電子回路 Vol.8 【試験編:シャープペンシルで μFEEDER】

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千住金属工業のハンダ供給機 μFEEDERはナイスアイデアです。

対応はんだ線径が0.3mm、0.4mm、0.5mm、0.6mm、0.8mm…

ん?0.5mmとな?

もしかして…シャープペンシルでも出来る!?

って、事で早速試してみました。

STAEDTLER 925 0.5mm

用意したのはドイツの文具メーカー、STAEDTLER社の製図用シャープペンシル 925-25シリーズの0.5mm。

STAEDTLER 925 0.5mm

長年このシリーズを愛用していますが、今回テストするのはペン先から床に落ちて先端ノズル(?)が破損して使用不能になったモノ。

リペアパーツで修理すればまだ使えるのですが、自分は筆圧が強くて0.5mmだと芯がバキバキ折れてしまうので0.7mmや0.9mmを使う事が多くなり、ドラフターで図面を描くことも殆ど無くなったので、そのまま修理せずに保管していたモノです。(もう9~10年くらい経つかな…)

ハンダごてのコテ先と近接するので、ペン先や内部の芯送り機構は全て金属製でないと熱で溶けますな…(´Д` )
私はプラスチック・ボディではシャープペンシルをヘシ折ってしまうので、敢えて金属製を使っています。

STAEDTLER 925 0.5mm

出来れば全て金属製のシャープペンシルが理想ですが、残念ながら今回使うSTAEDTLER 925は内部チューブだけが樹脂製となっています。(現行仕様がどうなっているかは不明)
 
+++
 
ハンダはDXで買った0.5mmのヤニ入り糸ハンダ。

糸ハンダ 線径:0.5mm

国内メーカー製のハンダと比べると格安な製品ですが、一応ちゃんと溶けてハンダ付けできます。

糸ハンダ 線径:0.5mm

このハンダをシャープ芯と同じ長さ、約60mmにカットし、クセが付いていたら出来るだけ真っ直ぐにしておきます。

糸ハンダ 線径:0.5mm

普通の芯と同じ様にセットして、カチカチ…

なんちゃってμFEEDER

何事も無くハンダが出て来てワロタw

なんちゃってμFEEDER

ハンダが送り出されても実際にハンダ付け出来なければ意味が無いのですが…

なんちゃってμFEEDER
なんちゃってμFEEDER

問題無くハンダ付け出来そう…( ̄▽ ̄;)
 

先端ノズルに溶けたハンダが付着したら終わりじゃんwww

ペン先で意図的にハンダを溶かしてみる…

なんちゃってμFEEDER

そしてカチカチ…

なんちゃってμFEEDER

何事も無くハンダが出て来て、またもやワロタw

ペン先が鏡面メッキされているので簡単にはハンダが着かないようです。

ただ、長時間コテ先を当てて内部まで液状化したハンダが流入すると、芯送り機構が真鍮製(だと思う)なのでハンダが付着したら再起不能になるでしょう…(´・ω・`)

後は使用状況次第ですが、60mmの長さだとスグに芯(ハンダ)が無くなってしまいます。

以前、長いシャープ芯とか売っていたし、セット出来るなら60mmの長さに拘る必要は無いのですが、作業中にハンダが切れるとイラッとするかも…(だから本家はリールなんですね)

それと、良く使われているらしい(自分は使っていない)0.8mm線径のハンダが使えないのは痛いカモ…

実際、シャープペンシルの0.8mmを売ってる処を見た事が無いのですが、もしかしたら0.9mmのペンで使えるカモしれません。※本来シャープペンシルは0.1mmでも芯径が合わないと使いモノにならない

ハンダは0.6mm、0.8mmが有り、シャープペンシルは 0.7mmと0.9mmが有る…意図的にサイズをズラしているのは何かの陰謀に違い無い!(違うと思いますw)

もしダメ元で試してみるなら、普通のシャープペンシルよりも先端ノズルが少し長い製図用のシャープペンシルがイイかも…(゚ー゚*)。oO

0.5mmシャープペンシル

・一番上の製図用0.5mmシャープペンシルは【ぺんてる】の製品
・ニ番目はSTAEDTLER 925 の 0.7mm
・最後は100均のシャープペンシル
※製図用のシャープペンシルは定規やテンプレートを当てて使う事を考慮して先端が1mmほど長いモノが多いデス

ちなみに全て自己責任、人柱モードでお願いします

『高い製図用ペンがダメになったじゃないか!』って、言われても、いつも通り『知らんがなw』を貫きます!(`・ω・´) キリッ

え、それなら最初から μFEEDER を買う?

ハイ、私も多分そうします…(^^;

+++

ちなみにシャープペンシルの先端ノズルには樹脂製(ゴム製?)の小さな部品が入っており、この部品とノズルが芯径にフィットして適切な量を送り出す構造になっています。

半田ごての熱で樹脂部品が破損した場合、間違い無くまともなシャープペンシルとして使えなくなり、ノックすると勝手に芯が落ちるようになってしいます。

但し、今回の様に先端ノズルが無い場合、芯送り機構の精度にもよりますが本来より太い芯も使えてしまいます。(カチカチ後の先端部分の画像を見ると余裕が有るのが判ると思います)

なので、0.8mmのハンダでも0.7mmの先端ノズル無しシャープペンシルだと使えるかもしれません。(ノズルを残して樹脂部品だけ外すなら0.9mm芯のシャープペンシル)

先端ノズルが必要無いなら製図用シャープペンシルじゃなくてもイイじゃん?

ですよねぇ・・・(´Д` )
 

カテゴリー: DIY, 工具/ツール, 文房具, 電子回路 タグ: , , パーマリンク

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