PILOT Hi-TEC-C COLETO 1000 & 2色用

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PILOT COLETO 1000 & 2色用 : review

今回は年初恒例の文房具ネタです。(…って今年が初めてですが…(^^;

筆記具もフラッシュライトと同様にユーザー各位の拘りがあるかと思いますが、doorman自身は『どうせ書くなら、少しでも書きやすいほうがイイよね…』ぐらいの感じで、用途に合わせて筆記具を選んでいます。

細かな文字を手帳などに書き込むに際には、筆記開始時の『擦れ』が起きにくいゲルインキ仕様の極細ペンを使い、水濡れなどで文字が滲む、或いは文字が消えてしまうと困る用途では油性ボールペンや鉛筆、シャーペン…というような感じで使い分けています。

今回ご紹介する『パイロット ハイテックC コレト』もゲルインク仕様の多色・多機能ペンになりますが、用途的にはシステム手帳用のペンにするつもりで購入しました。

製品HP

多色・多機能ペン

各社からゲルインク仕様の多色・多機能ペンが販売されていますが、ココ数年は『ぺんてる アイプラス 3色用』を愛用しておりました。

ぺんてる アイプラス 3色用 : アプリコットオレンジ

『アイプラス』を使い始めたのは、グリップにラバーが巻かれていないのと(最重要事項!)、直線的な本体形状が気に入ったからですが、パープルのインク色がポップ過ぎるのと、シャープユニットを使用する際に強めに筆圧を掛けるとペンの内部でリフィルがたわんで書きづらいのが不満でありました。

…で、先のノンラバーである事やデザインなどが自分の好みに合った製品が『コレト 1000』だったのですが、リフィル無しの実売本体価格が1,000円弱、自分に必要なリフィルも揃えると約1.5Kという価格なのでポチを躊躇いました。(^^;

『ハイテックC』の『書き心地』については、パイロットの『コレト』じゃないハイテックCのリフィル LHSRF-8C3(0.3mm)を大昔の手帳用油性ボールペン(※メーカー不明)に入れて使っていたので不安はなく、紙質の違いによる筆記時の感触やインクの滲み具合も経験済みで『Hi-TEC-C シリーズ同士ならコレトでも大差ない…ハズ』と考えました。

パイロット LHSRF-8C3(ブルーブラック)

古い油性ボールペンのリフィルはメーカーや品番が判らなかったのですが(現在のようにリフィルに刻印がない)、リフィルの寸法を測って色々調べてみたところ不明リフィルの全長や直径、クリンプの位置(※ココ重要!)が パイロット BTRF-8EF-(B・R・L) に近く、同パイロット LHSRF-8C3-(B・R・L・BB) なら互換性があるだろう…と判断したのですが、結果はドンピシャで問題なく使えています。

パイロット コレト1000 & 2色用

『コレト1000』の価格には躊躇したものの、自分にとって譲れない条件を全て満たすのは『コレト1000』以外になく、ヨドバシの残存ポイントを使って昨年秋頃に購入しました。(500はラバーグリップなので候補から除外)

そんなこんなで『コレト1000』を使い始めたら、書き心地も含めて自分好みの筆記具でしたので、やはり昨年に実戦投入した同じパイロットさんのミニ6穴システム手帳(PB701-130-BN)用に下位モデルの『コレト2色用』を追加ポチした次第です。

パイロット コレト& PB701-130-BN
パイロット コレト& PB701-130-BN

※PB701-130-BN 他、システム手帳のカスタマイズについては後日まとめて記事にします。

『コレト1000』と『コレト2色用』の各特徴などは追々ご紹介していきますが、リフィルをセットする際に開く天冠部分の機構が、同じ『コレト』でも『1000・500』と、現行のその他『コレト』では異なっていて、更に『3・4・5色用』と『2色用』とでは天冠キャップの形状が異なっています。

パイロット コレト1000 & 2色用
パイロット コレト1000 & 2色用

COLETO 1000・LHKC-1SC-S

パイロット コレト1000(シルバー)
パイロット コレト1000(シルバー)

『コレト1000』は5色のボディカラーが用意されていますが、無難なシルバー色にしました。

パイロット コレト1000(シルバー)

ペン軸の中央で二分割可能な構造ですが、リフィルは天冠部分を開けてセットします。

パイロット コレト1000(シルバー)
パイロット コレト1000(シルバー)

分割したパーツを内側から覗くと、ペン先側には花ビラのような模様のギザギザが存在し、天冠側にはリフィルが通る穴が4つ確認できます。

ペン先内部のギザギザは、半分にカットしたレモンやグレープフルーツを押しつけて果汁を搾り出す『スクイーザー』をひっくり返したような形状です。

ノックすると放射状に配置されたV字型の溝に沿ってリフィルのペン先が出るのでペン先内部がインクで汚れにくくなっています。(アイプラスは結構汚れます)

