こういうスッキリとしたデザインの 18650 Li-ion充電池を電源としたモバイルバッテリー(パワーバンク)をずっと待っていたので、先のMi2と一緒にポチ♪
某社のC2も同じコンセプトの製品ですが、スッキリデザインの同C1がお蔵入りとなり、幻の製品と化してガックリ来た覚えがあります。
電池が別売りの廉価な樹脂製キットも買ってみたのですが、使用可能な18650に制限があり、安全性にも一抹の不安を覚え使わずじまいとなりました。
CH1Xには最初から容量:3400mAhの18650が付属しますが、ライト好きにはお馴染みの18650が電源として使えるのも魅力です。(※他社製18650は動作保証外なので使用に際しては自己責任です)
パワーバンクとしてだけではなく、単セル充電器としても使えるCH1Xですが、実際に数日間使ってみたのでレビューしたいと思います。
製品HP
- KLARUS Lighting Technology Official HP
- KLARUS CH1X Multi-functional Mini Power Bank (Power Bank and Battery Charger 2-in-1) – klaruslight.com
- Klarus CH1X – amazon.co.jp
KLARUS Official SNS
- Facebook – Klarus Lighting / @klaruslight
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- Twitter – Jiayan E-commerce Japan
パッケージ
パッケージはブリスターパックで裏面に使用方法や仕様が印刷されています。
CH1X本体の他にUSBケーブル(約51cm)、USBポートに挿し込んで使えるミニ・ライトが付属します。
18650電池は本体に内蔵して出荷されるので、使用前に絶縁シートを取り除いてください。
USB ミニ・ライトには両面にチップ型LEDが実装されています。
USBポートに挿し込むだけで点灯するので手軽です。ライト部分のUSBコネクタには保護キャップも着いているのでCH1Xと一緒に持ち歩けます。
仕様/サイズ
入出力とも2Aで充放電できます。
筐体はフラッシュライトでお馴染みの 6061-T6 アルミ製で仕上げは HA-III となっています。
標準付属の18650を装填した装備重量は約78gですが、これは使用する電池によって増減します。
本体
見ての通りのシンプルな円筒形です。
片側(キャップ側)に入出力のUSBポート、反対側にシリアルNo.や仕様がプリントされています。
本体側面には KLARUS のロゴのみがプリントされています。
本体カラーは【シルバー】の他に【黒】と【ゴールド】が選べますが今回はシルバーを選択しました。シルバーでも白銀ではなく鈍い銀色、灰銀という感じの落ち着いた色合いです。
内部両端にスプリングを備えているので電池のサイズ差、衝撃を吸収してくれます。
最初から防水性は考慮されていないのでUSBポートのカバーは無く、ジョイント部分にもOリングはありません。
付属電池
付属の18650はプロテクト回路付きのボタントップ型です。
全長・直径の実測値は↑の通りですが、このサイズより小さな18650であればCH1Xにセット可能です。
電池の交換・装填はキャップ側から行い、【-】から挿入します。
ネジ部に絶縁塗装が施されていないので、キャップを緩めて物理的に充電をカットすることはできません。
充電/放電
CH1Xに充電(正確には内部の18650に充電)するには、CH1Xの micro-USB ポートにUSB・5V出力の電源を接続します。
CH1Xをモバイルバッテリー(パワーバンク)として使う場合には USB-A のポートを使用します。
入力時と出力時とではインジケーターの表示(色)が異なります。(※パッケージ裏面参照)
充電時は電池の熱が筐体に伝わり、密閉構造な事も影響してかCH1X全体が熱を持ちます。季節や室温によって感じ方は異なると思いますが、熱が気になる場合は充電済みの18650電池と交換する手もあります。(別途18650対応の充電器は必要ですが…)
無負荷時
給電(放電)時
mini USB LED-Light
内部の18650の電池電圧が 3.6Vの状態で撮影しましたが、無負荷状態でも充電中でも、電圧・電流量ともに安定していました。
ちなみに付属の Mini USB LED-Light の消費電力は、70~80mA前後でした。満充電状態からだと40時間以上点灯可能な計算になります。
CH1Xにセットする18650の電圧(電池残量)、或いは放電性能、経年劣化の状態によっては2Aの出力が出来ないこともあるので注意してください。
まとめ
円筒形ゆえに転がりやすいのが気になりましたが、屋内での使用が前提なので欠点とまでは言えないかと思います。
上の画像は、左が廉価なノーブランドの樹脂製キットですが、プロテクト回路無しの18650しかセットできません。
IMR18650を使う事も考えましたが、これの為に1本だけIMR18650を調達するのもアレですし、何よりも樹脂製の簡易な構造ゆえに万が一の時に不安です。
CH1Xとは価格差があるので当然なのですが、品質・質感とも段違いですし、価格差は安全への投資・保険と考えました。日常的にEDCする事を考えれば、安心して使える事を最優先に製品を選ぶ事が大切だと思います。(もし人混みの中で…恐い、恐い…(^^;
主にスマホのチョイ足し充電に使ってみましたが、例え3400mAhの容量でも予備電源を持っているといないとでは安心感が違います。
ライトに興味のない堅気の方にもオススメですが、18650仕様のフラッシュライトを使う方には特にオススメしたいです。