前回の NITECORE MT2C の記事内でも触れた NTC1 についてのレポです。
MT2Cの他にも装着可能な機種はあるのですが、NITECOREの製品HPにも対応機種の記述はありません。
自分の調べた限りでは…
・SRT Series: SRT6 / SRT7
・Chameleon Series: CR6 / CG6 / CB6 / CU6 / CI6
・Precise Series: P25 / P16 / P15 / P12
・MH Series: MH2C / MH25 / MH40
・MT Series: MT2C / MT25 / MT26 / MT40 / *MT10C / *MT20C
《*2020/10/23: MT10C/MT20C 追加》
…にも対応しているようですが、メーカー公式のアナウンスではなく互換性が完全に保証・確認されているワケではないので『合わねぇゾ!ヽ(#`Д´)ノ』って言われても『知らんがナ…(´・ω・`)』というスタンスを貫かせていただきます。
また、P12などの枝分かれしている機種は、機種ごとの微妙な仕様の違いにより装着できないかもしれません。
製品HP
- NITECORE Official HP (Flashlight)
- NITECORE NTC1 – nitecore.com
NITECORE Official SNS
- Facebook – Nitecore Flashlight / @nitecoreflashlight
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パッケージ
パッケージというほどの物ではなく、ビニール袋に『コロン…』とNTC1だけが入っていて、対応機種などの記述もありませんでした。
標準スイッチとの比較
MT2C 標準スイッチとの比較ですが、よく見ると帯状のローレットの幅が微妙に異なっています。
その他の違いは、Uシェイプのリブの有無だけで、リブの立ち上がりを除けばサイズ・寸法とも全く同じで、スイッチブーツの直径もφ12mmで共通です。
分解
MT2C標準スイッチも全押しした時の感触が少々硬めでしたが、NTC1はソレよりも更に硬めだったので(笑)両者の中身を入れ替える事にしました。
どうせ分解するなら…と、中身をチェック。
内部パーツは一般的なスイッチと同じシンプルな構成でした。
黒いパーツがスイッチの本体で、一辺が12mmの正方形です。
12mm角の汎用スイッチを採用した機種のスイッチ基板(PCB)の直径は、12×1.414≒16.97 で、最低でも17mm必要となります。リアキャップの直径が大きなC8などのスイッチ基板は20mmとか大きな物を使っています。
GENTOSの一部の機種に採用されていたような小型のフォワードクリック式スイッチであれば基板の直径を小さくできるのですが、スイッチパーツの単体売りを未だに発見できていません。
装着
当たり前かもしれませんがMT2Cには普通に装着できました♪
Uシェイプのリブが無くなってスッキリ感が増した気がします。
操作性の向上は言わずもがなで、360度、どの方向からでもスイッチ操作がしやすくなりました。
互換性
MT2Cのレビューでもシュアとの互換性について触れましたが、もう少し具体的に実例を交えて互換性をレポート。
L2Tに付属するL2-S10、SUREFIRE Z41のパチモンの2つのスイッチブーツはφ14mmです。(※Z41パチの中身はリバースクリック式になっています)
ボディ端部とスイッチ内側のロックリングが直接接触して通電するのはこの2つです。
NITECOREの2つのユニットはロックリングではなく、ロックリング回りの外周部分にボディ端部が接触、通電する構造になっています。
シュアとネジ互換の3本を用意しましたが、接点調整無しで3本とも点灯可能なのはZ41パチだけとなります。
それぞれをMT2Cにセットしてみましたが、リアキャップ内の接点位置(深さ)によりスキ間が変わってきます。
MT2C標準、NTC1でもスキ間が生じますが、これはMT2C付属のタクティカルリングをセットするためのクリアランスになります。
L2-S10とMT2Cを組み合わせるとスキ間はゼロになりますが接点調整が必須となります。リアキャップの深さが一番浅いZ41パチをMT2Cに装着するとバランスが悪くなりますが、シュア互換のネジであればメーカーに関係なくNTC1が装着可能…という事になります。
THYRM Switch Back 2.0
お約束の THYRM Switch Back 2.0 を装着。
装着方法はノーマル時と同じで、クリアランス調整用のOリングを噛ませてSB2.0をセットします。
うーん、コレコレ♪
やはりSB2.0と組み合わせても、ノーマルのスイッチよりNTC1の方が圧倒的に使いやすいです♪(〃▽〃)
まとめ
テールスタンドを重視するのであればノーマルの方が都合が良いのでしょうが、自分はやっぱりNTC1の方が好みです。
NITECORE非公認ではありますが、一応シュア互換、ソラフォ互換となっているようなので、ナイトコア製品以外の代替スイッチユニットとしても使えますが、停産品も含めてせめて自社製品の装着可能な機種ぐらいはもっと積極的にアナウンスしてくれてもイイんじゃない?…とも思います。
新製品のリリースや、モデルチェンジのサイクルが早くてナイトコア側が対応できなくなっているのかもしれませんが(笑)、Uシェイプを是としない勢力にとっては貴重かつ魅力的なオプションパーツであることを忘れないで欲しいです。
NITECORE社は、このNTC1だけでなく、その他のオプションパーツやアクセサリー、バッグや帽子などのアパレル製品などを一番多くラインナップしているフラッシュライトメーカーだと思うのですが、機会があればそれらの製品を実際に使ってみて、またレポートしたいと思います。