また、V字型の溝はガイド的な役割を果たすと共に、筆記時にリフィルを安定させる効果があるような気がします。

現行の『コレト』には、グレードに関係なくペン先内部の安定機構(?)が標準装備されています。

リフィルの装填・交換

パイロット コレト1000:リフィルガイド【1】
パイロット コレト1000:リフィルガイド【2】

『コレト1000』は、天冠部分に四角いボタンがあり、ココを押すと天冠キャップのロックが外れるようになっています。

パイロット コレト1000:リフィルガイド【3】
パイロット コレト1000:リフィルガイド【4】

コレト用のリフィルは、最初からスライドレバーが装着された状態で販売されていますが、どのリフィルのスライドレバーもコレト本体側のガイドに合致するように凹凸や羽根のようなフランジが設けられているので(※白矢印部分)双方をきちんと合わせて挿入します。(※全コレト共通)

パイロット コレト1000:リフィル交換【1】
パイロット コレト1000:リフィル交換【2】
パイロット コレト1000:リフィル交換【3】

リフィルの装填・交換は天冠部分を開き、スプリングに合わせて少しずつリフィルを押し込んで行きますが、挿し込む角度によっては、途中でリフィルが引っ掛かることがあります。

もし完全に引っ掛かってリフィルが入らない時は無理に挿し込むことはせず、一旦リフィルを抜いて挿し込む角度を変えてみるか、ペン軸中央の分割部分が緩んで内部の4つ穴パーツが不安定になっていないか確認してみてください。

パイロット コレト1000:リフィル交換
パイロット コレト:ボール径・芯径表記

天冠を閉めない状態では、スプリングの反発によってリフィルのスライドレバーが少し飛び出る形になりますがキャップを閉めると本来の位置にセットされます。

ちなみにコレト用のリフィルにはスライドレバー部分にボール系や芯径の表記があります。(※画像はバイオレットの0.4mm)

COLETO 2色用・LHKC10C-NC

パイロット コレト2色用
パイロット コレト2色用

『2色用』の本体カラーは無色のクリアボディのみになります。

『3・4・5色用』の本体は複数のカラーバリエーションが用意されていますが、グリップ部分にラバーが存在し、サイズも大きかったので(特に全長)購入候補から除外しました。、

パイロット コレト2色用

『2色用』もグリップ部分が分割可能な構造です。

パイロット コレト2色用
パイロット コレト2色用

『2色用』のグリップ部分にはラバーがなく滑り止めの細かな溝が刻まれ、1000と同様にペン先内部にはV字型の溝が放射状に配置されています。

パイロット コレト2色用

『2色用』なのでリフィルが通る穴は2つになります。

パイロット コレト2色用:天冠
パイロット コレト2色用:リフィルガイド

『2色用』も含む『無印コレト』の天冠(キャップ)は、本体とのツメで固定されるだけの単純な構造です。(※メーカーでは「ポン・デ・オープン」と呼称)

キャップ側、本体側ともプラスチックなので、何度も開閉を繰り返すと緩くなってロックが効かなくなると思いますが、『2色用』はキャップの高さが低いからか『1000・500』や『3・4・5色』のキャップよりも不用意にキャップが開き辛いと思います。

パイロット コレト2色用:リフィル交換【1】
パイロット コレト2色用:リフィル交換【2】
パイロット コレト2色用:リフィル交換【3】
パイロット コレト2色用

リフィルの交換要領は全コレト共通です。

リフィル: LHKRF シリーズ

パイロット コレト1000 & 2色用
パイロット コレト1000 & 2色用
パイロット コレト1000 & 2色用

選んだリフィルは…
・LHKRF-10C4-V(0.4mm・バイオレット)
・LHKRF-10C4-O(0.4mm・オレンジ)
・LHKRF-18H5(0.5mm・シャープペンユニット)
・LHKRF-28E(消しゴムユニット)

…の4本を『コレト 1000』用に、『コレト2色』用には…

・LHKRF-10C4-V(0.4mm・バイオレット)
・LHKRF-18H3(0.3mm・シャープペンユニット)

…の2本を選択しました。

PILOT ハイテックC コレト専用レフィル

パイロット コレト 1000
パイロット コレト 2色用

共通のインク色を【バイオレット】にしたのは、万年筆用のインクに使っているパイロットさんの【バイオレット】が個人的に気に入っているからで、『アイプラス』の【パープル】インクが、明るくてポップ過ぎた反省(?)もあります。

