
《追記:2016/04/13》
ハンドメイドマーケットの【minne:ミンネ】内に roomX.jp の別館・別室を増築(?)しました。
電動動工具などが手元に無く、パラコード・ニードルを自作できない方向けにミンネ内にてパラコード・ニードルの完成品を販売しております。
◇minne – room【P】:roomX.jp《別館》/パラコード・ニードル
+++
Paracord needle、直訳すると“パラーコード針”なんですが、複雑な編み方をする時にパラコードの先端に付けておくと、パラコードの編み目の間にコードを通し易くなり作業効率がアップする、有ると便利な素敵ツールの一つです。
とは言え、単純な構造(?)の割りに少々お高いのが・・・(´Д` )
ユニバーサル基板を浮かせる時に使う六角ネジとか、片側に穴のある材料を使って自作できるんじゃないのォ・・・と思って調べたら、既に自作されている方がいらっしゃいました。
■How to make a paracord lacing needle/fid (Paracord Guild)
そうか!組ネジを使えば良いのか!!(゚∀゚)



って事で、早速、近所のホムセンで買って来ました。(価格は¥200~¥300ぐらい)
パッケージにはM4.5と有りますがコレは外径寸法で、裏面の寸法表示によると実際の雌ネジのサイズはM3.5です。
『4mmのパラコードに対して少し内径が小さいか?』
…と思いつつも、近所のホムセンには、これ以上大きな径の組ネジが販売されていなかったので仕方無くM3.5を買ってきました。
同じメーカーから L=100mm の長さの組ネジが販売されているようなので、入手可能であればそちらの方が使い易いかもしれません。
加工してからアウト!ってのもアレなんで、加工前にちゃんとパラコードがセット出来るか試してみました。



手持ちのコードの中では、ナイロン製はロスコのパラコード・TAN、ポリエステル製は中国製のYellow が一番太く感じるので、この2つがセット出来れば多分他も大丈夫だろうと・・・
先端を加熱処理して硬化後にネジ込んだら両方とも問題無くセットできました。
雌ネジ部分にパラコードの硬化させた部分が食い込み、少しくらい引っ張った程度では簡単にパラコードがスッポ抜ける事は無いので実用上問題はなさそうです。
加工
加工と言っても難しい事は何も無く、組ネジのフランジ部分をカットし、後は金属ヤスリ等でただひたすら尖らせるだけです。
全て人力で出来なくは無いですが、電動ドリルが有った方が楽ですし綺麗に加工できると思います。(今回はドレメルと電動ドライバーを使用)
1.ネジ部分に切削粉が入らない様、一応マスキングテープで養生

2.ドレメルのカッティング・ディスクで大まかにフランジをカット

3.電動ドリルに組ネジをセットして金属ヤスリでひたすら削る

4.隙間に通すだけなので先端を先鋭化する必要は無いですが、仕上げは番手の細かいサンドペーパーで滑らかにした方が吉。

+++
今使っている道具は大体こんな感じ。

一番上のフォーセップはeBay経由でアメリカから調達。
金色の棒は100均の編み針のカギ部分を削ったモノで主に隙間を拡げるのに使用。
逆ピンセットはパラコードを軽く固定するのに便利。
画像には有りませんが端部を加熱処理する為のライター。(バーナーのような炎が出るターボライターは細かな調整が難しいデス)
でも一番必要なのは“編む時間”でしょうか・・・(´Д` )
Attach your Paracord Fid Needle and thread your first cord under and through 3-4 braids of the already braided portion of your bracelet, and then pull tightly.