ハクキンカイロ PEACOCK mini

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ハクキンカイロ PEACOCK mini

EDC(Evry Day Carry)と聞けば、真っ先にフラッシュライトを思い浮かべる私でも、実際には色々な小物を持ち歩いています。

通年持ち歩く小物も有れば特定の季節だけ必需品となる物も有り、その中でも冬場の携帯懐炉は季節EDC(?)の代表格だと思います。

今迄は、所謂『使い捨てカイロ』をよく利用しており、1シーズンに20個近く消費していました。
安売りされている時にまとめ買いしていたのですが、それでも不経済感は拭えずエコじゃない感も満載…(´Д` )

そんなこんなで、この《ハクキンカイロ PEACOCK mini》を以前から買おう買おうと思いつつ、冬期になると価格が跳ね上がったり在庫が切れたりで入手出来ずにおりました。(アマでは同じサイズで新版も併売されているようです)

しかし今年は残暑が厳しい頃にいち早く購入し、ココ何日かの間にめっきり寒くなった処で実戦投入!(`・ω・´)

いやぁー、コレを考えた方は、ホント神ですワ!

《追記》
【ハクキンカイロ PEACOCK mini】は、販売終了となり、2015年現在の現行品は【ハクキンカイロ ハクキンウォーマー ミニ】の名称で販売されているようです。【PEACOCK mini】と【ハクキンウォーマー ミニ】の違いは、付属の巾着袋がポーチになり、素材も変わって使いやすくオシャレになったようです♪

■ハクキンカイロ:製品ラインアップ – http://www.hakukin.co.jp/item.html

パッケージ

ハクキンカイロ PEACOCK mini/パッケージ
ハクキンカイロ PEACOCK mini/パッケージ裏面

紙製の箱に入って裏面に簡略仕様が記載されています。

ハクキンカイロ PEACOCK mini/内容物

内容物は、ハクキンカイロ本体・布巾着・給油カップ・取扱説明書。

※本体が入っているチャック付ビニール袋は捨てないでおくと後できっと役に立ちます。(後述)

サイズ

ハクキンカイロ PEACOCK mini/サイズ
ハクキンカイロ PEACOCK mini/サイズ
ハクキンカイロ PEACOCK mini/サイズ

《mini》のネーミングに違わず、非常にコンパクトで名刺ケースより一回り小さいサイズです。

真鍮製なので見た目よりも軽く、厚みも1.5cm未満なので携帯性に関しては全く問題無し。

本体中央部を指で強く押すと若干たわむ感じがしますが、1箇所に集中荷重が加わらなければ変形する事も無さそうです。

本体

ハクキンカイロ PEACOCK mini/スリット
ハクキンカイロ PEACOCK mini/スリット

ハクキンカイロブランドで販売されているカイロは全てツルピカメッキされているようです。

それ故に本体に指紋が着き易いのやすいのですが、バフ・マニア(?)には堪らん美しさデス。

本体の上部キャップには商品名にもなっている PEACOCK (孔雀)を模したスリットが施され、上部キャップ天端にもスリットがあります。

ハクキンカイロ PEACOCK mini/火口
ハクキンカイロ PEACOCK mini/火口

上部キャップを取ると製品の肝となる火口が表れます。
この火口は消耗部品で繰り返し使っていると化学反応が起こりにくくなるそうです。

使用頻度にもよるでしょうが『2シーズンで交換…』という記述をよく目にします。

ハクキンカイロ PEACOCK mini

火口を外すと本体内部に充填された脱脂綿が見えます。

ベンジン注入(給油方法)

ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油注意事項

取扱説明書の他に小さな別紙が添付され、給油に関しての注意が記載されています。

が…、付属の取扱説明書には『本体の容量はカップ2杯でおよそ24時間』の記述があります。

燃料が少ない分には保温時間が短くなるだけですが、入れ過ぎると溢れたり染み出したりして涙目確実なので、ここはカップ1杯半をキッチリ守ります。(カップ2杯入れると色々問題が出たので別紙に1.5カップと…ゲホゲホ)

ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油目盛り

給油カップに長短2本の目盛りが刻まれています。

上の長い線が1カップで短い線が1/2カップを示しています。(取扱説明書に記述アリ)

給油カップ1杯半(1.5カップ)で18時間って事は、1目盛りでおよそ6時間の計算になります。

ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油方法1
ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油方法2
ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油方法3

