三脚にセットする為の1/4インチのネジ孔が設けられている大型ライトは、既に複数の製品(最近では LUMINTOP PS03 や Niwalker MiniMax Nova MM15 等々)が存在しているのですが ThruNite MINI TN30 や TN36 もポータブルな屋外照明として活用できる(活用したい!)性能と実力を備えた製品です。
Nitecore からは同社のTMシリーズ用のハンドル NHM10 がオプションとして発売されましたし(NHM10 はハンドルのみで三脚マウント用のネジ孔は無し)、そんなこんなで MINI TN30 と TN36 もカメラや照明用の三脚にマウント可能にするブラケットを製作するプロジェクトを本格的に始動!(`・ω・´)
前回の図面の様に、一からカイダック(カイデックス)で自作しても良いのですが、先ずはGoProなど小型のアクションカムをセット可能なリストバンドと、望遠レンズ用リング式三脚座の2つが円筒形状の MINI TN30 & TN36 と相性が良いかと考え、完全自作を実行する前にこれらの既成品に少し手を加えてみようかなと・・・。(ちょっと弱気)
なので、厳密に言えば【製作】ではありませんが、その辺りはゴニョゴニョ・・・
リストバンドを先にオーダーしたのですが、三脚座の方が先に届いたので今回は【リング式三脚座編】をお送りしたいと思います。
※諸事情により一部画像修正
今回入手した望遠レンズ用リング式三脚座は、某メーカーの純正品ではなく安価な中国製の三脚座です。($6.99 ≒ ¥850)
合金素材(正確な素材は不明)で出来ていますが、価格の割りに目立ったバリも無く外見からはしっかりとした造りに見えます。ただ個人的には、ン十万もする高価な望遠レンズの命(?)をこの三脚座に預けるのはチョット恐いかな…ってのが本音です。(ンな望遠レンズは持って無いけどw)
長い望遠レンズをセットするのは気が引けますが、コンパクトな MINI TN30 と TN36 ならば全長が短いので多分大丈夫…?(当然ですが全て自己責任です)
・外径:約70mm
・内径:約65mm
・リング幅:約18mm
内径がもう少し小さいとライトのボディにフィットして良いのですが、コレより小さいサイズのモノは海外通販では見つけられませんでした。(国内でもコレと同様の三脚座が販売されていますが・・・吹っかけてるなぁw)
EF100mm F2.8 マクロ用の三脚座が国内でも流通していますが、樹脂製で強度に不安が有り寸法も合わない(小さい)ので見送りました。(TN4Aなら使えるかも?)
オーダーする前から大体の寸法は判っていましたが、現物は想像以上に大きかったです。
MINI TN30 と TN36 のボディ径(グリップ径)約52mmに対してリング内径が12~14mmほど大きいので硬質ウレタンなどでボアダウンする必要が有ります。
ポジティブに考えればグリップ径:65mmぐらいまでのライトならどれでも対応可能って事ですが、そのサイズになるとフラッシュライトと言うよりは完全な照明器具ですな・・・w
MINI TN30 と TN36 は、外形サイズはコンパクトでも装備重量は600gを超えるライトなので本体をしっかり固定しないと照射する際にブレたり、最悪の場合、脱落する危険が有ります。
基本的にはハンドライトなので必要に応じて簡単に素早くリリース出来る方が便利ですし、大出力時にはヘッド部分の熱がボディにも伝わるのでボディ部分の放熱を妨げない事も重要です。
そう考えると三脚座方式は、ハイ・パワーライトをマウントするには理想的な形態かもしれません。
後は約13mmの寸法差を解消する為の素材だなぁ・・・
固過ぎると精度が要求されるし、柔らか過ぎるとしっかり固定出来ないしで素材を吟味する必要がありそうです。
最悪、今回のプロジェクトでこの三脚座が使えなくても、いつか憧れの大口径望遠レンズを買った時に・・・
イヤ、虚しくなるから考えるのはヤメよう・・・(´・ω・`)