を照らす【LEDキーライト】として、【LEDフラッシュライト】とは区別されているようです。
単4乾電池×1本(1AAA)で使用できる点では、LED LENSER P2 と同じなのですが、P2だと手元(カメラ操作)を照らす際、明る過ぎて使い辛い事が判りました。また、自分1人が撮影ポイントに居るならば別に明るいライトを使っても問題無いのですが、他の撮影者がいらっしゃる処で明るいライトを使うのは気が引けます。
※過去記事:LED LENSER P2 (OPT-8402)
少し前の事を考えると何とも贅沢な悩みなのですが、小型で単四×1仕様、砲弾型LEDで明る過ぎず、軽量という条件で調べて、明るさではあまり評判が宜しくなかったので(笑)『GENTOS パトリオ4』を買ってみました。
スイッチがヘッドツイストなので使い勝手が心配だったのですが、ヘッド部分が太く滑り止めの溝が切ってあるので MAGLITE SOLITAIRE に比べたら片手でも格段にON/OFF操作がし易く、明るすぎず、短く、軽くて大正解でした。
サイズ比較
LED LENSER P2 より全長が短く、単三乾電池よりやや長い程度です。
MAGLITE SOLITAIRE と比べても、長さは短くなっています。
※左から P2 / SOLITAIRE / PATRIO 4 / 単三 / 単四
・光源:Φ5mm 白色LED
・電池寿命:連続点灯約12時間
・機能:防滴仕様
・使用電池:単4形アルカリ電池×1本(エネループ使用可能)
・本体サイズ:約Φ19×75mm
・本体質量:約41g
・付属品:キーチェーン/テスト用電池
※GENTOS PATORIO 4 製品HP(2015 販売終了)より
同じ1AAA仕様のFENIX社の LD01 や E01 は防水性能が魅力ですが、パトリオ4は買い易い値段が魅力です。
ヘッド
写真では判り辛いのですが、ヘッド先端はプラスチック(レンズ?)で保護されています。
ヘッド径はメーカー公称値の19mm。
ライトを伏せて立てても、点灯している事が判る形状になっています。これは消し忘れ防止になるので有難いです。
リア(テール)
一見するとテールスイッチのような形状です。
既に体がテールスイッチに慣れてしまっていて、ついつい押してしまいます。
テールの端部(最太部分)で直径16mm。
P2のφ14.5mmより太いのですが、その差は僅かなので口に咥えて手元を照らしても違和感は少ないと思います。
(電池ケース部分はP2と同じφ14.5mm)
最初からストラップ孔に金属製のリングが付いているので、テールを下にしてライトを立てるのは難しくなっています。
この辺りはキーライトとしての割り切りが必要なのかもしれませんが、孔を2つ並べて開けるだけで、横(水平)にリングを付けられるので、メーカーには改善して欲しいと思います。
電池
電池は単4×1でリア挿入式。
パトリオ4はツイストスイッチなので、リアキャップもテールスイッチ式に比べるとシンプルな構造になっています。
ヘッドスイッチを廻す際、リアキャップが緩み易いので少々キツ目に締めておいた方が良い様です。実際、点かなくて焦ったらリアキャップがいつの間にか緩んでいました。(^^;
LED
φ5mmの砲弾型白色LED。
ヘッド部分が分解出来なかったので、正面からWG-1の顕微鏡モードで撮影しています。
光色は写真だと白色に見えますが、実際は“青色の強い白色”です。
ただ、それほど明るくなく、実際には写真より柔らかい光なので、不快な感じはしません。(個人の感想です)
でも、ハッキリ言って照射パターンはかなり汚いです。(`・ω・´) キリッ
中央部分は光源が2つ有るような『ひょうたん型』ですし、照射範囲が楕円形で光軸もズレまくりです。(個体差かもしれませんが…)
この辺りは価格相応な出来なので、気にする方は購入を控えた方がよろしいかと…。
スイッチ
ヘッド全体を廻す“ツイストスイッチ”です。
グリップ部分のロゴとON/OFF切替表示を同じ位置にした場合、ほんの少しON側に廻すだけで点灯します。
ON側には廻り過ぎないようになっており(30度ぐらい?)、OFF側は、感覚ですが270度弱くらい(?)回転するので、OFF側に多めに廻しておけば、ポケットに入れている間に誤点灯する事が防げる様に工夫されています。慣れれば手探りでも操作出来ると思います。
OFF/ON
ただ、ヘッドが太く廻しやすい分、使用形態・方法によっては、誤点灯する可能性もゼロではないです。(これはテールプッシュでも同じですが…)
ヘッドを緩めてOFFにするタイプのライトは、緩め過ぎるとヘッドが取れてしまいそうで気を使いますが、パトリオ4は緩めてもヘッドが取れないので安心して緩めておく事ができます。
使用感
スポット/ワイドの切替機能も無く、間欠点灯も出来ない、明るいライトでも無いのでマニアにとっては物足りない製品かもしれませんが、自分のニーズにはマッチした製品です。この手のサイズ、明るさのライトが“キーライト”と呼ばれるのに納得です。
ヘッドツイストスイッチですが、掌全体で包み込むように逆手で握り、テール側(ボディ側全体)を親指と人差し指で廻してON/OFFの操作をすると“疑似”間欠点灯のように使えます。同じく、点灯するかしないかの位置でヘッドを止めて、テール部分を親指で押すと間欠点灯専用モードで使えます。(笑)
メーカーに確認した訳では無いのですが、リアキャップが少し太く、ヘッドと同様に溝が切ってあるのは、そういう操作の仕方も考えての事ではないかと…。
自分の様にカメラ操作などの至近距離で無駄に明るいライト(?)を使うと、ただ眩しいだけで役に立たず、作業効率も落ちてしまいます。(事実、ライトが明る過ぎると操作パネルの文字が消えてしまいます)
カメラバッグのP2をパトリオ4に入れ替え、P2は普段使いのショルダーバッグのペンホルダーに移動となりました。(MAGLITE SOLITAIREは引き出しの中に…)
パトリオ4は自動車整備などに使うには役不足ですが、そこそこの明るさがあれば良いが高価な製品はNG、でも100均LEDライトでは物足りない…そんな場合に丁度良い明るさと価格の製品だと思います。
電池も入手し易い単4電池×1本で使用でき、電池自体も大した重さ・大きさでは無いので、予備電池の携行も気にならないです。
GENTOS製品は SG-320、DC-105Fに続いて、PATORIO 4 が3本目ですが、単三×1本で使う PATRIO 6/8 はどんな感じかなぁ…。
あぁ、こうやってレンズ沼に嵌るが如くライト沼に嵌るんだな…ズブズブ