GENTOS PATORIO 8 (GP-8)

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【GENTOS 閃 SG-320】 は常備灯(非常用代替照明)として使う事になったので、代わりに 【GENTOS Dominateor DC-105F】 を購入したのですが…。

DC-105F についてよく調べずに 『なんだか色々と多機能でイイかも?』 という単純な理由で選んだのが失敗の元…。

決して悪い製品では無いと思うのですが、暫く使ってみると自分の使い方にはマッチしない製品だと判りました…orz

で、替わりの単三×2本(2AA)の製品を色々と探してみたのですが、LED LENSER 以外のメーカーは、殆どがリフレクター仕様の製品で、オマケに LED LENSERの2AA仕様(P6)にはまったく魅力を感じない…(^^;

自分が最初に使ったLEDフラッシュライトは SG-320 が最初で、その後もリフレクター仕様の製品は使った事が無く、リフレクター仕様のライトは豆球仕様の 【Mini MAGLITE 2AA】 のみで、リフレクターは“時代遅れ”などと、根拠の無い思い込みをしていました。

が・・・、
『最近のリフレクターを使ってみないと判らないよね?』
と、ポジティブに頭を切り替えて、比較的安価な ジェントス パトリオ8 をリフレクター入門機として選んでみました。

パッケージ

GENTOS PATORIO 8 / パッケージ

パトリオ4と同じブリスターパッケージです。
P14の保護フィルターがまた造れそうです…。(^^;

パッケージ裏面(仕様)

GENTOS PATORIO 8 / 仕様

パッケージの裏に製品仕様が書いてあるのですが、メーカー公称値は“♪マルマル♪モリモリ♪”だと言う事が段々と判ってきたので参考程度に…。

GENTOS パトリオ8(販売終了品)

サイズ

GENTOS PATORIO 8 / サイズ

ヘッド

GENTOS PATORIO 8 / ヘッド

リフレクター

GENTOS PATORIO 8 / リフレクター

こういうデコボコのリフレクターは“オレンジ・ピ-ル(Orange Peel = オレンジの皮)”、略して【OPリフ】とか言うらしいです。鏡のように“ツルッ”としたリフレクターは【スムーズ・リフ】や【ミラー・リフ】と呼ばれるらしいです。(ちなみにOPリフはオレンジ色ではありません)

本来、ヘッドユニット部分が取り外せるハズですが、自分のパト8はヘッドが取れません。分解出来ない様にハイテンションで締め付けて有るのか接着してあるのかは不明ですが、どれだけヘッド部分を緩めようとしてもビクともしません。分解してどうこうしようと考えてはいませんが…謎です。

どうでもいい事ですが“リフレクター”は【反射鏡・反射板】の“Reflector(名詞)”の事ですが、写真では白レフや銀レフの様に、“レフ”と使われるはナゼ?(米英語の発音はrɪfléktɚ)

ボディ

GENTOS PATORIO 8 / ボディ

テールスイッチ

GENTOS PATORIO 8 / スイッチ-1
GENTOS PATORIO 8 / スイッチ-2

 
ストラップ孔が“大きな長孔1つ”と“小さな長孔2つ”で左右(?)非対称になっています。

LED

GENTOS PATORIO 8 / LED

某販売サイトによると【Cree XP-C】というLEDチップらしいのですが、予告なく製品仕様が変わるみたいです。

電池

GENTOS PATORIO 8 / 電池1
GENTOS PATORIO 8 / 電池2
GENTOS PATORIO 8 / 電池3

(左:白エネ/右:黒エネ)

意外にも(?)手持ちのエネループ・プロがスムーズにセットできました。(メーカーは“エネループ対応”と明記しているが“エネループ・プロ対応”とは謳っていないので自己責任で…)

実用点灯時間を延ばしたい時、特に電池1本で使用する事を考えると少しでも容量が大きい電池が使えるのは有難いです。

SG-320 や DC-105F では、『エネループ・プロも何とかセットできるが…』という状態で、DC-105F に至っては全く余裕がなく、DC-105F にエネループ・プロをセットすると電池ケースの中の空気を押しだしながら “スゥーーー” と入っていく様な感じです。取り出す時も奥の2本目は“ポンッ”と叩いてやらないと電池が出てきません。

