前回、基板を自作するのにトナー転写を行ったのですが、その後にインクジェット紙が無くなってしまったので新しい紙を試してみました。
FUJIFILM 《画彩》
検索してみると FUJIFILM の《画彩》が評判良さげだったので先達に習って通称《ブドウ》を用意。
既にメーカーでは製造されておらず、新しい製品に切り替わっているらしいのですがアマゾンで販売されているのを見つけてポチ・・・。
取り敢えず表面実装部品をブレッドボードでテストする為の変換基板を造ってみました。
思ったより綺麗にトナー転写できましたが拡大してみると・・・
自作基板で設計上の極小ピッチ 0.2mm を実現するにはかなり厳しいと思っていましたが・・・(´・ω・`)
14ピンの変換基板の最小部(0.47mm)は上手くいきましたが、前回使ったPLUSのインクジェット用紙に比べるとパターンのエッジがイマイチな感じで・・・
PLUS きれいなマット紙
前回、PLUSのインクジェット用紙で成功したので同じ紙を使いたいのですが、こちらも新製品に切り替わっており、同じモノは入手不可・・・。
ダメ元で同じPLUSの同等現行品と思われるインクジェット用紙 PLUS きれいなマット紙(IT-120MP)を使い、設計をミスったSOT-23の変換基板を作ってみました。
用紙へのトナーの乗りは問題無いようです。(少し滲んでいるかな?)
アイロンで加熱転写(アイロンの温度設定は中~高)
転写に失敗した部分はマッキー修正で対応。
エッチング前(極小ピッチは0.3mmで設計)
エッチング後
トナー除去後
SOT-23のMOSFETを実装してみました。(こんなハンダでも一応短絡してないんですw)
ちなみに↓のインクジェット紙は全然ダメでした。
上の2製品はアイロンの温度設定を色々変えて試してみましたが、全く基板にトナーが転写されませんでした・・・(´・ω・`)
まとめ
FUJI FILMの《画彩》とPLUSの《きれいなマット紙》、どちらも甲乙付けがたく・・・(*´▽`*)
(やや《ブドウ》の方がアイロン温度設定を高めすると上手く転写出来たかな?)
転写時のアイロン温度と押さえ付けるチカラ加減を会得すれば、どちらの紙も差が無いかもしれません。
また、転写時の温度と同じくエッチング液の温度も重要で、エッチング液の温度が低すぎるとエッチングが進まず、長時間液に浸す事になり、その結果エッジが甘くなってしまいました。
真夏はエッチング液の湯煎は不要でしたが、これから寒くなる季節は必須となりそうです。