実際の給油は取扱説明書の通り、上蓋・火口を外して給油カップをカイロ本体と平行になるように取付け、カップにベンジンを適量注いだらカップ部分だけを90°回します

ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油ノズル

カイロ本体と接続するノズルに2箇所、小さな孔が開いていてカップ部分を回すとこの孔からカイロ本体にベンジンが流れ込む仕組みです。

単純な構造ですがナイス・アイデア!(゚∀゚)
この給油カップのお陰で燃料のベンジンで手を汚すこと無く簡単に給油できます。

ただし、ベンジン自体が可燃性物質なので保管・給油時は火気に要注意です。

給油が終わった直後は、まだカップにベンジンが付着していますが数分もすれば気化して乾いてしまいます。

ハクキンカイロ PEACOCK mini/給油カップ保管

カップが乾いたら本体が入っていたチャック付ビニール袋に計量カップを収納・保管します。

こうしておくとカップにゴミが付着してノズルの孔が詰まったりするトラブルを軽減出来ると思います。

点火

気化したベンジンが白金(プラチナ)と化学反応を起こし発熱する仕組みなので厳密に言うとベンジンが燃焼しているワケでは無く、《点火》という表現も適切では無いのですが…便宜上《点火》としています。

点火方法は取扱説明書にも在るように、カイロの火口を上に向けマッチやライターの炎を火口に近づけるだけです。

直接ガラス繊維のスポンジや火口の金属部分にダイレクトに炎を当てる必要は無く、火口から5mm~1cm程度の距離までライターの炎を近づけただけで触媒反応が始まりました。

『 着火したかどうか判り辛い! 』との意見もありますが、着火に成功すると火口の温度が急激に上昇し、1~2分程でカイロ全体もほんのりと熱を帯びてくるのでスグに判ると思います。(コレも新品だからであって、火口の劣化と共に着火が判り辛くなるかもしれません)

火口が劣化すると触媒反応が起こりにくくなり、点火しなかったりカイロの保温性も低下するんでしょう…。

ハクキンカイロ PEACOCK mini/点火状態

ちなみに暗闇で火口を見るとガラス繊維がほんのりと赤く光って見えます。

カイロ起動中(?)の本体表面温度は↓こんな感じです。(室温:推定12℃)

上部:66.4℃

ハクキンカイロ PEACOCK mini/温度(上部表面)

下部:59.6℃

ハクキンカイロ PEACOCK mini/温度(下部表面)

ザックリとした温度計測なのでアレですが、フル稼働状態の表面温度はもっと高い気もします。(火口に近い方が高温なのは当たり前ですな…)

この温度では巾着袋に入れたとしても、長時間同じ部位に充ててると低温ヤケド確定なので就寝時の使用は厳禁ってのも頷けます。

画像には有りませんが、火口の金属部分の表面温度は約140℃でガラス繊維の表面は軽く300℃を超えました
(センサー先端の耐熱フィルムが溶けました)

就寝中、何らかの拍子に本体上蓋が外れ、火口が露出して着衣や寝具に引火すると、暖かいを通り越して大事故に…やっぱり就寝時の使用は厳禁デス!(`・ω・´) キリッ

巾着袋に入れて使用するのが前提になっているは、温度調整の他にも上蓋が不用意に取れるのを防ぐ為でもあるからだと思います。なので巾着袋の紐に付いているループエンド(透明のプラスチック・ビーズ)でしっかりと袋を閉じないとダメですね…。

まとめ

巾着袋に入れたカイロが、どの程度の暖かさかを言葉で伝えるのは難しいのですが

アツアツのラーメンどんぶりを薄手の手袋をして挟んで持つ感じ

と、言った処でしょうか?(ミトンでは分厚過ぎ)
その暖かさが最大で18時間も持続するんだからスゴくないですか?
 
 
「 オバちゃん!ドンブリに指入ってる!(# ̄  ̄)σ 」
『 大丈夫、熱くないから♪ (*´∇`*) 』

的な…ほのぼのとしたやり取りは別にして、出来たてのラーメンスープよりはヌルいけど、かと言ってドンブリを素手で持つにはチト熱い…という感じです。
 
 
ニオイに関しては、個人の感覚によるトコロが大きいので何とも言えませんが、燃料や構造からして無臭というワケには行きません。

自分はオイルライターや燃料用アルコール、エタノールなどを使うので全く気になりませんが、そういう類のモノに縁が無い方は気になるかもしれません。

個人的にこのカイロの匂いがすると、子供の頃に学校に白金カイロ(確か当時はハッキンカイロと呼んでた気が…)を持って来てたあの娘を思い出して胸がキュンとなります。(自分で書いててキモイw)

 
Zippoブランドで販売されているカイロは、ハクキンカイロのOEM品らしく、アマでもZippoのベンジンとセットで売られているモノは少しだけお得になっています。

ホント、コンパクトながら使い捨てカイロとは比べモノにはならないほど暖かく、一度使うと手放せなくなりますし、ハクキンカイロのお陰で冬場のわんパトや夜間の撮影が少しはラクになりそうです。

冬のEDC

ミニサイズより大きなサイズも有るので、状況に応じて使い別ければ厳しい寒さも快適に乗り切れるカモ…(゚ー゚*)。oO

強いていうならば、燃料のベンジンと交換火口がもう少し安いと有難いですなぁ…。
危険物取扱に抵触しない大容量販売って無いモンですかね?(どんだけ使うつもりだw)

 

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