もしも電池が中で変形したら二重に悲しい事になるので SG-320 と DC-105F では、エネループ・プロを使わない方が無難です…。

照射

・Hi

GENTOS PATORIO 8 / 照射(Hi)

・Low

GENTOS PATORIO 8 / 照射(Low)
GENTOS PATORIO 8 / 照射

画像だと至近距離で照射しているのでスポットが強めですが、実際はもっと緩やかに光が拡がり、屋外で足元ぐらいの至近距離を照らすには見易い配光に感じます。FENIX LD25 は明るい所為か至近距離だとLowでもスポット部分を強く感じてやや見づらいです。(話の順序が変w)

撮影の時に気付いたのですが、Lowモードだとフリッカーが出るんですね。(肉眼では気付かないので、実用上は問題無いと思います)

直径

GENTOS PATORIO 8 / ヘッド径
GENTOS PATORIO 8 / グリップ径

実測で、ヘッド径が20.5mm、ボディの一番くびれてる(?)部分は17.9mm。

スイッチ

GENTOS PATORIO 8 / スイッチ

ON/OFFのタッチは柔らかくて軽いです。(リングは自前)
SG-320 の感触に近いので違和感なく操作できました。
スイッチの面積が大きいせいか、厚手の手袋をしたままでも操作できます。

パッケージにも書いてありますが 『ローテーションモードスイッチ』 となっていて、【ON】→【OFF】→【ON】の繰り返しで、【High】→【Low】→【QF】と照射パターンが切り替わります。
スイッチをOFFにした後、5秒以上経過すると再度ONにしてもモードは切り替わらず【High】から点灯します。

某サイトでは“約2分間隔”と書かれていましたが、自分の個体は何度試しても“約5秒間隔”です。(時計の秒針読みなので正確では有りませんが…)

スイッチ半押しでも“5秒間隔”の縛りは変わらず、“一応”間欠点灯は出来ますが短時間で間欠点灯を繰り返すとモード移行するので、用途によっては使いづらく、ユーザーの評価が分かれるのかもしれません。

追記:4/30
製品添付のマニュアルによると、“消灯後3分でHi点灯スタートにリセットされる”と有りますが、正常に機能したとしても、これって意味が有りますかねぇ…?“消灯時のモードを記憶”ともありますが、ニワトリと同じく3分間しか保持しない記憶って一体…。(ニワトリは3歩かw)
そもそも自分の個体は5秒でリセットされるので、マニュアルの記述とは思いっきり食い違うのですが、消灯後の再点灯は常に“Hiモード”からで良いのでは?

GENTOS PATORIO 8 / 取扱説明書

取扱説明書が有ったなんて・・・今日まで気がつきませんでした…orz

まとめ

一見すると悪評だけど裏を返せばエールとも受け取れる書き込みを購入前に多数みかけたので、敢えてパトリオ8を選んでみたのですが(実際は販売終了を知っての駆け込み購入w)価格の割に良く出来ててファン(?)が多いのに納得です。

スイッチの耐久性、モードの移行・切替に関する意見にマイナス評価が多い様ですが、少なくとも“間欠点灯不可の DC-105F ”で 『ちょっと照らして、直ぐにOFF』 にすると、いきなり“ビカビカビカッ”とフラッシュ点灯する仕様のスイッチより、遙かに使い易いと個人的に思います。(使ってる本人がフラッシュにビビるw)

確かに電圧が下がってくるとモード移行しなかったり、ON/OFFのレスポンスが悪くなったりと、不安定な挙動を示すので 『もしもの時、信頼性に欠ける製品』 なのかもしれません。
パトリオ9が継続販売されるのは、パトリオ9は同じ様な性能を謳いながらも使用電池が単3×2本なので、電圧が低下しても電池の本数で不安定さをカバー出来るからではないかと…。

しかしながら、国内メーカーで1AAのOPリフモデルは珍しく、ライト初心者(笑)の私でも【販売終了】は惜しいと感じる製品ですし、回路を改良してバージョンUPするか、後継の新製品を出して欲しいと思います。

ちなみに自分の個体は 2012/02 製造で、パッケージ裏面記載のバージョンは Ver.1.0 となっています。

GENTOS PATORIO 8 / バージョン

でも、マズいですよ…『リフレクターも全然イイ!』って判ったから・・・(オイw)
 

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