パイロット 万年筆インク:バイオレット

【ブルーブラック】も個人的に好きなカラーなので、普段使い用の『サラサ クリップ』で【黒】や【青】と共に常備色としているのですが、印刷物などの黒文字との違いがひと目で判り、いつ手帳に書き込んだか(家か?出先か?)…が思い出せるように手帳用のゲルインク色は、青系もしくは紫系のインク…という具合に使い分けています。

【オレンジ】に関しては、ほとんど修正・打ち消し線用として使っているだけなのですが【赤】よりも明るくて目立つというのが使用理由です。

ボール径に0.4mmを選んだのは、先の LHSRF-8C3-BB にて、紙質(特に再生紙)によっては筆記中にペン先が引っ掛かり、書き辛いと感じた事があったのと、一般的なノートに書く際には0.3mmでは細すぎるので、汎用性を考慮してワンサイズ大きな0.4mmとしました。

シャープペンユニットは、細かい文字が書ける0.3mmは手帳用に、0.5mmはA5ノートなどにラフスケッチを書く時に都合が良いので、0.3mmと0.5mmの二種類の芯径を選びました。

サイズ比較

パイロット コレト:サイズ比較

『コレト1000』や『アイプラス』は、ノートや手帳のペン挿しにセットした際に、A6サイズ以上でないと収まりが悪いかと思います。逆に『コレト2色用』の全長は 139mm と、一般的なノック式ボールペンと同サイズに収まっています。

パイロット コレト:リフィル比較
パイロット コレト:リフィル比較(ペン先)

リフィルの先端形状は、『アイプラス』のスリッチーズ・リフィルとよく似ていますが、若干、コレトのリフィルのほうが細くなっています。自分は使ったことがありませんが、オート/ニードルポイントの形状に近いかもしれません。(※どのリフィルも新品ではないのでインク残量については参考にしないでください)

シャープユニット/消しゴムユニット

パイロット コレト:シャープユニット/消しゴムユニット

『コレト』に限らず『アイプラス』や他社の多色・多機能ボールペンにもシャープユニットは用意されていますが、自分が調べた限りでは『消しゴムユニット』が用意されているのは『コレト』だけで、この『消しゴムユニット』の存在もコレトを選んだ理由の一つであります。

パイロット コレト:シャープユニット/消しゴムユニット
パイロット コレト:シャープユニット/消しゴムユニット

シャープユニットと消しゴムユニットは、他のリフィルとは異なり、プラ製パイプに入った状態でパッキングされています。

シャープユニット:LHKRF-18H5

パイロット コレト:シャープユニット/芯の補充方法【1】
パイロット コレト:シャープユニット/芯の補充方法【2】

シャープ芯の補充方法がイマイチ判らなかったのですが、パイロットのWEBサイトやパッケージの裏面に方法が記載されていました。

シャープユニットがコレト本体にセットされている場合は、一旦、シャープユニットを取り外して芯の補充を行う必要があり、セットできるシャープ芯は3本までと記載されています。

『コレト』のシャープユニットの剛性については、『アイプラス』のシャープユニットよりも僅かに剛性が高く、本体内部でのたわみも小さく感じます。

パイロット コレト:シャープユニット/芯径表記

シャープユニットのスライドレバーにも芯径が刻印されています。(※画像は0.3mmのユニット)

消しゴムユニット:LHKRF-15ERF

パイロット コレト:消しゴムユニット交換方法【1】
パイロット コレト:消しゴムユニット交換方法【2】

消しゴムユニットについても情報が少なく、一般的なペン型消しゴムの超極細版か?…と想像していたのですが、当たらずしも遠からず…でした。(^^;

消しゴム自体がノックする度に押し出されるのではなく、直径:2.2mmほどの消しゴムにプラスチック製の針が取り付けてられており、この針がシャープ芯のように押し出されて消しゴムが出るカラクリです。

パイロット コレト:消しゴムユニット交換【1】
パイロット コレト:消しゴムユニット交換【2】
パイロット コレト:消しゴムユニット交換【3】

なので、消しゴムユニットを交換・装填するには、シャープペンシルの芯をペン先から入れる要領でコレト本体にセットします。

一旦、消しゴム部分を引っこ抜いて入れ直してみましたが、入れやすい…とは言い難く(笑)それなりに手間取りました。

パイロット コレト:消しゴムユニット分解【1】
パイロット コレト:消しゴムユニット分解【2】

消しゴムユニットの分解を試みたところ、ユニットの中間部分がネジ式になっていて、シャーペンのノック機構と同じ物が組み込まれていました。どうしてもペン先から消しゴムが入らない場合は、ユニットを分割して新しい消しゴムをセットしたほうが楽かもしれません。

ただ、メーカー推奨の方法、或いはユニットを分割する方法でも、消しゴムに取り付けられたプラスチック製の針が折れたり曲がったりするとメンドクサイ事になるので交換は慎重に行う必要があります。

