前回の PART 1. に引き続き、今回の PART 2. ではSD75の照タイム(ビームショット画像)をお届けします。
では早速・・・と行きたいのですが、その前にSD75の光学仕様の確認を…
- Low:150 Lumen(50時間)
- Mid:1800 Lumen(8.33時間)
- Hi:4000 Lumen(2.68時間)
- Strobe:4000 Lumen(5時間)
- 最大輝度:106200 cd
- 最大照射距離:652 m
上記を頭に入れた上で Let’s 照タイム!(゚∀゚)
・・・と、張り切って300mm望遠まで担ぎ出して本番撮影に望んだのですが、カメラの設定ミスやら何やらでSD75だけでなく他製品との照射比較画像も全てピンボケ状態でまともな画が一枚も撮れていませんでした・・・(´・ω・`)
今回はリハーサル撮影時(?)の画像を掲載しますが、後日撮り直したモノをアップし直すので【照タイム(仮)】ということでお願いします。
AF撮影に慣れてしまい、たまにMFで撮影すると設定をミスるdoormanです…orz
(なんで焦点距離を∞にしなかった?)
《2016/04/27》
※撮り直した屋外照射画像に入れ替えました。
■製品HP
・LUMINTOP Official HP
・LUMINTOP SD75
■関連記事
・LUMINTOP SD75 / CREE XHP70 : PART 1/3
・ThruNite TN36 UT / CREE XHP70 (CW) ・・・照タイム
照射
屋外照射
白昼/軸線(立木まで67m)
LUMINTOP SD75
LUMINTOP SD75 : All-modes
ThruNite TN30
ThruNite Mini-TN30
SD75 / TN30 / Mini-TN30 : Max比較
遠距離照射(距離:約250m)
※焦点距離:APS-C:22mm(35.2mm)
Low: 150 lumen
Mid: 1800 lumen
Hi: 4000 lumen
All modes
ちなみに同じポジションから見た昼間の風景はこんな感じです。※焦点距離:35mm
300mm望遠じゃないと鉄塔まで光が届いてる状態を撮影できないかと考えたのですが…70mm22mmで余裕でした(´・ω・`)
SD75 / TN30 : Max比較
ThruNite TN30 でも高圧鉄塔まで光が届いているのですが、SD75と比較すると照射範囲が狭くて暗くなっています。これは、両機のルーメン差(約700ルーメン)だけではなくSD75とTN30の集光率の違いが大きく影響しているものと思われます。
肉眼では画像よりもっと明るく見えているので、周辺住民から通報されるんじゃないかとヒヤヒヤしながら撮影しました(笑)
カメラのファインダーが暗いので望遠レンズを使っても照射対象がよく見えなかったのですが、SD75と大口径の明るい双眼鏡を使えば夜間でもかなり遠距離まで状況確認が可能となるのは間違いありません。
演色性比較
18W 蛍光灯 昼白色
LUMINTOP SD75 – Low:150lm
LUMINTOP SD75 – Mid:1800lm
ThruNite TN36-UT – Med:850lm
LUMINTOP TOOL Ti – Hi:80lm
SD75はスポット重視の配光なので、拡散配光の製品と演色性比較をするのは意味がないかもしれません。
それでもSD75はなかなかの演色性能を有していて、コンデジの自動露出によって光量不足となった【黄】と【青】を除いて、他のペットボトルキャップや背景のカッティングマットも自然な色に見えます。
採用されているXHP70のランクについては不明ですが、光色はCW(Cool-White)になるかと思います。
遠射系ライトに高演色性は要求されないのかもしれませんが、SD75の用途を考えると近距離は勿論ですが遠距離に於いての演色性も重要になって来る気がします。
まとめ
だいぶ散ってしまったのですが、SD75で桜をライトアップ。
※Lowでもこれだけ明るいので実際は150ルーメン以上なんじゃないかなと…
光源がダイサイズの大きなXHP70だからでしょうか?
これだけスポット寄りの配光でありながら周辺光量も充分に確保されており、遠くを狙って照らしても近距離の視界も同時に確保される実用的な配光です。
中心光も某巨神兵みたく 『薙ぎ払え!(゚∀゚)』 のような【針のようなピンスポット】ではなく、ソーラ・レイやジェネシス、或いは某宇宙戦艦の波動砲みたいな中心光で、バズーカ砲のように【ドカンッ!】って感じで光が飛んで行くので照らしていて楽しいです♪
SD75の最大照射距離は652メートル(※カタログ値)なので、半分以下の250~300m程度なら照らせて当然とも云えるのですが、単眼のXHP70でココまで光が飛ぶと感動さえ覚えます。
今回、LUMINTOP SD75 を屋外で照らしてみて、やっぱりライトというのは目的に応じて使い別けるツールなんだなぁ…と、改めて感じました。
普段、日常生活の中で400~500m先をライトで照らす必要に迫られるのは希な事だとは思いますが、逆に考えれば特殊な状況や非日常下に於いて【遠方を照らす必要】に迫られた場合にはSD75が頼もしいツールとなるのは間違いありません。
キャンプなどのレクリエーションは勿論ですが、パワーバンクとしての機能も兼ね備えているので防災・減災目的やサーチ&レスキューの使用にも充分耐えうる性能のハンディ・サーチライトだと思います。
Hiモード時の発熱については3分経過するとリミッターが効くからなのか、危険を感じるほど熱くはなりません。スイッチ上部の放熱フィンの辺りがほんのりと暖かくなる程度で照射中でも素手で触れるほどでした。
撮影時の推定外気温が14℃とやや低い影響もあるかと思いますが、XHP70を効率良くドライブしているからだとも考えられ、実際にHiモードの照射時、手の平で光を遮ると熱の放出量が少ない(※ゼロではない)ことがよく判ります。
次回は LUMINTOP SD75 レビューの第三部:充電・放電機能についてのレビューをお届けします。