調子に乗ってまたLED LENSERネタで・・・
LED LENSER P2は、前回のP14と同じ“P”シリーズですが、こちらは単四乾電池1本で使える小型軽量サイズのライトです。夜間撮影の際、手元を照らすのに使っていた MAGLITE SOLITAIRE 1AAA が使いにくく、その代替として購入しました。
MAGLITE のスイッチはヘッド部分を廻すタイプなので、片手でカメラのレリーズを持った状態でON/OFFの操作しようとするとかなり使いにくく、接触が悪い所為か点いたり消えたり、明るさも安定しないので、7年程前から使いながらも不満がありました。
別に100均のLEDライトでも良かったのですが、100均のLEDライトは安価であるが故、電池がボタン電池だったり、単四乾電池×3本仕様の物が多く、使用形態やランニングコストを考えると反って高くつきそうな気がします。
何よりも夜間撮影用なので、使用頻度が高い訳では無く、いざ使う段になってちゃんと点かないと同時携行する大きな懐中電灯を使うハメになるので、P14と同じく高めの価格ですが単4×1に拘って絞り込んだら他に選択肢が無かった事もあり最終的にP2となりました。
ボタン電池を使うクリップタイプのライトは有るのですが、以前購入して使ってみたところ腕などに引っかけて弾き飛ばしてしまったりして自分にとってはイマイチ使い勝手が良くなかった経験があります。(結局、気付かないうちに何処かに落として無くしてしまいました)
サイズ比較
・φ14.5×96mm
・重量(電池込):約38g
・最大光束:約14ルーメン
・点灯時間:約6.5時間
・最長照射距離:約23m
LEDLENSER P2 より
MAGLITE SOLITAIRE と同じく、単4×1(1AAA)仕様の割に本体がかなり長いです。
単4×1仕様のメーカー製品は他にも有りますが、点灯時間が極端に短かい(明るくても実用点灯約1時間とかじゃ話にならない)ので除外。
単4乾電池を使用するならペンライトタイプも同じなのですが、すべて電池2本仕様なので長く、重いので口に咥えて両手でカメラ操作する時に邪魔になるのは目に見えてます。(個人的にはP2でも長く感じます)
FENIX社のLD01やE01も単4×1仕様で、P2より更に小型・軽量なのですが、スイッチがヘッドツイストなので今回は購入を見送りました。しかしながらFENIX社製品の防水性能は魅力なので、ヘッドスイッチがどれぐらい廻しやすいか…非常に気になる処です。
パトリオ4も単四×1本ですが、スイッチがヘッドツイストらしいので却下。
LED LENSER P3 も考えたのですが、デザインがスッキリしているP2の方が自分好みなので、結局P2となりました。
BM
グリップに 【LED LENSER P2 BM】と【BM】の文字がありますが、これはメーカーが照射時の特徴として名付けた【Blue Moon】フォーカスの略だと思います。本家のサイトには【LED LENSER P2 AFS】がラインナップされているので、これと区別しているのだと思いますが、本家サイトの無印(?)P2の製品写真にも【BM】の文字は無いので紛らわしいです…。
※4/1追記:本家サイトの写真が新しくなり、新しい画像には【BM】の文字が入っています。が、Flashがツイストフォーカスのままですね…。
他の数字は通しのシリアルNo.…なのかな?転売するつもりも無いので晒しても良いか..(^^;
(もし自分が落としたP2を拾った人がいたら連絡ください)
電池
単4×1(1AAA)でリア挿入式。
【点灯時間:約6.5時間】は 1ルーメン まで低下する時間なので、実際の実用点灯時間はもっと短いかと…。(それでも100均のLEDライトよりはマシだと思います)
ストラップ孔は小さいので、太いメタルのスプリットリングだと通らないと思います。
(自分は釣具屋さんに売ってる細いステンレス製のに付け替えました)
ヘッド
ヘッド部分にシンプルなレンズがあります。
ボディ、ヘッド部分の外装はアルミですが、ヘッドの内軸(?)と実際にヘッドを装着する可動リングの部分は樹脂製です。
このリングがヘッドキャップと一体になって前後にスライドし、照射パターンを可変させる仕組みになっています。(樹脂製なので、かなり安っぽく、力の入れ具合でガタつきますw)
LED
LEDはφ5mmの「砲弾型」ですが、豆球を使った MAGLITE SOLITAIREに比べたら雲泥の差。
手元を照らすには充分過ぎるぐらい明るいです。
スイッチ
スイッチはリアのプッシュ式。
小さく軽めのスイッチですが、最後まで押さないと“カチッ”と常時点灯のスイッチが入らないので、よほど不器用な人で無い限り、半押しの間欠点灯も容易だと思います。(自分は実にコレが有難い!)
ただし、間欠点灯までのスイッチストロークが軽くて浅いので、他の LED LENSER シリーズの様なハードなイメージのまま、雑に鞄の中に入れておくと他の荷物でスイッチが押され、知らない間に電池が消耗してしまう危険性は高い気がします。
P2はペンライトの様に付属のペンクリップで胸ポケットや鞄のペンホルダーなどに入れるのがベターだと思います。
それと、リア・プッシュ式の小型ライト全般に言える事ですが、特に冬場など厚手の手袋をしたままではP2のスイッチ操作は困難(と言うより不可能)です。手袋を取る手間暇を考えると、冬場はヘッド・ツイスト式ライトの方が使い勝手が良さそうです…。
照射切替
ヘッド部分全体が前後にスライドして照射パターンを切替える(無段階調整)仕組みになっています。(以前はスクリュー式だったみたいです)
自分は、PCのメンテナンスや手元の照明で使い、P2だけで夜間撮影に出掛ける事は無いのでそれ程拘りはないのですが、照射パターンはP14の様に極端なスポット/ワイドではなく、何と言うか…『同じワイドだけど照射範囲がハッキリする』という印象です。(伸ばすと“例の”ブルームーンになります)
・標準
・BM
内軸が樹脂製だったり、ヘッドが少々ガタついたりして、価格の割に造りの甘さは感じますが、自分にとっては“小さくても頼りになる道具”なので大事に使いたいと思っています。(構造的に防滴・防水性は期待出来ないですが…)
あくまでも個人的な感想(要望?)ですが、フォーカス切替機能を省いて(BM固定で)全長を短く、軽くした廉価なP2シリーズが出たら自分は絶対に買うと思うし、シンプルな方が故障も少なくて、案外バカ売れするかも?