今更多くを語る必要もないド定番の製品かと思いますが、マグライト・ソリテール LED (マグソリLED)のレビューです。
購入してから気付いたのですが、どうやら仕様の変更があったみたいで、今回はマグソリLEDの中でも 47ルーメン版のレビューです。
シルバーの37ルーメン版を未開封の状態で温存していたのですが、レビューしないまま布教活動の一環として(笑)友人に譲渡したので旧版との比較ができません。
47ルーメン版のLEDが従来のLUXEON(Lumileds)製からCREE製に変わったようなので、その辺りをメインにレビューしたいと思います。(マグソリLEDは、40ルーメン版も存在してたようですね…)
参考リンク
- Two gens of the LED Maglite Solitaire? – candlepowerforums.com
製品HP
パッケージ
プレゼントや鑑賞用(?)にはギフトBOXが良いのですが、普段使い用なので少しだけお値打ちなブリスターパック版にしました。
マグソリLED本体、DURACELL 1.5V・単四アルカリ乾電池×1、ストラップとお馴染みの商品構成です。
台紙部分がマニュアルになっていますが、記述言語の数からして世界中で愛用されているロングセラー商品というのが伝わってきます。
仕様/サイズ
・【旧】37lumen – LUXEON C
・【新】47lumen – CREE XQ-A (?)
新旧の仕様は↑の通りなのですが、37ルーメンから10ルーメンのアップですがランタイムは変わっていません。
輝度(カンデラ=cd値)は47Lm版の方が低く、照射距離も47ルーメン版の方が短くなっています。
防水性能は防雨から耐水深:1mにアップ、耐落下は 1m から 2m に向上しています。
新旧共に、搭載LEDについての公式なアナウンスはありませんが、47lm版は CREE XQ-A だと思います。(※詳細後述)
黒の電球マグソリは、20数年前に馬込の“どっきりカメラのキシフォート”で買った物ですが(笑)、LED化されてもサイズ(L=81mm・φ12.7mm)デザインとも全く変わっていません。
ミニマグ・2AAのLED版は、電球モデルからヘッドサイズが変更されたようですが、マグソリは従来のままです。(蒲田店はまだあるみたいですね…懐いw)
ボディ
今回はグレー色を購入しましたが、以前のグレー色よりも青味成分が強くなっているように感じました。(次はシルバーか赤にする…)
ヘッド
リフレクターはミラー(SMO)仕様。
電球マグソリよりも前面の樹脂フィルターのパッキン(Oリング?)が厚くなっているのが判ります。37lm版がどうなっていたか確認できないのですが、防水性能の向上に関係していると思われます。
また、防水パッキンと風防フィルターをしっかり密着させる為に、リフレクターパーツもしっかりと固定できるようになっているかもしれません。
LED
最初に搭載LEDを見た時には、何処のLEDが判らずネットで検索しても情報が得られなかったのですが、顕微鏡モードでエミッタを撮影して CREE XQ-A ではないかという結論に至りました。
■参考リンク
・CREE XLamp XQ-A – cree.com
※画像は CREE HP より転載
基板を実測したら1.6mm角、二重のドーム構造で外側のドーム表面がエンボス調に加工されている点も一致しているので CREE XQ-A で間違い無いと思います。
XQ-A と外観がよく似た XQ-E もありますが、XQ-E の仕様ではオーバースペックとなるので XQ-A の方でしょう。
37lm版からcd値が下がったのも、二重ドームとドーム表面加工の影響で拡散度合いが増した…と考えれば辻褄が合います。
テール
テール形状、内部のOリングも初期のマグソリと同じです。
当然、LED版に予備球は入っていません(笑)
電池
原則として、1.5Vのアルカリ単四形乾電池での動作が保証されています。
1.2Vの eneloop でも点灯させられますが、Ni-MH充電池を使用する際には電池電圧が0.9Vを下回らないように注意してください。
色比較した画像の電球ミニマグ2AAも20年以上経過したモノですが、電池の液漏れでリアが固着、使用不能寸前になるところでした。なのでマグライトでアルカリ乾電池を使うのには抵抗があるのですが、入手性の良さとランニングコストの低さ、安心感は捨て難いモノがあります。
照射
水平照射
配光/光色/演色
LED電球
MAGLITE SOLITAIRE LED : 47lm
Sofirn C01S / Luminus SST-20
LUMINTOP TOOL AAA / Nichia 219B
LUMINTOP TOOL AAA / CREE XP-G2
MAGLITE SOLITAIRE (bulb) : 2lm
撮影し忘れましたが、マグソリLEDもワイドにしていくとダークスポットが発生してドーナツ状になります。
光色は純白ですが、ほんの少しだけ青味成分が強いように感じます。
Cree XQ-A には3000Kの電球色も用意されているので、WW版のリリースをちょっと期待してしまいます…(^^; > MAG-LITE
まとめ
『そういえば、マグソリLEDを嫁に出して手元に無い…(´・ω・`)』
・・・と、事前に調べもしないで衝動的に Amazon でポチッたのですが、アタリもハズレも無いから安心…という認識だったのかも?
次稿以降の絡みもあって、慌ててこのレビューを書き始めたのですが、実はレビューを書きはじめるまで47ルーメンになっていた事に気付きませんでした(笑)
光束値が10ルーメンアップしてもランタイムが据え置きならば素直に歓迎すべきなのですが…
特にエミッタの種類やメーカーに拘りがあるワケではないですが、時代の流れ、市場(ユーザー)の要求とはいえ、過度にCREE化が進行してしまうのは寂しいですね…(´・ω・`)
個人的には、ルーメン値の向上よりも防水性能と耐衝撃性能がアップした事の方が嬉しいです。
なので、防水性能と耐衝撃性能に魅力を感じるならば、37lm版からの買い増し、もしくは買い換えするのもアリだと思います。