インク色比較

パイロット コレト:インク色比較

筆記用具は『書いてナンボ』ですし、インクの色が好みに合わないとアレかと思います。

全てのカラーの比較結果をお届けできれば良いのですが、それはチト厳しいので(笑)手持ちのゲルインクペンの中でも使用頻度の高い青・紫・オレンジ系の比較を行ってみました。

紙の色や紙質(上質紙/再生紙)でインクの滲み具合や色が変わってくるとは思いますし、水濡れでどんな状態になるかもテストしたので、インク色やインク成分選びの参考になればと思います。

パイロット コレト:インク色比較

改めて書き比べてみると、コレトの【バイオレット】はイイ色ですし、サラサの【青】も濃い青で実に自分好みであります。

【ブルーブラック】については特に差は感じられず、黒・赤・青と共に各社が販売しているインク色なので、異なるメーカーのペンを使いつつ、インク色を統一したい時には都合の良い色かと思います。

今回、テストに使用した用紙は、エトランジェディコスタリカ の ミニ 6穴用5mm方眼(SREF-G-01 ホワイト)ですが、どのペンについても筆記時のインクの滲みや裏抜けは起きませんでした。

また、システム手帳の月別予定表にはレイメイ藤井のダ・ビンチ・リフィル(DR275/DPR205)を使っていますが、こちらもインクの滲み、裏抜けは発生していません。

ただ、少し薄い再生紙のメモ帳で試書した時には、コレトのインクが最も滲んで線が太くなり、裏抜けも発生したので、コレトのインクは紙との相性がシビアかもしれません。

パイロット コレト:耐水テスト【1】
パイロット コレト:耐水テスト【2】

耐水性のテストは、左が水濡れ直後、右が水を拭き取った後ですが、『コレト(水性バイオポリマーインキ)』も『アイプラス(スリッチーズ・リフィル)』も耐水性については期待しないほうが良さそうです。

しかし『アイプラス』のリフィルには、色数は限定されるものの、油性インクやエナージェルインクのリフィルもラインナップされているので、耐水性を優先する場合はそちらを選択する事もできます。

『コレト』についても、パステルカラーとメタリックカラーのインクは『水性顔料ゲルインキ』なので、実際に試してはいませんが耐水性が高いかもしれません。

まとめ

『コレト1000』の素材はフル・プラスチック製ですが表面塗装は丁寧に行われていると思います。

ただ、ペン軸上半身の中央に成形時のパーティングラインがくっきり残っていたりして『高級感』については物足りないというのが本音ですし、『500』のようにラバーグリップを装備しているほうが安価って事は、メーカーもラバーグリップについてそう考えている…という事なんでしょう。(^^;

リフィル交換のギミック(天冠)については『便利なのか不便なのか良くワカラン…』ってのが正直なトコロです。

セットされているインク色やユニットがレバーの色分けや形状の違いでスグに判別できるのは便利なのですが、最大でも5本ぐらいなら何処に何色をセットしたかぐらいは自分で覚えていますし、意図せずボタンを押してキャップを開けてしまった時など『うーむ…(ーー;)』と複雑な心境になってしまいます。(ペン挿しから抜く際に天冠部分を摘むクセが災いしているかも?)

頻繁に色々なリフィルを交換して使用するユーザーにとっては便利な構造なのかもしれませんが、そうでないなら『アイプラス』のように、本体を二分割して下からリフィルを突っ込むタイプのほうがラフに扱えると思います。

他に気になったのは、リフィルの交換に少々コツが必要なのと、インクの減りが激しい点ですが、自分はインク色固定で頻繁にリフィルを交換する事はないですし、ゲルインキは消耗が激しいモノと割り切っていて、実際『アイプラス』と大差ないように感じます。(インクを節約するために、普段使いのペンは単色のゲルインクペンを使い『コレト』は手帳専用で使います)

それでも『コレト』を気に入ったのは事実で、特に『2色用』ついては『久々に良いペンに巡り会えた♪』と感じています。

ユーザーによっては『2色では足りない…』となりそうですが、『2色で充分♪』であれば、サイズ的にも携行しやすく手帳にもピッタリだと思います。使用頻度や使用期間、開閉を繰り返すことによりキャップのロックがダメになるかもしれませんが、安価なので数年使えればスッパリと割り切れるかと思います。(本体予備を追加購入予定)

『コレト1000』についてはサイズが大きいのですが、消しゴムまで装備してあるのでコレ1本で間に合います。よって、当初の予定通り、常にA5ノートと一緒に待機、もしくは持ち出しすることにします。

欲を言えば『2色用』の全長、デザインのまま『3色用・4色用』を製品化(旧版復活?)して欲しいトコロですが、「ポン・デ・オープン」をウリにしているので難しいカモ…(゚ー゚*)。oO

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