久しぶりの UltraFireブランド(?)のライト♪
P60互換バルブを使うライトですが、昨年の11月にFastTechより $9.17 (≒¥1,100)で購入しました。
HERNIA(ヘルニア)というネーミングが微妙な感じもしますが、突出や脱出という意味も含んでいるようで、LED全盛時代のアンチテーゼ的な製品なのかな…と、勝手に想像しています…(゚ー゚*)。oO
あまり需要は無いかもしれませんが、ネット上の情報が少ないのでレビューなぞを・・・。
パッケージ
クラフト紙のシンプルな外箱ですが、結構しっかりとした箱です。
サイズ
P60互換ライトとしては小振りなサイズ。
グリップ径やヘッド径も小さいのでハンドリングが非常に楽です。
ボディ
UltraFireらしからぬ・・・と、言うと語弊があるかもしれませんが、螺旋チックなローレットが印象的で、アーバンでアバンギャルドでカジュアルなスタイルがオサレかも?(※意味不明)
まぁ、人によって好みが別れるかとは思いますが、見慣れた菱形ローレットと異なるデザインは新鮮に感じます。
加工や塗装について多くを望むのは野暮ってモンですが、価格の割りにはちゃんと加工されていると思います。
【18650】の文字がドーン!とプリントされていますが、搭載されるバルブが3.7V仕様だからだと思います。なので、2×CR123Aの6Vで使うと過電圧でバルブが昇天召されます。
こんな感じで軽く分解できます。
ヘッド
ヘルニア君の中で唯一の不満点がこのベゼル形状・・・何故にストライク形状にしたのかが理解不能です。
いや、別にストライク形状が悪いワケではなく、この形状にするならばエッジ部分の面取り処理をしっかりして欲しいなと・・・。(全般的に面取りが甘いので塗装の傷みも早そうです)
消し忘れ防止になるのは確かですが、それならココまでギザギザにしなくても良いと思うのですが・・・
18650機としてはコンパクトなサイズなのでポケットにも入れられるのですが、面取り処理が甘いので布が裂けてしまいそうです。
将来的には自分が使いやすいようにベゼルを削り落としてプレーンベゼルにするつもりでいます。
UltraFireロゴ入りのステッカーがはられたキセノンバルブは3.7V仕様。
ホンモノか否かの詮索は無意味とも言えるので、その辺りはスルーでお願いします。
ヘッド径に合わせてガラスフィルターの直径も小さくなっています。
ヘッドパーツとのジョイント部のネジ切り長さが若干短い気もしますが、廉価な製品でありながらネジ部の加工はしっかりとなされている印象です。
スイッチ
スイッチはリバースクリック式で間欠点灯は不可。
キセノンバルブの単モードなのでフォワードクリック式を期待したのですが・・・。
スイッチトップが低く突出部も少ないのですが、スイッチ面積が広いので操作はしやすいです。
リアのネジ切り長さも短めですが、廉価な製品にありがちなイイ加減な加工ではなく、すぐにネジ山が潰れてしまう事もなさそうです。
ただ、例によってリアのOリングが簡単に切れてしまいました・・・(´Д` )
一応、リアキャップにランヤードホールは有りますが、ソラフォのランヤードリングが装着できたのでコレで使うつもりです。
照射
若干キツめですが、LEDバルブとの交換も可能です。
以前に自作したSAMSUNG LH351A 電球色(3000K)LEDのバルブと交換してみました。
シュア純正のP60キセノン以外は全てP60互換LEDバルブですが、LEDバルブのリフが同じなので照射角度に差はありません。
LEDダイのサイズの違いで中心光に差が見られますが、XP-Eの配光が一番シュア純正に近い気がします。
まとめ
18650対応ですがプロテクト回路付きの70mm近い全長の電池だとリアスプリングの反発を強く感じます。リアスプリングを3巻きほどカットしてやると丁度良いかもしれません。
塗装や面取り処理など、細部を見ていくと価格なりではありますが、個人的には結構気に入っています。
シュアやソラフォ、UltraFire自身との互換性も皆無なのでレゴって遊ぶ事は叶いませんが、コンパクトなP60互換ライトとしてガシガシ使いたいと思います。
使い込んでいるうちに簡単に塗装が剥げると思いますが、ソレはソレで味が出てくるのではないかと・・・(゚ー゚*)。oO
限定生産品ではないようですが、それほど大量に生産されてもいないようなので、入手を希望されるなら早めの方が良いかと思います。