満を持して登場した…と言っても語弊は無いと思います。
XHP70を3発搭載し、Max:9,000ルーメンの公称値を持つ爆光flood系ライトが OLIGHT X7 Marauder です。
今回レビューに使用した X7 も amazon Olight® Direct JP さんから実機を提供して頂きましたが、ハイドレインに対応したOlight純正 3500mAh 18650 HDC (10A) ×4本がセットになったキットバージョンを使用しております。
■製品HP
・OLIGHT Official WEB site – olightworld.com
・OLIGHT X7 Marauder – olightworld.com
・OLIGHT X7 Marauder / 18650 x4 kit – amzon.co.jp
ライト本体についても別エントリーで細かくレビュー致しますが 『どれぐらい明るいのか?』 が、やはり気になると思いますので、今回は…
え? 能書きはイイから早く始めろ…? あ、ハイハイ…(^^;
それでは、前置きはこれぐらいにして OLIGHT X7 Marauder の照タイムをお楽しみ下さい♪
照射
屋外照射
白昼(中央立木まで67m)
OLIGHT X7 Marauder
OLIGHT X7 – All mode
ThruNite TN36-UT
TN36-UT / X7 比較
Moonlight / Nightlight 比較
Low 比較
Med 比較
Hi 比較
Turbo 比較
Turbo / Turbo-S 比較
他製品との比較…となれば、やはり同じXHP70 ×3仕様の ThruNite TN36-UT って事になるかなと…(^^;
疑り深い方は、『意図的に露出を上げてるんじゃ無いか?』 とか 『レタッチしているんじゃないか?』 とか思われるかもしれませんが、リサイズして減色加工は施していますが、露出などは一切弄っていません。全てレタッチ無しの撮って出しです。(過剰に露出を上げたビームショットは夜空も明るくなり不自然な絵になるのでスグに判ります)
撮影当夜は時折強い風が吹いて土埃が舞う状態で、あまりコンディションは良くありませんでした。
X7 の【Turbo-S】では画面全体が白っぽくなっていますが、土埃と地面に反射した光が直接レンズに入りハレーションを起こしているためかと思います。
※全て 26mm(APS-C)/ ISO:200 / F5.6 / 4秒 / AWB の設定で撮影
Nightlight / Moonlight
最小モードで点灯した状態での比較が一番判りやすいと思いますが、3灯各リフレクターの口径と深さは、X7の方が大きく深くなっています。
水平照射
リフレクターサイズの違いがそのまま配光に表れ、X7の照射角度と中心光、周辺光がTN36-UTと微妙に異なっているのが判ります。
演色比較
18w 蛍光灯
OLIGHT X7 Marauder
ThruNite TN36-UT
演色比較では、同じ CREE XHP70 の Cool-white を搭載していますがX7の方が少し色温度が高いようです。(※個体差の可能性もあります)
ただ、2製品を並べて比較すれば色温度の違いが判るレベルで、屋外照射に於いてその違いを意識するほどではありません。
実際に演色性能も優秀ですし、スッキリとした白色光に好感が持てます。
RGBの中の【G】と【B】要素が少し高いようですが、赤が濁ったり、青が強調されたり、白が青味を帯びたりする程では無いので撮影の補助照明としても充分使えます。
まとめ
OLIGHT X7 Marauder を一通り照射してみて感じたのは...
これは明るい!
…の一言に尽きます。
数値上では7300Lmより1700Lm明るくなっても、驚くほどでは無いだろうな…と思っていましたが、ココまで明るいとは…撮影しながら 『ウホォー♪』 と声が出てしまうほどでした。
先行販売されているTN36他をよく研究しつつ、単なる爆光Flood系製品ではなく中距離照射用途も想定した配光になっていて差別化を意識した製品作りがなされている印象を持ちました。
また、最大出力:9,000ルーメンによる加熱対策についても配慮され、連続点灯可能な時間は2分30秒と、かなり安全側に振ったリミッター制御が行われています。
・【Turbo-S】9,000→1,800 Lm (2分30秒/200分)
・【Turbo】 5,500→1,800 Lm (8分/215分)
・【Hi】 3,000→1,800 Lm (32分/200分)
ハイドレイン対応電池を使っても電池残量が充分でないと【Turbo-S】で点灯させられませんが、【Turbo-S】に入った時点でヘッドの温度が上昇するのが体感できます。
どんなに明るくても安全に使えなければ意味が無いのでX7の仕様には好感が持てます。
また、高出力製品に馴れていない人でも安全に使えるのは非常に重要なことだと思います。
次回は Olight X7 Marauder 本体のレビューをお届けする予定です。