機能テンコ盛りの、いわゆる十徳ナイフと小型のビクトリノックスは既に持っていたのですが、どうしてもプライヤーを装備しているレザーマンのマルチツールが欲しくなり消費税が8%にアップする前に買ってしまいました。
ノコギリがハサミに、小型波刃ナイフがパッキングオープナーに置き換えられた姉妹機(?)のウィングマンか、サイドキックか・・・
どちらか迷ったのですが、自分の場合は圧倒的に屋外で使う事が多いのでサイドキックの方を選びました。
パッケージ
今回はAmazonで日本正規品を購入しました。
なので、レザーマンの日本正規品を示す黄色いシールが外箱に貼ってあり、日本語の取扱説明書・保証書が同梱されています。(保証を受ける際にAmazonの納品書が必要となるので大切に保管しておきます)
自分がポチッた時には、商品説明に【本皮製専用シース付属】とありましたが、ファブリック製(布製)のシースが付属してきました。
使い込んだ時の革製品独特の風合いも捨てがたいのですが、多分ハードな使い方をするので個人的には雨とか油汚れを気にせず使えるファブリック製の方が有難かったりします。
ただ付属のカラビナとシースが合わせて使えなくなったのはマイナス要因かも・・・
後はサイドキック本体は一切ラッピングされず、『素』のままで箱の中に入っていたのが新鮮でしたw
ツール
各ツールはスムーズに取り出せる様に背に爪があり、ナイフとノコギリは取り出せば板バネ(錠前アイコン部)で完全にロックされ、それ以外のツールも簡易ロックが掛かるので安心して作業出来そうです。(十徳ナイフは簡易ロックも無いので恐い・・・)
※スケールの反対側(裏面)が金属ヤスリになっています。
折りたたんだ状態でもナイフとノコギリは片手(親指)で出せるのですが、逆に不用意に刃が出易いとも言えるので、事故防止の為にも所持する場合はケースに入れ、抜き身での持ち運びはヤメた方が良さそうです。
Amazonのレビューにも有りましたが、ノコギリの背の部分の面取りがなされていないので、折りたたんだ状態で握ると違和感があります。手を切る程ではありませんが、それなりにエッジが立っているので注意した方が良さそうです。(自分はヤスリを当てて面取りしました)
一応、ランヤードリングも装備されているのですが、残念ながらリングだけが材の肉厚が薄く、変にチカラが加わると変形しそうなので使うのはヤメておこうかなと・・・
ネット検索で見つかった製品画像には、ランヤードリングにも取り出し用の爪が有るのですが私の個体には有りませんでした・・・マイナーチェンジされたんでしょうかね?(それにしてもランヤードリングもツールの1つとしてカウントされているのは・・・w)
プライヤーは特段精度が高い訳でも低い訳でも無く、至って普通だと思います。
他のプライヤー内蔵のマルチツールを使った事が無いので比較出来ませんが、スプリングが有るので使い易く、コンパクトに折り畳める事を考えると良く出来ていると感じます。
まとめ
一言で言えば、徹頭徹尾アメリカンなツールなんだなと・・・
新品だけど細かい傷が一杯ついてるし、重たいし、ビクトリノックスと比べたら繊細さのカケラも無いし・・・w
でも工具としては実用的でよく考えられていて必要な強度も確保されているのは流石だと思います。
十徳ナイフしか知らない人にプライヤーに変身(?)するところを見せたら『おぉ~♪』と感動されていました。
でもやはり刃物ですし、刃渡りや刃先の形状から銃刀法の規制対象にもなるので、取扱いや所持については充分注意する必要がありますね・・・。
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結局、スプリットリングをグリップ先端の孔に取付けたり、細めのスナップフックを着けてランヤードを通しました。
アルミ製のオーバルスリーブをコードストッパー(ループエンド)の代用にしてみましたが、『少し穴径が小さいか?』と思いながらも試してみると意外に具合が良くて、パラコードがギリギリ2本通り、スライド調節も出来るのでコードストッパーとして機能します。(画像はロスコのナイロン製パラコード/チャコールグレー)