OLIGHTの新製品、ポータブル・ミニライト Obulb(オーバルブ)のプロモーションレビューです。
ほぼ球体の可愛らしいボディで、小型ゆえにベッドサイドやテーブルに置いても場所を取らず、吊り下げても使える『ミニ・ランタン』です。
既に OLIGHT社初のランタン製品として オーランタン(Olantern)が先行販売されていますが、小型の Obulb はどんな製品なのか…レポートしたいと思います。
製品HP
- OLIGHT Store JAPAN – olightstore.jp
- OLIGHT Obulb – olightstore.jp
- OLIGHT Obulb 3色パック – olightstore.jp
- OLIGHT Official WEB site – olightworld.com
- OLIGHT Obulb / Wine Red – olightworld.com
- OLIGHT Obulb / Moss Green – olightworld.com
- OLIGHT Obulb / Basalt Grey – olightworld.com
- OLIGHT Obulb (Red) – amazon.co.jp
- Olight® Direct JP – amazon.co.jp
OLIGHT Official SNS
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- instagram – Official Olight Page / olightworld
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- YouTube – Olight World
パッケージ
Obulb のカラーバリエーションは…
・ワインレッド(Wine Red)
・モスグリーン(Moss Green)
・バサルトグレイ(Basalt Grey)
…の3色が用意されています。
裏面には主要諸元を記載。
白地の化粧箱にはシュリンク包装がなされています。
開封すると『お使いになる前に…』のPP製カバーが入っています。
ココには『使用前に底部のスイッチを2秒間押してロックを解除、充電してから使ってネ♪』との記述があります。
Obulb は輸送中の誤点灯を防ぐ為に出荷時に『ロックアウト』されているので、開封時にロックアウトを解除する必要があります。
READ ME シートを取り出してからObulb本体を引き出しますが、Obulbと一緒に小箱も出てくると思います。
この小箱には MCC1A充電器、多言語マニュアル(日本語対応)、接着プレートが納められています。
※小箱の裏面にも『ロック解除』についての記述があります。
丸いプレートはチャレンジコイン…ではなく、片面に両面テープが貼られた非鉄壁面用固定プレートになります。(※詳細後述)
※マニュアルは OLIGHT Official HP(olightworld.com) OLIGHT Obulb の製品ページよりPDFマニュアルがダウンロード可能です。
仕様/サイズ
・直径:54mm
・高さ:48mm
・重量:55g
・防水性能:IPX7
・耐落下性能:1.5m
使用可能な気温は 0℃~40℃、保管時は -20℃~60℃ である点に留意してください。
本体内部にリチウムポリマー充電池(容量:630mA)を内蔵しています。(※充電については後述)
ボディ
前述の通り、ほぼ球体の形状で外殻は樹脂素材で出来ています。(乳白色のディフューザー部分はポリカーボネイト製)
着色されている南半球の部分(?)は、底部も含めて全体がエストラマー樹脂でコーティングされ『Obulb』と『OLIGHT』のロゴやシリアルNo.がプリントされています。
スイッチ
底部のほぼ全体がスイッチとなっており、MCC充電の充電ポートを兼ねています。
3ヶ所にMCC充電用の電極が配置されていますが、センターが【-】、両側が【+】となっています。
点灯時・消灯時の双方にて、電極にテスターを充ててみましたが、電圧が検出できず導通反応も無かったのでMCC充電器のパッドをアタッチしないと電流が流れない構造となっているようです。
Obulb は水に浮かべても使用可能…をウリのひとつとしているので当然の仕様かとは思いますが、入浴しながら湯船に浮かべるような使い方は避けたほうが安全かと思います。
本体底部にはマグネットが内蔵されているので、直接鉄部に吸着固定できます。
非鉄素材の壁面に固定する場合は同梱された接着プレートを使用しますが、接着プレート側にはマグネットが仕込まれておらず、恐らく薄い鉄板が入っていると思われます。
Obulb を吊り下げて使用するには、一般市販されているフックを別途購入し、接着プレートにフックを取り付けて吊り下げる事になります。
MCC充電器側にはマグネットが仕込まれていて、双方の磁石が引き合って充電器が固定される仕組みです。
スイッチを押した感触や押す位置によって反応に差が無いので、スイッチ機構は圧電素子を使った電子式スイッチだと思いますが、もしかしたらタクトスイッチ…かもしれません。
スイッチを直接指で押しての操作はモチロンですが、平らな机の上にObulbを置いて本体の直上を手で押しても操作は可能です。
電池/充電
内蔵電池容量は 630mA(3.7V)、電池残量がゼロの場合、最大 DC 5V・650mA で充電すると、約2時間で充電が完了…とあります。
Obulb に付属するMCC充電器は MCC1A、ケーブル長は約50cmです。
他のMCC充電器と同様にパッド部分にインジケーターが配置されています。やはり非充電時でも通電するとインジケーターが【緑】で点灯します。
MCC充電器のパッド部分を本体底部にセットすると直ちに充電が開始され、充電中はインジケーターが【赤】で点灯、充電完了時には【緑】で点灯します。
充電中も点灯させることは可能ですが、長時間の連続充電は故障の原因になりますし、メーカーが保証する使い方ではないので、ヤルなら自己責任でお願いします。
モード
Obulb の基本操作は、スイッチのシングルクリックでON/OFF、点灯中はスイッチの長押しでモード変更と非常にカンタンです。
Obulb のモードは4モードで、【White-Low】→【White-Hi】→【Red】→【Red Flash】→【Low】…のサイクルでモードが移行します。
モードメモリを備え、消灯時のモードで再点灯します。(モードメモリは全モードに適用されます)
消灯時にスイッチを長押し(1秒程度)するとモードメモリに関係無く【Low】で点灯を開始、2秒以上押すとロックアウトに設定されます。
ロックアウト中にスイッチを操作すると瞬間的に【Low】で点灯しますが、2秒以上スイッチを押すとロックが解除され【Low】で点灯を開始します。
OLIGHT Obulb – Wine Red / Moss Green / Basalt Grey : Review(日本語版)
点灯
Low、Hi、Redでの点灯例です。(他に Red-Flash モード有)
画像では白色光に見えますが、肉眼では電球色に近い光色に見えます。
白色ライトの光色は電球色で【Red】モードは暗順応状態の目にも優しくなっています。
まとめ
小型で軽量、電池内蔵、コードレスなので『ちょっと灯りが欲しい…』という場所に置いて使うには便利な製品で、季節柄、クリスマスツリーのオーナメントやクリスマスリースの電飾にも使えます。
電源が充電池のみで乾電池で点灯させる事ができないので防災向きではありませんが、内蔵充電池の容量が630mAと限られており、消費電力も少ないので乾電池で使えるモバイルバッテリーと組み合わせれば非常時の照明としても使えるかなと…。
それに防水性能が IPX7 なので雨天時や水を使う場所でも気兼ねなく使えるのは大きなメリットだと思います。
気になったのはエストラマーでコーティングされた下半球の部分で、経年劣化(加水分解)によるベトつきがどうなるか?…が気になるトコロです。
滑り止め目的だけでなく防水性向上も兼ねた仕上げ(構造)かと思われますが、滑り止め加工は底部の接地部分のみの最小限に留めてあれば更に良かったと思います。
電池内蔵なので『電池寿命=製品寿命』とはなりますが、電池寿命が来る前にコーティングの劣化が始まると悲しいので、次期モデルではエストラマーを使わないデザイン、仕上げも是非考慮して欲しいです。
他には、点灯モードに『キャンドル』的な炎の揺らぎを再現するようなモードや、ランダムに点灯・消灯を繰り返すイルミネーションサイン的なモードがあれば面白く、インテリア照明としての訴求力もアップするかと思います。
『高級感』については、人によって評価が別れるかと思いますが、丸っこくて愛らしいデザインは女性にも受け入れて貰えそうで、個人的にはシンプルで良いデザインだと思います。
また、Obulb は本体底部に重量が集中しているので、横に置いても転がしても民芸品の『起き上がり小法師』や『ダルマ』のように、必ずスイッチを下にして起き上がります。七転八倒…ではなく、七転八起で縁起がよろしいかと♪
水回りの簡易照明とするには間違いなくうってつけのミニ・ランプなので、そうした用途で使う場合には一考に値する製品だと思います。